長年使ってきたマイクが調子悪い。なんだかガサゴソとノイズが入る。今までこんなことなかったのになんでだろう?
同じようなマイクがもう一本あるのだが、こちらも同じようにノイズが入る。なんだ? シンクロニシティ? 地球温暖化の影響なのか?それともCO2が増えてるからなのか? 私が温暖化に疑問をもっているからか?
「mic-noise.mp3」をダウンロード
こんな雑音なんて聞きたくもないだろうけど、一応記録として残しとこうと思って。これで不思議なのはマイクのスイッチを切ってもノイズがのこっていること。この録音でも指を鳴らしたあとでスイッチを切っている(スイッチを切るノイズが入る)のだが、それでもノイズが続くのだ。なにこれ? ケーブルが静電気を帯電している? それだとしてもこんなには続かないだろうし。
実はこのマイク、昔から不思議だったのだ。それはプラグが3極になっていることで、なんだこれは?ステレオじゃないはずだし。でも昔から複数のPCで何にも考えずにつかってたものなぁ。ほんとに何にも考えてなかった。インピーダンスも補助電源ということも全く考えてない。
ひょっとしたらステレオじゃなくてバランスタイプで出てきているんだろうか? とも思ったが、それだと今までPCで使えていたのが不思議。
で、もっと早くにやってみればよかったのだが、3極のそれぞれの間の抵抗値を測ってみる。先端からA,B,Gとすると、
A-G 1469Ω(Aに+、Gに-) 1190Ω(Aに-、Gに+)
B-G 1469Ω(Aに+、Gに-) 1188Ω(Aに-、Gに+)
A-B 1Ω(Aに+、Gに-) 1Ω(Aに-、Gに+)
うーん、なんだこれ?極性持ってるなぁ。ステレオなのかなぁ?
というわけで解決できてません。
同日追記:
なるほど、つまりこれはえれくとれっと・コンデンサマイクで信号を出すためには電源が必要だ、と。だからPC側から電源供給するために3極になっているらしい。
しかしそれだと、エレガットとかエレキギターをマイク入力に直結しているときにはどうなってるんだろう?何か保護回路が働くんだろうか?
ともあれ、このマイク壊れちゃったってことかな? う~ん、ギターの音を拾うには都合よかったのになぁ。
あ、このあいだ歌ったのが(ハミングだけど)よくなかったのかな?
それともPC側の電源供給がヤバくなってる? それはまずい、まずいぞ。
さらに同日追記:
問題のマイクを他のPCにつないで見ると、問題なく雑音もなく動作する。PCが問題なのだ。まずい。これはまずいなぁ。
1月13日追記:
PCのマイク入力部の構成図を発見。
なるほど、Creativeの仕様だったのか。なるほどなぁ。
そういえば、このあたりの周辺回路を作ったりしたこともあったんだった。すっかり忘れていたよ。学生時代にコンサートの隠し録り用のマイクをエレクトレット・コンデンサー・マイクで作ったのだった。だからバイアスかけるのなんて考えてみれば当たり前なんだが、それならプラグは2極でいいので、なんで3極なんだろうか?と。
で、これらの事実を踏まえて問題のPC(IBM ThinkPad)のマイク入力部の電圧を測ってみた。すると[1]には0V、[2]の部分に2.60Vが印加されていた。うむぅ、5Vないといけないんじゃないのか? でも別の資料では2~5Vということになっているのになぁ。
じゃぁ、マイクが動作するほうの(NEC Lavie)電圧はどうかというと、逆に[1]に2.44V、[2]に0Vだ。2KΩの抵抗とコンデンサのところがつながっているんだろうな。Creativeの仕様と違うやん。違うほうが動作して、Creativeぴったしのほうが動作しないわけだ。なんだこれ?
回路の理屈としてはNECのでもIBMのでも全然問題ないはずなんだけど、うーむ。
1月18日追記:
同じマイクを同じPCにつないでいても、雑音が出るときと出ないときとがある。これに気がついたのは、録音用ソフトAudacityを停止させたときだ。停止させたとたんに雑音がぴたりと止まった。モニタが切れたのかと思ったのだが、マイクは依然として音を拾っている。ノイズだけが消えたのだ。
ノイズについては依然として未解決だが、ジャンク箱の奥からマイクをひとつ見つけてきた。昔ビデオカメラに外付けして使っていたステレオマイクだ。これもコンデンサマイクだが、電池を内蔵しているのが強みだ。
パイオニア製のCM-S50という製品で、WEBで調べると今でも販売されている(定価6300円、売価4700円!!)ことになっているが、パイオニアのWEBではもう全く掲載がない。だから詳細な性能がわからないのだが、私が使おうとする目的にはちょっと感度が低い。電池を換えてみたが感度は変わらない。
クリップ式で留めるようになっているのでカメラ用の三脚に食いつかせてみた。とりあえず見栄えはよいが、PCにつなぐには感度が悪いのであまり使えない、ハーモニカと一緒に持って吹いてみると、感度的にはちょうどよいくらいだが、マイクを押さえる左手の指がつりそうになる。それにハーモニカにマイクを近づけて演奏すると、レバーを押す音が入ってしまうのだなぁ。
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2月28日追記:
どうも上の回路図でいうと、Rbに電流が流れるとノイズが出でているようだ。チップ抵抗を交換したりするのはちょっと無理だ。だから、PC側人電源を頼らずに別電源を用意すればよいことになる。
で、こういうものを作ってみた。マイクとPCとの間に入れて、マイクに電源を供給し、PCには信号だけを渡す。
その写真がこちら。プラグの中に入れたかったのだが、まだちゃんと入っていなくてバラック状態だが、ちゃんと動作する。
本当は信号線をシールドしたほうがいいのだが、インピーダンスが低いのでまぁいいだろうといういい加減な電子工作だ。
電池の両端にバイパスコンデンサを入れたいところだが、まぁ当面はいいかな。
さらに、電池を省略してPC側から供給されるノイズ入りの電源をコンデンサでノイズを除去して使うことを考える。回路自体はたいしたことないのだが、宙ぶらりん配線になってしまうので、それを何とか考えないといけない。
あるいは電池を使い続けつつ、簡単なミキサアンプをくっつけるという案もある、あるんだけどそこまでやるかどうかはわからない。でも、もうなんかケースなんか買ってしまったなぁ。
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