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2004年2月25日 (水)

検索エンジン





いまや検索エンジンと言えばGoogleが飛ぶ鳥をも落とす勢いだが、数年前にはAltaVistaという、とても頭のよい検索エンジンがあった。Googleも確かに頭がいいのだが、googleのアタマのよさというのはその運用がアタマいいというか、ビジネス的に成功しているということで、AltaVistaは本当にそれ自体で頭がよかった。



それは一体どういうことかというと、複数の単語で検索する場合に、それらの単語が接近していて、しかもページの先頭に近いほどポイントが高くなる、というアルゴリズム(それだけじゃなかったと思うけど;詳細な論理記述ができるとか)を持ったものだったのだ。



この「検索単語の距離」というのは実に効果的で、いろいろと有益な情報をもたらしてくれたのだった。



さらにAltaVistaの偉大なところは、「AltaVista in your PC」というフリーソフトを公開したことにある。これは自分のPCにインストールして、メールボックスやらいろんなドキュメントから目的の文書を探し出してくれるというものだった。私は当時WINdows関係の開発資料や、一日100通くらいくる(当時はSPAMなんてなかったからね)メールをこれに捜させて、ずいぶんと助かったものだったのだ。



ところが、このソフト、Versionが0.7から0.8と上がっていくに連れてだんだんに動きがおかしくなり、どういうわけか0.9になったときにはほとんど使い物にならなくなっていた。ちょうどそのころ、AltaVistaを運営していたDECという会社がCompaqに買収された。DECはUNIXを生み出す母体となった、実に由緒正しい会社だったのだが、なんというか、テクニカルな会社がビジネスな会社に飲み込まれるという、時代を象徴するような出来事だったのだ。



そういうわけなので、今もhttp://www.AltaVista.comというのは存在するが、これはすでにそのころのAltaVIstaではない。フリーソフトになるはずだった(有料でもかまわないと私は思っていたし、今も思っている)、「AltaVista in your PC」もどこかへ消えてしまった。



かえすがえすも残念なのは、調子のよかったversion0.7のころの、「AltaVista in your PC」のインストールイメージを私が持っていないことだ。この件があってから、私は古いバージョンのソフトも捨てることなく保存するようになったのだった。


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