安いギターでまた悩む
1050円で買った中古ギター(鈴木33R)をボサノバパーティに持っていったところ、意外に好評だった。ひとつにはペグ(糸巻き)を交換したこともあるのだろうが、古い枯れたギターのいい面が出ているようにも思う。なにしろ1971年に製造終了しているモデルだからアラフォー・ギターなのだ。
評判がいいのはうれしいのだが、これを都内某所の置きギターにすればいいという話があって、それはいいけれどもじゃぁ私の家ギターはどうなるの? 他にもギターはあるけれど、ちゃんとしたクラシックギターはこれしかないのだ。
とか思いつつまたHardOffを見ていると、(見に行ったのかよ!?)また安いクラシックギターが出ている。前にも信濃ギターが2100円で出ていたのだが、これは見送った。今回は全音のZG250というギターでこれも2100円だ。調べてみるとこれはまだ現役で販売されているものらしい。
現物は弦が張られていないので弦高がよくわからないのだが、ボディに変形(ドーミング)がなく、ネックもブリッジからナットまで透かして見たところまっすぐなのでよしとして(したのかよ)買ってしまった(買ったのかよ!?)。買う寸前にサドルがないのに気がついたが、まぁそれは買ってくれば何とかなるだろう、と。
サドルは牛骨のもの(「加工が難しい」とのメモあり)が420円、プラスティックの(「音が硬くなります」とのメモあり)が105円だった。迷わずプラスティックにする。
サドルをブリッジに嵌めて、弦を仮に張ってみるとやや高い感じがする。なので、サドルを1.5mmほど削ってみる。削るには最初木工用の小さなカンナを使ったが、うまくいかなかったのでハサミの刃の部分を立てて削ってみた、これは使いやすい。
まぁ大体こんなもんだろう、といういい加減な加工のサドルをはめ込んで弦を張る。弦は1050円のギターに一度張った後、糸巻き交換のために外した弦だ。なんとなくもったいなくて捨てられなかったのだ。この弦セットは巻き上げた後、余った部分を切り落としてあるので、長さが足りるかどうか心配だったが、弦が伸びきっているために心配したようなこともなく張ることができた。弦高は12フレットで5mm、やや高いが私には問題ない。
ただちょっと糸巻きがやはり渋いので、これも交換したほうがいいかもしれない。
写真は左が1050円の鈴木33R(背面の模様がグダグダ)、右が全音ZG250(背面すっきり)。
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