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2004年3月 9日 (火)

著作権

C 海外からのCD逆輸入を阻止するためにいろいろと動きがあるようだが、これはちょっとよ〜く考えてみた方がいいと思う。

元来、音楽というものは記録できないものだった。風とともに流れていって、残すことはできないものだったのだ。

ところが音を記録し、蓄積し、複製する技術が出てきたおかげで、私たちは時間と空間を越えてすばらしい音楽を楽しむことができるようになった。そしてそれと同時に音楽ビジネスというものも発達していった。

で、今、記録/蓄積/複製がデジタルになって問題が起こってきた。誰にでもコピーができるということが、音楽ビジネスにとっての脅威となってきたのだ。

音楽ビジネスの言い分はこうだ「著作権を守りましょう」「音楽家への資金供給をなくしてはいけません」。しかし、CDやDVDの売り上げのどれほどが音楽家にわたるのだ? 売り上げのほとんどは「音楽ビジネス」の中に吸収されているのではないのか?

著作権とコピーライトは同じではないが、コピーライトとはまさに「コピーする権利」のことだ。今、技術の発達によって誰にでもコピーができるようになったにもかかわらず、その「コピーする権利」を音楽ビジネス業界の中で独占しようとするのが今の著作権保護の動きだ。CCCDのような中途半端な技術でしか対策を立てられないのなら、ほんとにいっそのこと業界全体をリストラすればいいのだ。

今のように、理不尽な著作権保護の動きはきっと破綻する。国内にCD/DVDの再販制度を残したまま格安CD/DVDの輸入を制限するようなおかしなことがいつまでも続けられるはずはない。

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