あこがれのベーシストに悩む
ミロスラフ・ヴィトウス(Miroslav Vitous)という人が学生時代のあこがれのベーシストだった(とか言いながらギター弾いてたのだけれども)。
彼はチェコスロバキア生まれで19歳の時にヨーロッパで行われたJAZZコンテストにベース部門で優勝し、ハービー・マンのバンドで楽旅しつつマンのプロデュースした「Infinite Search」でアルバムデビュー。ちなみにそのコンテストでのベースの2位が、ジョージ・ムラツといって、この人のスイングの仕方が私はどうも好きになれないのだが、。ローランド・ハナ(p?)とデュオをやってたんだっけか?
で、ヴィトウスですが、その後マイルスのバンドなどを経てWeatherReportの創設メンバーとなります。創設当時のWRは「新主流派」の出現という言葉がぴったり当てはまるすごいグループでしたが、その後Funk的な要素が強くなっていくにつれてヴィトウスの居場所がなくなり、Jacoにとって替わられることになります。
これがそのデビューアルバム「Infinite Search」。私が持っているヤツは本人のサイン入りだ。銀座ヤマハでタイガー大越のサイドメンとして来日したときにサインしてもらった。ついでに握手もしてもらったのが自慢です(誰も聞いてくれないけど)。
当時、彼は「ニューイングランド音楽院主任教授」とかいう肩書きだったらしく、MCのアナウンスが何度もそのことに触れていた。
コノアルバムは長らく廃盤だったのですが、99年ごろに「Mountain on the cloud」というタイトルでCDとして再発売されました。ベースというのは伴奏するだけの楽器じゃないんだという事を強烈にアピールした画期的な1枚だと思います。
どうしてヴィトウスのことを急に思い出したのかというと、Youtubeでこんな動画を発見したからだ。Youtubeもますますご発展のようで、たしか半年前にはVitousで検索してもなにも出てこなかったりしたものだが、いまではこんなレアモノがあったりする。
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コメント
おお、サイン入りに握手ですか、うらやましい。
実を言うと、この手のジャズに興味を持ったきっかけっていうのが、六甲の誰かの下宿で貴君が持ってきて聴かせてくれたこのLPだったのであります。N女史(ピアノ)の下宿だったかも。
CDは私も持ってますが、何か音のバランスがLPと違う気がして違和感があるため、ほとんど聞いてません。
投稿: taki | 2008年10月23日 (木) 22時11分
ちっちゃなボールペンしか持ってなかったので、なんか書きにくそうにサインしてましたよ。でかい手でね、握手してもらうと自分が子供になったような感じでした。
あのころはLP持って将軍通りあたりをうろうろしてたんでしたっけね。N田女史ところへ持って行ったかなぁ? ぜんぜん記憶に残ってませんが。N田女史はこういうの興味あったのかなぁ?
このアルバムは録音があんまりよくなくて、ハムノイズが入ったりしてましたね。そういえばこのCDもあんまり聴いてませんねぇ。もう一回聴いてみようかな。
このアルバム買ったのは確かまだ高校生のころで、一曲目のFreedom Jazz Danceを聴いて「えらいもん、買うてもうた」と思ったのを覚えています。
投稿: PICKS CLICKS | 2008年10月23日 (木) 22時23分