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2008年9月29日 (月)

変名小説家に悩む

新幹線で読むためにJRのキオスクで文庫本を物色する。品川駅のキオスクは前よりも大きくなっていて品揃えが増えた分、以前より「変な本」が減ったような気がする。本が多くて目移りするのでなかなか選べない。

Ticktok そんな中で「ディーン・クーンツ」という著者名が目に入って、確かこの人はミステリとかスリラー系の人だったはずだと思って「チック・タック」という上下二巻ものを買ってみる。

読み始めて30ページくらいで、これはどうやら夢オチしかありえないのではないか、という気がしてがっかりだったのだが、買ったものは意地でも読み通すのだ。

結局、岡山までの往復で2冊を読み終えた。夢オチではなかったが、まぁ同じようなものだ。

でも、もうクーンツの本は読みたくないな。スティーブン・キングと並ぶほどのベストセラー作家だということだが、そうか、確かに私はキングもきらいだ。キングを嫌いになるまでには5冊くらい読んだ気がするが、クーンツは1作でお見限りだ。

あとがきの解説を読んでみると、クーンツはいろいろな変名を使って小説を書いているらしい。あとがきに挙げられていたのが、

ディーン・クーンツ
リー・ニコルズ
オーウェン・ウェスト
リチャード・ペイジ
ブライアン・コフィ
アーロン・ウルフ

さらに調べてみると、上記とも重なるのだが、

Aaron Wolfe,
Brian Coffey,
David Axton,
Deanna Dwyer,
John Hill,
K.R. Dwyer,
Leigh Nichols,
Leonard Chris,
Owen West,
Richard Paige

というPenネームが列挙されていた。こういう地雷を踏まないようにしないといけない。

ところで内容は怪物に追いかけられる話なのだが、アメリカンジョーク風の会話が満載でいらいらする。そのなかに「~してくダサい」という表現があって、なにか日本語に訳しにくいジョークをカタカナで表現したのかと思っていたのだが、終盤になってジョークを言っている場合ではないところでふたつ連続してこの誤植(あるいは変換ミス)がでてくる。訳者も訳者だが、それを見逃す編集者もなにやってるんだ?ッて感じだ。それでもプロなのか?

しかし上下二巻の小説で「してください」が3回しか出てこないってのも不思議な気がしたが、「してください」は敬語の会話でしかでてこないので、そういう理由で3回しか出てこないのだった。ちなみに解説の中では正しく表記されていた。

ちなみに訳者は風間賢二、出版社は扶桑社。

話の中でBlueWater563という型番の私有のボートが出てきて、その構造がよくわからなかったので調べてみたが、BlueWaterというメーカーはあるものの、563という型番はなかった。こういうところも不満なところ。

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