アンチ・ジャイアンツ・ファン
表面上、阪神ファンということにしているが、じつはアンチ・ジャイアンツである。
首都圏で生活するようになってすぐ、首都圏の人々の「ジャイアンツファンにあらずんば人にあらず」という態度に辟易して(よく考えないままに)「なんでみんなジャイアンツファンやねん!?」という反発から、屈折の阪神ファンを名乗るようになったわけだった。
ある年のペナントレースでは、ジャイアンツと中日が首位を争っていて、そんなある日にタイガースが中日に勝ってしまった。そんなタイガースに対して私は「なんで負けてやらないのだ、あほかっ!」と一喝したのであった。普通のタイガースファンであった友人のS氏はそんな私に「さすがに筋金入りの阪神ファンだ!」と感心した、というよくわからないエピソードもあったりする。
そんな私に向かって、「アンチ・ジャイアンツというのは心が狭い、あるいは志が低い」というふうなことを言うやつがいて、うむ、なるほどそれは確かに一理あるなとは思っていた。アンチ・ジャイアンツであることをちょっと恥じたりもしたのだった。
というわけで、ここ数年の私の立場は「アンチ・『ジャイアンツ・ファン』」である。それは主に清原に対するジャイアンツファンの態度に端を発するものである。
「清原ヤメロ」という怒号は一体なんだ? 役に立たない選手ではあってもチームの一員ではないか。一つのチームではなく、単なるブランドである「常勝ジャイアンツ」を守るためには主力であっても(いや、主力であるからこそ;高い給料も癪のタネ)「ヤメロ・コール」が起こってしまう。そんなジャイアンツファンが、私は嫌いだ。
で、なんでこんなことを急に思い出したかというと、今回の選挙における自民党の公認するとかしないとか、刺客とか落下傘候補とか、なんかそういう話を聞いていると、ああこれは私の嫌いなジャイアンツファンのやりそうなことだな、と思ってしまったわけなのだ。
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