スタジオセッションで悩む
「平日、曲なしセッション」というのがあるというので参加したいとは思っていたのだった。で、12月7日という線が設定されていたので参加希望表明をしたとたんに、狙いすましたようにピンポイントで出張が入ってしまった。
モバイルギターかついでアフターファイブに気軽に参加できると思っていたのに残念だなぁ、とか思っていたら前日に出張がキャンセルになるし。しかし、出張がキャンセルになるというのは「出張なんか言ってる場合じゃないっ!」ってことなので、セッションに行けるかどうかはわからない、でもまぁ一応モバイルギターもって行くか。
ということでなんとか時間に間に合いそうだったので行ってみた。新宿駅の新南口からでると簡単にいけるのだが、南口から出てしまって、しかも新南口の方向を全く理解していなかったので、南口の周りを3回まわってワンっ!。汗だくになって現場へついたときにはもう始まっていた。
メンバーは2ドラム、1ベース、1キーボード(主催者)、私を入れて2ギターという面々。なんとなくEmの一発から始まって、というような展開。
ドラムとベースはしっかりしているのだが、上ものが今ひとつぱっとしない。もっと盛り上がっても良かったはずなんだけど、まぁ曲なしだからこんなものかとは思うが、今回は私も全くのノープランで参加しているので、はっきり言ってあんまりやる気がない。みんなの流れる方向についていこうか、というスタンスなので、まぁそれがいかんといえばいかんのだが。
まぁ私のような「おー、これがスーパースティションだったか」とか16ビートのカッティングもろくにできないような異分子が混じっていたからやりにくかったのかもしれないけど、もっと絡み合っても良かったと(あとで)思った。
今回は轟音セッションになる可能性もあるということで、しっかりと耳栓を持っていった。で、それを突っ込んでやるので、人の話がいまいちよく聞こえない。人の話だけでなくて、実は自分の出している音もよく聞こえなかったりする。モバイルギターにフラットワウンドの弦を張っているので、基本的にクリーンな音を出しているのだがそれが災いしてか、(この環境では)音の通りが良くない。この間、マーシャルのアンプにつないだときはいい感じの音だったのになぁ。
1曲だけ耳栓を外してみると、実はこの耳栓あんまり効果がないような気もする。シンバルの音やディストーション・ギターの音は抑えているようだが、私のギターの音は耳栓を外しても聞こえにくいことに変りはなかった。「あれ?耳栓どこにおいたっけ?」といいながらポケットやバッグを探した挙句、自分の耳に入っていたことを思い出したのには我ながらあきれた。これでは横山やすしの「メガネメガネ」ではないか。
しかし、終わってからの感覚では、昨年12月の轟音セッション後に感じたような「耳にダメージ」感はなかったので、やはり役にはたっているのだろうな。
で、モバイルギターだが、やはりこれは抱き心地が悪い。アームレストだけではホールドが完全ではなくて、ついついアームレストの下、ローラーのあたりに腕を入れて、ブリッジの上に手首を置いて弾いたりしていた。往年の田端義夫スタイルである。これ、カコワルイ。
スタジオの時間が比較的遅かったので、あとの「飲み」は1時間半くらいだったのだが、気がつくと終電のやばい時間で、しかも新宿から品川の終電めがけて走ったことはないのでかなりあせる。幸運なことに品川の駅で爆走したおかげで1分の余裕を持って最終電車に間に合った。酒の量はたいしたことなかったのだが、この爆走のおかげで気持ちが悪くなってしまった。
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