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2007年12月30日 (日)

逆作用に悩む

反作用でなくて逆作用である。逆作用という言葉は私が作ったつもりだったが、今調べてみると「逆作用ピンセット」というものがあるらしい。まぁそれはみなかったことにして。

2007年7月、ジンバブエのムガベ大統領が「小売価格を50%にすべし」という命令を出した。深刻化するインフレを抑制するための政策だったのだが、その結果ほとんどの小売店が商売をやめてしまい、物資は闇市場へ流れ、物価はさらに上がってしまった。

物事を動かそうとしてある方向に力を加えるのだが、その結果が裏目に出てしまう、ということを逆作用と呼びたい。いや、ほんとにこういうことは最近特によくあるので。

開発途上国を支援しようとして食糧などを送ってあげるのだが、そうすると彼らはそれらの支援物資に頼ってしまって自立しなくなる、というのもそういう例だし、経済制裁を加えurことによって逆に硬化してしまう国だってある。硬化して核開発までやり遂げてまた別の問題をおこしたりとか。

日本でもそういう例には事欠かない。地方の活性化とかいうことでお金をばら撒いたり、何年か前にも金券ばら撒きなんていうアホな政策を実行したりして、結局あれは効果あったんですか?

電波行政もこんなことばっかりやってるし、著作権問題もそうだ。コピーガードみたいなことばっかりやってるから音楽離れしたりするし、動画の著作権を抑えようとすればするほどYouTubeに流出してしまう。

インターネットの発達によって国境の壁が薄くなり、一つのことを抑えようとしても、その抜け穴がたくさん出来るようになってしまった、抜け穴ができると逆作用がいろいろな形で実現することになる。

物事を自分の思い通りにしたい人たちにとってはやりにくい世の中になったものだが、これが物事の決まり方の正しい流れだ。

こういった、情報や物流が自由になる時代になったということを受け入れるのか、それともそうするまいとして押さえつけるのか、どちらにしてもこの「逆作用」ということを考えないとひどい目にあうよ。

2008/1/16 追記:
逆作用の例としていいものを思い出した。地震に強い住宅を増やすために、増改築には耐震性能を問われるようになり、耐震性を強くするための改築が出来なくなってしまった。
そのために、古い住宅が改築できずに危険なまま放置されているということだ。

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