白い砂漠に悩む
砂漠の砂は、茶色というかベージュというか、普通は土色だ。ところが、純白の砂漠があるという。
しかも、その砂漠には雨季があり、雨季には池が出来る。青い池だ。深い青色の池だ。なんだそれは?
そういう番組をNHKスペシャルでやるというので録画した。面白かったので紹介する。
NHKもイギリスのBBCみたいにこういうのを積極的にYouTubeへ放り込めばいいのだ。そしたらきっと職員もNHKを誇りに思って不祥事は少なくなるんじゃないだろうか。
この不思議な砂漠は、ブラジルのレンソイス・マラニェンセス国立公園というところにある。ブラジルの東北部海岸のあたりらしい。GoogleMapへのリンク
この砂漠の砂は、普通の砂と違って石英だけで出来ている。花崗岩でできている山から流れている川が、花崗岩の砂を海へ運び、海で波にもまれているうちにそれらの砂の粒子が石英だけになって、しかも角が取れたようになる。
そんな砂が海岸に打ち上げられ、風によって運ばれて砂漠ができた。
そんな砂だから、水を保つことなどできないから、池の水は砂の上にたまっているわけではない。水は寄り深いところにある粘土層によって支えられていて、溝を通す砂を通り抜けて地上に顔を出しているだけだ。
また、そんな砂だから、斜面をまるで水のように流れ落ちる。これもなかなか美しい。
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