サマータイム導入に悩む
あなたの家に、時計はいくつあるだろうか? 壁掛け時計、腕時計だけではないはずだ。PCにもビデオデッキにも、携帯電話にも車にも時計がある。携帯音楽プレーヤにも時計がついていないか? 一度私が数えてみたら、私の家には20個以上の時計があった。
これらの時計たちを年に2回あわせ直すということをあなたはこれからずっと続けないといけなくなるかもしれない。
今朝の朝刊によると、サマータイム精度推進議員連盟みたいなのができて、韓国の議連とも協調して運動を進めていくのだという。
サマータイム導入には反対だ。
・日本はすでにサマータイムを導入している国々に比べて比較的低緯度であり、サマータイム導入によるメリットは乏しい。夏のドイツへ仕事で行ったことがあるが、夏時間にもかかわらず夜の9時でもまだ明るくて子供が外で遊んでいた。こういうところだったらサマータイムも意味があるだろうが、日本人が夜を遊ぶときには終電まで遊ぶものだ。サマータイムなんて意味がない。日没が一時間遅くなったからって、なにが変わるものか。
・家電製品などの電子化が進む前にサマータイムを導入している国々では、時計自体のサマータイム対応が進んでいるが、日本ではサマータイム対応の機器はまれである。
・「買換え需要を呼び起こす」なんてことも言い出すだろうが、これから不況に向かうときに余分な出費を強制されてはたまらない。TVの地デジの愚を繰り返すつもりか?
・先に書いたように、家庭内には(職場にも)予想以上の時計がある、これらが自動的にサマータイム対応するまで各所に混乱が起こるはずだ。時には人命にかかわる事故さえ起こるだろう。
時計というものは一度あわせておくと10年単位でほうっておくものだと日本人は思っている。この常識がくつがえされ、「時計なんて当てにならない、当てにしない」となったときのモラルハザードというか、悪い意味でのルーズさが蔓延するのではないかということも気になる。
ということで、サマータイム導入には絶対反対です。
下の図はサマータイムを導入している地域を表わしている。比率を見るのではなく、緯度(赤道からの隔たり)との関連で分布を見ていただきたい。日本よりも緯度の低いところでサマータイムを導入しているところもあるし、高いところ(南半球も見てくれ)でサマータイムを導入していないところもある。要するにどうでもいいんじゃないの?
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