人に勧められない本で悩む
例えば、猫とねずみと、そうだなあ、あとは蛇とゴキブリとかを一緒にひとつの箱に入れて、さてどうなるか? ついでにちょっと頭がおかしくなるガスでも注入しておこうか。
とまぁ、そういう趣味の悪いことを平気でやってしまって、小説にしてしまうのが桐野夏生だ。
今回もまたやってくれました。「I'm sorry, mama. 」。う~ん、もうこれどうしようもないなぁ。出てくる人の誰にも共感できないのが救いって言うか、一人ちょっとかわいそうな人がいたけど、これで深く共感できる人がいたらつらいなぁ。
こういうのをさらっと書いちゃう人って、どういう人なんだろう?
とにかく、面白いとは言わないけれども、つまらなくはない。面白くないわけでもないんだけれども、友達に勧める気にはならないなぁ。という問題作。
もっと膨らませれば膨らむ話なのにそうしなかったのは、やはりそれだけ力を入れるものではない、という判断があったのだと思う。
まぁ桐野ファンは進めなくても読むだろうからね。
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