カーナビで悩む
カーナビを買ったわけだが、今になって後悔している、という話。終わり。
って、これだけで終われるわけがないじゃないか。
だいたい、安いカーナビなら10万円未満であるのだが、私としては両面テープで張ったり、だしっぱなしっていうのがいやだったので、格納できるタイプの物がぜひとも欲しかったのだった、なので、ちょっと高い目の買い物になってしまったのだが、店頭現品限りということでその製品としては格安に買えるようだったのでそれに決めたのだった。
PanasonicのHDS960TDという製品なのだが、まず仕様上で気にいらないのが、「デジタルTVはいらない」、「ワンセグもいらない」、「DVDプレーヤはいらない」、ということで、AV関係の機能が過剰である、と。これが実に気に入らなかった。
しかし買っちゃったものは仕方がないものなぁ。で、使っているのだが、まず、ナビさせるといらないことをしゃべり始める。「近くに三渓園があります。」、「近くに横浜**ホテルがあります。」など聞いてもいないことを勝手にしゃべり、地図の上にそのホテルとかの画像を表示する。そんなもんはいらんのだ。
うるさいので、メニューをいろいろ探ってこれを止めると、こんどは普通のガイドの声が出なくなってしまった。サービスセンターに電話して直そうとしたが、「おかしいですねぇ、それで出るはずですけど」というばかりで全く解決しない。だいたい、「案内音量の調整」というメニューで「試聴」を選んでも全く音が出ないのはまずいだろう。また電話しないといけないのだが、平日の昼間しか受けてくれないからなぁ。
さらに、だ。HDDに音楽を溜められるというのは、まぁいいよ。それは便利だ。しかしこれもずいぶんな仕様で、まず、CDを突っ込むと、音楽を再生しながら勝手にAACでエンコードしてHDDに蓄える。これ、再生せずにエンコードだけしてくれるモードがあってもいいと思うのだが、そういうのがなくて、リアルタイムだけだ。そんなに長い時間運転することはそんなにないので、この機能はほとんど役に立たない。
しかも、CDのタイトルや曲目については内部にデータベースを持っているとかいうんだけど、ネットワーク接続を持っているわけじゃないから、そのデータベースを更新しないといけない。これはPCでダウンロードしてSDカードにコピーして、ということをやらないといけないわけだ。それをやってあげて初めて役に立つ機能だ。
すでにmp3にエンコードしてあるものは、AACに再エンコードしてくれる。これは良い。しかし、もっと早くならないものか?フォルダごとに確認を求められるのもめんどくさいぞ。っていうかmp3のままコピーすればいいじゃないか。
しかも、HDDの容量が40Gなのだが、音楽用に使えるのはどうやら2Gとか3Gとかそのくらいしかないみたいだ。そのほかの部分がしょーもない観光案内だったりするのかと考えると腹立たしい。
DVDを再生する機能は、小さい子供がいれば便利かもしれない。後部座席にモニタを追加して、そちらで見せることもできるようだし。しかしうちではそういう使い方はしないのだ。HDDの容量が不十分なので、DVDにmp3を入れられたら便利かもしれないと思って調べてみたが、DVDをそういうふうには使えないらしい。アホだ。
なので、CD-Rにmp3を焼いて、そのまま再生する。これが動作することはするんだけど、機能がアホで仕方がない。ランダムはフォルダ内だけだし、フォルダを選択もやりにくい。もともとAVはオマケってこと?高いオマケだなぁ。
で、ファームウエアのアップデートをダウンロードできたので、これでアップロードしようとしたが、これができない。なんだこれ?
12月21日追記:
またサービスセンターに電話してみたら、「ファームウエアのアップデートは、もう最新になっているのかもしれません。ファームウエアのバージョンを確認してください。」とか言ってなにやら数字をメモさせられる。これはあとで帰ってから調べてみたらその通りだった。なら機械にそう言わせろよ。
ナビガイドの声が出ないのもおかしな話で、音声ナビの音量調整という画面があるのだが、ここで音量を設定して「試聴」しても音が出ない。これはおかしいだろう。この話をしてもサービスセンターではよくわからないらしい。
で、ナビはいろいろ触っているうちにナビ音声が出るようになった。でもやっぱり「試聴」はできないのだ。なんだこれ?
それに「ガイド音声」という紛らわしいものがあって、これは操作法をガイドする、という役目らしい、それに関するマニュアルも記述もなんだか紛らわしくて、結局なんで声が出るようになったのか、いまだにわからない。
HDDの空き容量も、メニューをたどってみていくと13Gくらい空いているはずなのだが、SDカードからmp3を入れようとすると、あと800Mくらいしかないとかいうし。これは本当に信用できない機械だなぁ。
2008年1月2日追記:
昨年の年末特番「すべらない話」で松本人志がカーナビの話をしていた。六本木三丁目へ行くのに首都高の高樹町(六本木三丁目の500m手前)から高速に乗せようとするナビ、それに抵抗する松本、最終的に根負けして高樹町から首都高に乗って500mほど走ったところでナビが「目的地周辺です」と宣言したという。
まさか新年早々同じような体験をするとは。
映画を見に行こうとして横浜から川崎チネチッタへ行こうとしていたのだった。チネチッタには何度も行っていて道もほぼわかっているのだが、最後に駐車場へ入るために細い路地を入っていかないといけない、ここにいまいち自信がないのでナビしてもらえると助かると思って、まぁ試しにナビしてもらうことにしたわけだ。
普通、私のとるルートは横浜新道から首都高横羽線に入り、浅田出口で降りて15号に入るのだが、ナビはなぜかどうしても国道一号を使わせたいようだ。「高速道路を優先する」という設定をしてあるのだが。
だが、最後の路地に入るガイドをして欲しいので、我慢してナビを聞き流し続ける。リルートの設定もしてあるので、指示と違う道を選ぶと元のルートに乗せようとする。首都高に入ると、出口のたびに降ろそうとする。マップをチラ見すると、回り道してでも国道1号から15号へというルートを取らせたいようだ。
ナビの音声になんとなくトゲが感じられてきたころ浅田出口で降りてマップをチェックすると、なんと奴はまだ国道1号→15号のルートにこだわっているらしく、ずうっと西のほうまで戻らせようとする。この画面を写真にでも撮っておけばよかったのだが、運転中にそんなことは出来ないのでgoogleマップで再現してみた。なんと浅田出口から15号に入る池田交差点でいったん左折し、どこかで(運転中につきどこまで戻らされるかは確認できなかった)折り返して川崎へ向かえというのだ。
当然その反対方向へのナビは無視して右折すると、気が済んだらしくふつうにガイドを始めたのだが、最終的に15号から川崎警察署のところを左折していよいよ最後の路地へ曲がるガイドをしようというところで「目的地周辺です」とナビを終了してしまいやがった。おかげで目的の一方通行を曲がり損ねてもう一周する羽目になってしまった。役に立たね~!!。
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