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2007年6月16日 (土)

美しい日本女性に悩む

Moririyo 「女性と食べ物は日本が一番ですよ」とTVで言ってた人がいて、うんうんそのとおりだなぁと思っているのだが。どうやらそう思っているのは日本人だけではないようで、少なくとも日本女性は世界中から高く評価されているようだ。とりあえず、ミスユニバースに選ばれた森理世さんの写真を掲げてみたが、これについてはまたあとで触れる。

振り返れば「ラストサムライ」の小雪からかな、「将軍」の島田陽子までは遡りすぎるだろう。ラストサムライは日本の男を描いた映画だったが、その影に典型的な日本女性として小雪が演じた女性にハリウッドが興味を引かれたのかもしれない。

その次は「SAYURI」だ。これはまさに日本女性を描いた作品で、それを中国人女優が演じるというのがなんとも現代的だが、この映画はあまり興行成績がよくなかったらしい。スピルバーグの製作だが、この人は日本を描いた映画としては「太陽の帝国」があるのだが、このときにはほとんど日本女性に注目していなかったようだった。

とか書いているうちにキルビルのことを思い出したりしたが、あれはまぁいいか。タランティーノだし。

で、サユリの次は「BABEL」かな?菊地凛子が注目された映画だったが、これ正直言ってよくわからなかった。ある事件の原因と結果を展開していくのだが、それに親子の関係が絡んでいる、と見るのか、なんだかわからない。日本は平和だということか? 主演女優がたいした演技をしないので、菊地凛子が注目されるのは当然かもしれない。しかしこれも日本に関する誤解を世界中にばら撒いたような気もする。

そして、「ハンニバル・ライジング」だ。あのレクター博士が少年時代に日本女性から大きな影響を受けたというのだ。その女性の名前は「紫」。なんじゃそれは? 私などは小説を読んでいて大いに混乱した。「紫夫人」ってだれ?日本人とは思わないものなぁ。

その「ハンニバル・ライジング」はもう映画化されたんだっけか?日本で封切られた? この映画でもムラサキを演じたのは中国人俳優のコン・リーだった。コン・リーはSAYURIでも日本女性を演じていたのだった。英語力で太刀打ちできる若い女優が日本にいないってことだな。

で、これらの映画を露払いにして、森理世さんのミスユニバースだ。

正直言って、このくらいの美人は日本ではそう珍しくないんじゃない? 飛び切り美人じゃないってことなのだが、それは日本人の基準でってことで、世界の基準でメークして世界の基準で判定して世界一の美女に選ばれたわけだ。

私は大体、今の日本の「美女」の基準には疑問を持っているのだ。「個性的美人」というのは実は美人なのではなくて、ちょっと眼を惹くとか、言ってしまえば「珍しい」くらいの意味しかないのではないか、と思うのだ。本当の美人というのは個性的ではなく、むしろ平凡な顔立ちをしているものだと思う。

例えば、私は伊藤美咲を綺麗だと思うけれども、冷静に考えてみると、ちょっと眼が大きすぎないか? 日本人の基準では、たとえば眼が大きいことに対して過剰に高得点が与えられるような気がするのだ。

ちかごろは化粧法が大変に発達して、日本の女性は綺麗になった。10年前、20年前だったら引け目を感じていたような女性が、自信を持って胸を張って生き生きとしている。これはいいことである。

化粧に関して、私は青臭い偏見を持っていた。つまり、女性が男をだますための手段だと考えていたからなのだが、今はそういうふうには考えていない(あたりまえ)。「女性はやっぱり素顔で綺麗なのがいいなぁ」といった私に対して「馬鹿ね、あれは素顔に見えるメークなのよ」と言われたことで眼からうろこが落ちた。

そういうわけで、現在の日本では「極端に美人でない人」はむしろ珍しくなった。平均的日本女性はすべて美しい。森理世さんもそういう平均的日本女性として世界のトップに立ったと考えれば、これはたいへんに愉快なことである。

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森理世バッシングがけっこう多いようだが、だから、日本人の好みで選んだ美女だと世界 [続きを読む]

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