ジャズっぽいコード進行で悩む
ジャズっぽいコード進行というのがあって、それは歌謡曲や演歌とはちがうものだった。JPOPは歌謡曲とか演歌よりはジャズに近いもののように感じられる。
ではジャズっぽいコード進行というのはどういうものであるのかというと、それは4度進行と半音アプローチ、関係調への移行などのパターンを持った進行で、その進行のためにメロディラインがダイアトニック(通常のドレミファ音階)なスケールから外れることによって浮遊感をかもし出す、というもののような気がする。
で、そういった「ジャズっぽい」コード進行はアドリブしやすいので、そういう曲を好んで演奏するわけだが、たまに歌謡曲なども試しに演奏してみたことがあった。「いい日旅立ち」とか「Sweet Memories」とかウタダの「Colors」、ユーミンの「中央フリーウエイ」など。ジャズとはちがうコード進行なのである意味勉強にはなるのだが、コード進行に振り回される感じがいやで、ちょっと足が遠のく感じになっている。
「王道進行」の話などを考えていて、なるほどもともと歌謡曲というのはコード進行にパターンがないというか、自由自在というか、おそらく元々はコード進行という概念自体がなかったのか、つまり実はジャズのほうが早くからコード進行がパターン化していたのではないか、と思うようになった。
ジャズの曲をいろいろやっていて、ボサノバの曲もジャズ・スタンダードとして取り込まれたものを主体に演奏していたので、ここ1年くらいに覚えた(ジャズ・スタンダードでない)ボサノバの曲を点検してみると、それらのコード進行は必ずしもジャズっぽくないので、なるほどそういう曲たちはむしろ歌謡曲的自由なコード進行なのだなぁと思った。
典型的なのが日本で「黒いオルフェ」として知られる曲で、私はこれがどうも苦手だった。漠然とコード進行が歌謡曲的だと思っていて、なんだか好きになれない。
話をうまくまとめられないのだけれども、ジャズっぽいコード進行というのはそこに何らかのパターンを読み取ることができるのに対して、歌謡曲的なコード進行は思いつきというのかコード進行にストーリー性がないというのか、早い話が(私にとって)コード進行が覚えにくいということなのじゃないかと思うわけだ。
なんだ、そういう個人的な話なのか。
で、なんとなく話のまとまりがつかないのでYoutubeでごまかす。椎名林檎の「黒いオルフェ」。ポルトガル語と英語で歌っている。
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コメント
「黒いオルフェ」っていうか、「カーニバルの朝」ですね。しかし、これって普通の4度進行的コード進行だと思いますけど?私はボサノヴァも結構4度進行タイプだと思ってるんですが、見解の相違ですね。
Em |F#m7b5/B7|Em |F#m7b5/B7|
Em |Am7/D7|Gmaj7 |E7-9|
Am7 |D7 |Gmaj7 |Cmaj7|
F#m7b5|B7 |Em |Fm7b5/B7|
繰り返しはBmb5/E7で関係調へ転調がありますね。
ただマイナーマイナーしてるところが歌謡曲的なのかもしれないけど。
中央フリーウェイ
Fmaj7| % |F#dim/D7 |Gm7 |
Edim/ C7 |Fm7
というコードだそうですが、これってポップスにジャズ系のコード進行を取り入れたような気がしますが。F#dimとD7、EdimとC7は同じですよね。|Fmaj7|F#dim|Gm|というのはよくある進行だし。後は4度進行で転調していってKey of Abになりますね。ある意味、Fmajで始まるHere's that Rainy Dayのパクリみたいな気もします。
ECM系とか70年代以降のジャズなんかは4度進行的ではない感じがします。
投稿: taki | 2008年11月15日 (土) 23時05分
えと、ボサノバが4度進行ではないと言っているわけではなくて、ボサノバの中にはそういうジャズっぽくないものもある、ということを言いたかったので。
ジャズのスタンダードとして取り上げられているような(あるいは私が昔から知っているような)ボサノバは4度進行でしょう。
でも「カーニバルの朝」はなんか違和感があって、私のキーはAmなのでちょっと書いていいただいた例ではよくわからないんですが、4度上がってまた戻ってっていう感じじゃなかった?
中央フリーウエイは歌謡曲だけど、私もやってるよってくらいなので典型的なものかどうかはよくわかりません。
書く前にちゃんとそれぞれの曲のコード進行を調べておけばよかったんですが、例によっていい加減なことを書いてしまいました。
ECMっていうのはそういう4度進行とかバップ的なものから逃れようとしていたんじゃないですかね、とこれまたいい加減なことを。
投稿: PICKS CLICKS | 2008年11月16日 (日) 02時00分