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2008年7月21日 (月)

ガットギターの調整で悩む

張り替えたガット弦もそろそろ落ち着いてきたのだが、3弦がどうもおかしい。

このグラフは各弦でフレットごとにチューニング偏差を測定したものだ。弦を抑える力が実のところ一定というわけではないので、2~3centの誤差はあると思う(centは音程の誤差の単位、100centで半音の音程)。

Tuningdiversion

つまり、開放弦で音を出したときとは違って、どこかのフレットを押さえるとそのために弦の張力が変わり(張力が増える)、音程が上がる傾向にある。3弦では特にその傾向が強くて、開放弦をぴったりにあわせても、上のほうのポジションで弦を押さえると10cent以上の誤差が出てしまうのだ。

誤差が10centを超えると、聞いていて違和感を感じる。弾いているともっと感じる。

3弦のGは大体こういう傾向にあるようだが、このギター(ヒストリー:History HEG120NT)に最初から張ってあった弦ではほとんどこういうことを感じなかった。もともとガット弦はこういう誤差が生じにくいのだが、もっと柔らかい弦が張ってあったのかもしれない。

3弦というのはもともとそういう難しい弦らしいのだ。これで悩んでいる人は多いと思うし、バズ・フェートンとかミネハラチューニングシステムとかを導入することによって解決している人も多いことだろう。

で、この弦(La Bella 900B)をよく見てみると、3弦がちょっと太すぎないか? ナットにちゃんと収まっていないようだ。低音部の巻き弦がフラットでいい感じなのだがなぁ。

La_bella900b

なので、ミネハラチューニングシステムみたいに、3弦にだけ枕をかますことにした。

つまり、3弦を15セント低くチューニングすれば、開放弦以外はちゃんとチューニングの合った音で鳴ることになる。しかしそれでは開放弦が低くなってしまうので(ほとんどの場合はそれでもいいのだが)、低くなった開放弦を高くするために枕をかますのだ。

Stringpillow

半音の音程差は周波数にして5.9%だ。15セントということはその15%ということだから0.89%。弦長が650mmだからその0.89%は5.75mmってところ。プラスティックの小片からそういう枕を作るのだが、枕の高さ合わせるのが面倒くさい。

で、できた枕がこんな感じなのだった。プラスティックなので、開放弦の音がちょっとボケたようになるが、まぁしかたがないかな。ナットに使うような牛骨とか象牙とかそんな材質で作ればいいのだろうけど。

Pillow

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