人類水棲進化説に悩む
霊長類の中で、頭を除いて体毛がこんなに薄いのは人類だけである。なぜこんな風に進化したのか、という問いに答えてくれる説はまだ確立していないが、一つだけ答えになりそうな仮説がある。それが人類水棲進化説である。
なるほど、水の中で生活すると体毛がなくなりそうな気がするし、水中で子供を抱いて授乳するには乳房の位置は他の哺乳類と違って腕に近いほうがいいのだろう。
しかし、その説を裏付ける証拠が何にもない。例えば水棲人間の住居跡とか、化石とかが発見されていないのだ。
これは本当なら面白いと思うのだが、今のところヨタ話の域を出ていないようだ。詳しい考察はWikiにある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E7%94%9F%E9%A1%9E%E4%BA%BA%E7%8C%BF%E8%AA%AC
この説が一般に流布されたのは1972年にエレイン・モーガンが書いた本によってである。私もその本の話を聴いたことがあったのかもしれない。この本を原書のままで読むのは辛いので、翻訳ないのか探してみよう。
Aquatic Ape Hypothesis
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