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2004年10月29日 (金)

童遊リメンバ

ふと思い出したのだが、十数年前、子供の遊びを後世に残したいなんていうことを考えていたことがあって、当時のニューメディアであったパソコン通信という場を借りてそういう「子供の頃に遊んだ遊びを集めよう」と言うふうなことをやっていた。そのときのタイトルが「童遊リメンバ」だったわけだ。

結局、当時はまだハードディスクが高くて、というのはつまりパソコン通信の「書き込み」を格納するサーバの容量がちっちゃかったものだから、書き込まれたものは一定の期間を過ぎると削除されてしまうという仕組みになっていたので、当時書いたものは残っていないのだった(一部はCDROMに焼いてもらうことができて配布された)。


で、WEB真っ盛りの今、そういう動きはないのか? と思って捜してみると、いろいろあるみたいだ「子供の遊び」というキーワードで検索するといろいろ引っかかってくる。

私が小学校の頃よく遊んだのは「ろくむし」というゲームだった。これは野球の変形である三角ベースで、軟式テニスボールみたいなもの(我々はこれを「やらこまり」と呼んでいた、やらこい、マリ(ボール)である)を下手投げで投げて平手で打つ。バットもグローブもいらない子供の遊びである。

ここで詳しくルールを説明する気はないのだが、ボールを打ったランナーはベース(直径1mくらいに丸く書かれた円である)へ走り込むのだが、ベースに入っていないときにはヤラコマリをランナー目がけて投げるのである。当たればアウト、逸れれば走り続ける。

そんなふうにして、ランナーが三角ベースを6周すると、自分のチームのアウトになったメンバーがすべてセーフになるのだった。

ところがこの「ろくむし」をWEBで検索すると、こういうルールはむしろ少数派っていうか、こういうのは見つからない。全然違うみたいだなぁ。

このゲームのさらに変形が「まりあてん(マリを当てる)」という、ベース二つでやる遊びだが、これらの遊びをさんざんやると、飛んでくるボールをよけるのがうまくなる、というかあるいは飛んでくるボールを受けようとせず、ひたすら逃げるという習性が身に付いてしまうのであった。

ちなみにこれは北摂というのか、大阪市の北に隣接する摂津市というところでの話。

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