地元セッションで悩む
セッションするために都内まで出かけたりしているわけだが、帰りの終電が気になってしまう。横浜でそういうセッションはできないものか?
いやいや、横浜のジャズシーンを侮ってはいけない。関内の近辺にはジャズスポットが沢山あって、それぞれに個性ある活動を行っているらしい。
(http://www.asahijazz.net/liveinfo/mapkannai.html より)
全部のスケジュールを俯瞰できるといいのだが、そういうわけにも行かないので、ちょっとチェックしてみたら参加できそうなセッションを見つけたので行ってみた。
いってみたのはLafu&Stingという店で、上記の地図では左下のさらに外れにある。伊勢崎町モールのオデオンの向かいのビルだが入り口が反対側にある。ここで28日金曜日の夜にセッションがあるという。
「セッションの詳細はスケジュール表参照」ということだったが開始の時刻が書いてなかったので電話で確認すると20時からということだった。いろいろあって20:30に現地到着すると、すでにセッションは始まっている。曲はステラで、アルトサックスとギター・ピアノ・ベースとパーカッションという構成だった。飲み物をオーダーしてぼーっとしているとノートが回ってきて名前と楽器を書けという。
セッションマスターはステージでベースを弾いている佐藤さんで、この人がメンバー表を見ながらステージへ呼び上げていくのだ。曲はどう決まるのかよくわからない。
私が最後の参加者だったらしく、そのメンバー表をベースにメンバーが3順ほどしていたようだ。メンバーはアルト1本、テナー1本、ギター3本、ピアノ二人、ベース二人、ドラム3人というところ。そうそう、ボーカルの女性も一人いて、この人は2曲ずつ歌っていた。
最初に呼び上げられたときの曲は「酒バラ」で、ここで私はコード進行を覚えていないことがバレてしまう。こういうセッション向きの曲ってほとんどやってないものなぁ。でも、それでも果敢にソロをやってお情けの拍手をいただく。
3回目に呼ばれたときには「なにやりますか?(意訳すると、「なにができますか」)」と聞かれたので、「My RomabceをBbで」というと「譜面はEbだけど、まぁいいや」ということでピアノを入れた4人でやる。これはうまくいった。
3回目のステージでは、「MistyをFで」ということにしたかったのだが、他の管の人たちがもう帰り支度を始めていて、一緒にやってくれる人がいない。ギタートリオでもよかったのだが、なんとなくそれまでの流れがノリノリの曲をやりたいような感じだったのでJazz'n Sambaではどうか、と切り出してみるとテナーの人が付き合ってくれろ言うことだったのでお言葉に甘える。キーはFということだったので、それでやる。まぁ、これも無難にやってしまう。この曲でセッションはお開きになった。
だいたい首都圏のセッションはいわゆる「青本」が基準になっているようで、「青本ではこのキー」というのが常套句のように出てくる。首都圏の大学のジャズ研あたりではこれがデフォルトになっているらしい。私のやるキーはほとんどRealBook基準なのでしばしばこういう四面楚歌に陥る。
穂かに演奏された曲は「All the Things you are」とか「Another You」とか「I Hear a Rhapsody」「Like Some in Love」とか。このあたりはだいたい押さえているのだが。
ピアノの人が面白いソロをやっていて、アウトするというのか、「ええと、それは別の極ではありませんか?」というくらいに外しまくって、しかしちゃんと元の進行に帰ってくるということをやっていた。ギターで真似してみようと思ったが、あれはちょっとまねできないな。
それにしても、やはりセッション用の曲もちゃんと覚えておかないとだめだなぁ。せめて「酒バラ」「Another You」はちゃんと押さえておかないとね。
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