NHK受信料金支払い拒否
まぁいろいろ不祥事があったのは知っているが、それを原因として受信料金を支払拒否しようという気にはならなかった。とりあえず不正なんだし、不正する人間はどこにでも居る。それに明らかになった時点で警察が動いてくれる。
しかし、今朝の新聞には驚いた。
これはいかんよ。NHKにはスポンサーもなく、独立自立な団体として番組を制作することができるように我々一般人はなにやら根拠の薄い受信料を払っているのだ。政府の偉いさんによばれてペコペコするっとは何ごとだ。わしらは政府の圧力にも負けないようにと思って受信料を払っているのだ。
これは不祥事に対する不払いとは全然次元の違う話だ。不祥事は警察が糾してくれる、ではこういう政府の圧力に負けるようなNHKを誰が正すのだ? それは我々のような視聴者しかいないじゃないか。
武蔵も新撰組も見なかった。アイドルを主役においたヨシツネもたぶん見ないだろう。紅白歌合戦なんて初めから全く見る気がなかったし(キンキラの着物着てピョコピョコおどる「サンバ」なんて見てるだけで寒気がする)、まぁNHKのセンスってのにはずいぶん前から見切りをつけている。でもNHKまじめに作ったものには見る価値があると思っていた。
でも、こりゃだめだ。こういう2000年の事件が新聞で報道されるまで表に出てこないのなら、実際にはもっとこういうのがあったんじゃないのか?
というわけなので受信料の支払いを拒否することにした。
なに、お金が惜しいというわけではない。でもこういうことにたいしてはちゃんと抗議の意思表示をするべきだ。
で、調べてみた。どうやったら受信料の支払いを拒否できるんだろう?
インターネットで調べてみたらその方法は簡単に見つかった。フリーダイヤルなら0120-151-515あるいは有料になるけれども0970-077-077に電話すればよい。
電話に出たのは感じのよいお姉さんだった。やや緊張しながら「受信料の支払いを拒否したい」と申し出てみると、本人確認のために住所やら電話番号やらを確認された後「このたびは不祥事でご迷惑を」とかいうので、「いや違う、不祥事のことで不払いするのではない。今回の政府に頭ペコペコが気に入らないのだ」「わしはNHKが独立性を保つために受信料金を支払っているのだ」などとぼそぼそ語ってみると、これは相手で稲と思ったのか、「後ほど担当のものがご自宅へ電話差し上げます」とかいう。
まぁ、それはそうだろう。というわけで電話をまっていたのだが今日はもう来ないみたいだな。
で、下調べとして、NHKと交わしたはずの「受信契約」なるものをチェックしてみたが、料金を何のために支払っているかだとか、番組の中立性とか独立性とかさらには番組の品質とかそういうことは全く書かれていない。どんな番組を作ろうが流そうが流すまいが全部NHKの勝手だということになっているようだ。
これはまずいな。理論武装しておかないとな。
でもたしか料金は1年分前払いしているハズのなので、実際に不払いが効力を発揮するのはたぶん半年先とかそういうことになるはずだ。でもいいのだ。これは意思表示なのだから。
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コメント
1月31日、ようやくNHKの人と電話で話した。今までにも何度か電話をいただいていたのだが、私の帰りが遅かったりして電話に出られなかったのだ。15分ほどお話しさせていただいた結果、「自動引き落としによる集金をやめる」「そのかわりに訪問集金にする(いやがらせか?)」ということになった。玄関に「受信料支払拒否中」というお札を貼っておこう。
投稿: picks-clicks | 2005年1月31日 (月) 22時20分