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2004年2月25日 (水)

McLaughlinの生ギター





McLaughlinのイメージというと、ふつうはマイルス・バンドとマハビシュヌ・オーケストラじゃないだろうか。初めて買うジャズのCDのイメージとしてはとしては確かにエグいかもしれない。



McLaughlinがいたころのマイルスバンドは、賛否渦巻くエレクトリック・マイルスの全盛期で、McLaughlinもチック・コリアなどとともに大いに貢献したものだった。



マイルスバンドを経て大物になったジャズマンは、古くはレッド・ガーランド、ウイントン・ケリー、ビル・エヴァンスにキャノンボールやコルトレーンと多いが、この時期(1960年代の終わり頃)のマイルス・スクールの卒業生にはいくつかの共通点があって、それはグループコンセプトということじゃないかと思う。



この時期の卒業生たちは、チック・コリアがRTF(Return To Forever)、ザビヌル、ショーター、ビトウスがWR(Weather Report)、ハンコックがヘッドハンターズそして我らがMcLaughlinがマハビシュヌ・オーケストラを結成してそれぞれに活躍した。ただ一つの例外はキース・ジャレットで、彼はマイルスの元を離れた後、グループじゃなくてソロ・ピアノで活動を始めた。まぁ、彼のこの行動も、マイルスのグループコンセプトを意識して逆手に取ったといえなくもないかもしれないこともない。キース・ジャレットというのはそういう人だ。



マハビシュヌ・オーケストラでも当初はエレキギターをばりばりに弾きまくっていたMcLaughlinであったが、だんだんと志向がアコースティックになっていく。そもそもこの名前からしてわかるとおり、インドの仏教(大乗仏教なので日本の仏教とはちょっと違うらしい)に傾倒していたMcLaughlinは、なんだか自然回帰とかそういう方向へ進み始める。



そのころのアルバムで、私が今も欲しいと思っている(実はLPでは持っている)のが先述の「My Goal's Beyond」だ。このアルバムでは前半がインド音楽風なのだが、後半で生ギターのソロとなって、ビルエバンスやチックコリアなどの曲を演奏している。その中でも私のお目当ては「Follow your heart」という曲だ。たしかこれはMcLaughlinのオリジナルだったと思う。詳しい話はまた別の機会に。




初めて買ったJazzのCD

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