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2004年6月16日 (水)

アドリブ

学生のころからJAZZを志して、いろいろもがいていたわけだ。そして今ももがいている。

ずっと、「コードの呪縛から逃れたい」と思っていた。アドリブはコードに沿って行うので、コードを意識することなくアドリブすることはできないのだが、しかし、それはなにか違うのではないか、という気持ちが常にしていたのだった。

最近になって、やっと気がついた。アドリブはこーどに「合わせよう」としてはいけないのだ。いや、別にいけないことはないのだが、合わせようとしなくてもいいのだ、ということだ。コード進行に合わせようと汲々とするのじゃなくて、自分のフレーズを出していくことに専念する方がおもしろい。

例えばマイルスの曲でこんなコード進行のがある。

EbM7 F#m7/B7 Fm7 Bb7

この2小節目がくせ者で、ここはスケールが半音上がるのだが、アドリブとしてはだからと言ってべつに半音上のスケールをなぞることはないのだ。Ebのスケールでアドリブして、バックが勝手にテンションを入れていると思えばいいのだから。

まぁいつもいつも無視していると、それではアドリブがおもしろくなくなるとも思うので、たまには意識してもいいんじゃないかとも思う、無理して半音上のスケールやら、全音下のスケール(なぜ?)を使ったりもしてみる。まぁいろいろ試せておもしろいのだ。これこそアドリブの醍醐味ではないだろうか。

そんな風にしていろんな曲にチャレンジしているのだが、コードの束縛からはかなり自由になった代わりに、「自分のフレーズ」というものがどうも頼りなくなってきた。しょせん天才ではないので、フレーズにも限りがあって、自分でも聞き飽きたフレーズがいろいろ出てくる。やっぱりこういうことがあるから基礎練習は欠かせないのだなぁ。

コード進行のおもしろい曲というと、まずはBlue in Greenだろうか。これはコード進行に対して実に挑戦的なメロディが付けられている。いや、逆か? メロディに対して挑戦的なコードが付けられているのかもしれない。なにしろ、曲の最初のBbM7のコードで始まる最初の音がEだ。これはドミソの和音に対してソbを鳴らしているのに等しい。こんなことがあっていいのか? さらにはどう見てもE7のフレーズに付けられているコードがCだ。逆にAm的なフレーズにはE7が付けられている。この譜面を見ていると、コードに対する考えが変わろうというものだ。

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