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2004年10月11日 (月)

著作権に頼らない音楽ビジネス

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著作権に関して思うところを書いてみた。唄を歌うだけで大金をもうけることができるということに関して、考え方を変えた方がいいかもしれないということも書いたような気がする。

では、音楽ビジネスなんかはどうすればいいか?

それについて、2000年8月にさるBBSに書いたものがあるので紹介したい。


Title:新進音楽家発掘事業 11:35am 8/07/00

 まず、音楽家というかグループなのか、とにかく前途有望な音楽家を発掘してその活動主体を株式会社にする。つまり、その音楽家をメジャーにすることを目的として会社を作るのだが、その資金を最終的にはファンが分担する形にする。

 現状では新進音楽家は自分の力で活動資金を集めなくてはならない。それでカセットを売ったりアルバイトしたりするわけだが、そのカセットの代わりに、あるいはカセットに付属させて「株」を売るわけだ。この株は将来メジャーになったときに償還されるかもしれないし、されないかもしれない。株を買ったファンはその音楽家がメジャーになることによって自分の株の配当がもらえるので、応援にも力が入るというか、単なる応援だけではなくてさらにファンを増やすような動きをすることが期待できる。償還は現金になるかもしれないし、ファンクラブの特別枠かもしれない。

 上記は株のインカム・ゲイン(配当利益)に対する期待だが、昨今の株ブームではさらに株の売買による資金調達も期待することができる。つまり、新進の音楽家の株がまだ安いうちに買っておいて、人気が出てきたら株も上がるだろうからその時点で売りに出す。もちろんメジャーになるまで持っている方がよいのだが、すべての音楽家がメジャーになれるわけでもないので、見切りが必要になる、という見方をする人もいるだろう。

 人気と株の相乗効果ということもあるかもしれない。人気が上がると株も上がるだろうが、逆に株が上がることによって注目され、人気が出たりもするかもしれない。これは動機が不純ということでこういう動きを嫌う人もいるかもしれないが、そういう「株価先行型」というのはだれの目にもはっきりわかるので、淘汰されることもあるだろう。

 よい音楽家には株価が上がることを期待して、プロダクションがその株の発行を手続きし、まずその株を期待度に応じた価格で買い占める。そしてその株をファンに売る。ひょっとしたらその株はその音楽家の株ではなくて、そのプロダクション自体の株なのかも知れない。このあたりはよく考えるとうまい仕組みが作れるかもしれない。つまり、プロダクションが音楽家ごとに会社を作るのだが、音楽家はその従業員に過ぎず、経営主体はプロダクションの子会社である(個々の音楽家ごとの)マネジメント会社になるとか。そういうふうにしておけば、株主総会が音楽家自身の行動について口を出すことも少なくなるのかもしれない。

 まぁそういうわけで、問題点としては

・株式会社をいかに安く作るか・作った会社の株をいかにして流通させるか

 ということになる。株式会社を安く作るのは日本では難しいので、海外に作ることになるだろう。そうすると株の流通に関してもその国の法律に従うことになるのだが、今ならインターネットを介した株の売買が可能になっているから、たとえばi-modeの携帯電話で音楽を試聴して株を買ったりということができるんじゃないだろうか。

 ここで問題になるかもしれないことは、新進音楽家に対する識別眼である。自分の好みではなくて、「この音楽家は売れるか?」という観点から評価しなくてはならないからだ。自分の好みではない音楽家を「売れそうだから」という評価で売り出すのはなにか無理があるような気がしなくもない。

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ところが2003年11月にはこういうことを書いている。


音楽家じゃないんだけど、グラビアアイドルの証券化なんですと。

でも情報開示されないと、スキャンダルでおじゃんになったりするんじゃないのかな?


12月にはさらに詳細情報が。

グラビア・アイドルの証券化詳細

で、現状がこれ

なんか厳しいことになっています。5人のアイドル候補についてDVDと写真集を出して、それぞれ1000部売れないと続編は出さないという「足切り」が着々と行われている模様。すでに3人の写真集が足切り対象になっているのかな?

2005年1月30日 追記:

バンドファンドというものが発表された。スプラッシュ・キャンディーというバンドが一口一万円でファンドを募っている。東芝EMI,ソニーエンタなどが出資し、一般からも150万円を募るらしい。

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