mixiでボサノバ練習会とかいうのがあるというのを見つけたので、どれどれどんなことをやるんだろうと思って参加表明。豊洲ららぽーとのスタジオでの練習ということなので、なんだかよくわからないが、MIDIプレーヤとアンプと電源を持っていく。これが結構重くて、翌日って言うか今腰に来てる。MIDIプレーヤについては別項で紹介する予定。練習会のあと大塚でっセッションパーティがあるということだったが、この時点では全く意味不明。今になっても実はよく完全にはわかっていない。
集合していきなりスープ屋さんで食事だ。ここで緊張感を払拭して(いいのか?)非常にリラックスした気分でスタジオへ行く。スタジオというよりもこれはカラオケボックスだな。参加者は主催者のみやさん、フリーセッションなどでよく顔を合わせているHaseさん、女性が3名でお一人はギターも弾かれるそうだが今日は手ぶら。後の二人はボサノバボーカル志望。
ボサノバ・ボーカル志望というのがすなわちポルトガル語で歌うことを前提にしているということは現場に来るまで認識がなかった。つまり、この練習会というのはボサノバをポル語で歌うための練習会なのであった。ああ、そういえばそんなことが書いてあったかも。
ここでカルチャーショックその一。普段、歌うことを全く考えていないので、例えば曲の構成にしてもややこしい曲なら適当に構成を変えてしまってAABAとかABAB'とかいう形にしてテーマをやってアドリブソロをやって、エンディングテーマをやってはいおしまい、というのがここでは通用しないのだ。
いきなりのジェット機のサンバで自分の持って行ったコードシートがぜんぜん役に立たないことに愕然。キーさえ合わせていけばいいやと思っていたのが大甘で、歌前提の練習会では歌のとおりに伴奏できないと意味がないのだ。
もちろん、アドリブのためのスペースなんてないので、コードをしっかりサポートしないといけないのだが、これがまた問題。というのは、ここ2,3年はソロをやることしか考えていないから、バッキングが全くおろそかになっている。セッションに行ってもバックはピアノに任せたりしてやらないくらいだ。だって、サックスみたいなソロ楽器の人はばっくなんてやらないもんね、とか。まぁ、自分ひとりでコンピュータ相手に遊んでいる分にはそれでよかったわけだ。こういうこともまぁ経験値だな。
そのツケが回ってきて、というわけで見せてもらったコードシートで必死にコード進行を追いかける。わけがわからなくなると、メロディラインを追ってオブリガードみたいなことをやる。要するに私みたいなギターはこの練習会には不要だったわけだ。
では歌ってみるか?というと、これがポル語前提なのでぜんぜんだめです。英語の歌詞なら知っている曲もあるのだが、それにしてもギター弾きながら歌うというのはそんなに簡単に出来ることではない。コードと歌詞を書いた紙を見ながらでも私には難しい。簡単なコード進行ならそれも出来るだろうが、ジャズやボサノバのコードをチラ見ではなかなか難しいし、歌詞とコードの両方を覚えていても、今度は思い出すのが難しかったりする。つまり要するにやる気がないために努力が足りない、ということですね。
で、ポル語でボサノバを歌うことの意味なども考えたりしながら大塚へ移動してEspeto Brasilという店へ。すでに2,3組のバンドというかユニットがステージ前で練習を始めていたりする。カバキーニョっていうのか鉄弦のウクレレみたいなのとパーカッションで伴奏しながら歌うというスタイルですでに盛り上がっている。
ううむ、こういう雰囲気で何ができるかなぁ?とか思いつつ肉料理を頼んで呆然としていると、料理が出てきて早期ご来場の皆さんがテーブルについた時点で主催者(先ほどの練習会と同じ主催者)からステージに上がるよう勧められる。練習会でMIDIバックをチラ見せしていたので私のスタイルを理解していただいているようだ。
お言葉に甘えて、MIDIバックで何曲やったかなぁ? 最後はCorcovadoを正規イントロ付きでで締めたと思う。練習会というのが、どうもこのセッションのための練習会だったようだったので、練習でやった曲とかぶらないように選曲したつもりだったが、そういう配慮は要らなかったようだ、と後で気がつく。
で、私がステージから降りたあたりで主催者挨拶があって、開会となる。あ、おれは前座だったか。イレギュラーなスタイルだからな、まぁいいや。
で、この店の演奏システムは演奏したい人がノートにどんどんやりたい曲を書いてゆくのだ。あっという間に10組くらいでノートが埋まってしまう。いったいどういう知り合いなのかいまだによくわからないのだが、今日初めて一緒に演奏するとか、予定していた組み合わせと違うメンバーでやるとか、そういう組み合わせもあるようで自由自在というのか、ステージ上で練習しているようなグループもある。それはいかんだろうと思うが、でも許されてるみたい。
見ているとほとんどが(ポル語で歌う)ボーカルグループだが、ショーロというのか、カバキーニョとフラットマンドリン、それに7弦ガットギターという組み合わせのグループなどが出てくる。そしてどういうつながりなのか、エレピとアプライト・エレクトリック・ベースとドラムのトリオが出てきてオルフェのサンバを始めるので、これは乱入するしかないでしょ~、ということで乱入。私が入った時点から一挙にテンポが走り出して、最初にベースがテーマをとっていた頃の90くらいのテンポから180くらいにまで加速したのではないだろうか。ライブで走るのは一向に構わないと思っているのだが、さすがにこれはちょっとまずかったかも、だ。
その後、私が遠慮がちに書いた出演表の順番が回ってきたので、遠慮がちに「短めに一曲だけやります。アドリブもなしです。次の方は準備よろしく。」と宣言してジョアン・ジルベルトの「ボンファに捧ぐ」を始めたのだが、曲の紹介をしている時点で、もうすでにこの曲を客席で弾き始める人が数名。さすがだ。
客席に戻ってみると、近くに座っている人から話しかけられて「スティール弦でよくあんなの弾けますね」。スティールでも弾けないことはないと思うけど、いやいや、これガットなんですよ。などとしばしギター談義になる。ヘッドがこんなだから鉄弦だと思われてしまうのだなぁ。
そういえば、この間のアコギ集会と違って、今回集まっているギターはすべてガットギターだった。これも極端だなぁ。
その後、やや大胆になってトリステとワンノートサンバをエントリ。どちらもイントロをジョビン風にやりたい曲。しかし、なぜかワンノートのほうはイントロに失敗してしまうがまぁドンマイドンマイ。
順番を待っているときにお店のご主人(misstress)らしき人から「ライブやりませんか?」と声をかけていただいたが、大塚遠いし、集客力ないし、歌が歌えるようになったら考えよう。
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