FourPlayで悩む
Fourplayは、Bob James(key)、Lee Ritenour(g)、Nathan East(b)、Havey Mason(d)という、超大物メンバーで構成されるユニットだ。現在、ギターはLarry Carltonに代わっている。Ritenourが忙しくてunitとの時間が取れなくなったというのが理由だったが、まさかリトナーからカールトンに切り替えるとはね。
まぁその話はおいおいするとして、最近車の中ではもっぱらFourplayを聞いている。ちょっと緩い緊張感が運転するときには心地よい。Bob James好きだし。
もともと、Fourplayはできすぎというか、地位を確立させた大物たちが余裕でお小遣い稼ぎをしているという風な印象があって、あまりよく思っていなかったのだが、聞き始めるとすっかりはまってしまっていたわけだ。
で、久しぶりのドライブで、ちょっと目先を変えてみようと思って古いスパイロジャイラのmp3を引っ張り出してみた。詳しいことを書くと長くなるが、スパイロジャイラのアルバム12枚ほどのmp3データの入ったCDROMを持っていたのだ。
しかし、運転しながらスパイロジャイラを聞いてみると、これがなんともしょぼいのだ。Fourplayと比べるのがかわいそうなぐらいだ。
というわけで改めてFourplayを見直した次第。うむ、さすがですわ。
で、夏の終わりごろに放映された「東京JAZZ」のなかにFourplayのライブがあって、まさに車の中で聴いていたような曲をやっている。とはいってもギターがラリーカールトン(以下ラリカンと略)なんだな。
リトナーとラリカンは20年前ほど前にはジャズギタリストとしてトップを競い合っていた仲だった。当時のリトナーはいかにもギター小僧上がりという感じでメカニカルでとんがったフレージングと高速フレーズが得意だった。一方のラリカンはフュージョンというよりもブルースに近い印象があって、特に指が早いという印象はなかったが、ハートウォーミングっていうんですか?私はどっちかというとラリカンのほうが好きだったのだった。
しかし、事件が起こった。どういう経緯だったのかはよく知らないのだが、80年代の終わりころラリカンが銃撃されて瀕死の重傷を負ったのだ。
銃撃されてからのラリカンはなんだか人が変わったようになってしまっていて、なんというか「普通のギタリスト」になってしまったようだった。一方でリトナーはラリカン不在の間に円熟したというのか、ラリカンが占めていたマーケットをすっかり食っちゃった、っていう感じで、私も一緒に食われちゃった、という感じです。
などと思いながらYoutubeでFourplayを見ていると、お、リトナーがサドウスキーのエレガット弾いてるじゃないか。思わず動画をとめてキャプチャだ、キャプチャ。
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