四連符で悩む
四連符って、8分音符とか16分音符じゃないのかというとそうじゃなくて。初めて見たときには驚いたがこれは3拍子の曲で1小節の3拍を4つの音符で弾け、という意味。
初めて見たのはChick CoreaのWindowsだったなぁ。他にもBill Evansの曲でもなんだったかそんなのがあったのだが、今回はPat Methenyの曲だ。
サビと言うよりむしろブリッジなんだろうけど、某曲の一部でこんなふうに書かれている。
4連符よりもこのメロディラインがすごいのでなかなか覚えられない。コードを見ながらメロを見るとなるほどと納得なんだけれども、ではこのコード進行を納得できるかというと、まぁ、納得するよりもまずは受け入れなさい、ということなんだろうな。
しかし、この四連符ってのは実は付点音符で書けるはずなんだが、それでもやはり四連符にしなくちゃいけないのかな? ノリとして?
この曲に関して言えば音源も沢山あるので、それを聴けばどういうふうに弾くかは分かるんだけれども、一度はきっちりと付点音符でタイミングを押さえておきたいものだと思う。
で、関連してないんだけど、最近特に気になっているコード進行があって、
|Em7|Ebdim|Dm7|Abdim|
というものなのだが、なぜ二つ目がEdimじゃないんだろうか?と。というのは二つの別の曲で続けて同じ進行を見たので不思議に思っているわけだ。だからどうってことはないんだけども。
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コメント
3拍4連というやつですね、やっぱり3拍子ノリで行くってことでしょう。2拍3連みたいなもんか。
|Em7|Ebdim|Dm7|Abdim|
これは以前に私がApproach Chordと間違った呼名をつけていた進行でありますね。
http://taka-sumi.cocolog-nifty.com/taki_blog/2007/08/approach_chord.html
投稿: taki | 2009年3月22日 (日) 23時53分
三拍四連を演奏するときには二拍三連のような浮遊感をもって演奏しなくてはならないんですが、これはまだ身についていなくて苦労しています。特に4小節も続くので。
で、なるほど、Em7→D7-9→Dm7→G7-9という感じのアプローチと見なすんですかね。
あるいは、Em7→Am7+5=F9→F7-9→BbM7=Dm7→G7-9とか?
それよりも、ご指摘の記事でのギターにおけるコードとスケールという話が興味深かったですね。私はわりとコードとスケールの両方を指板上に見ているんです。鍵盤はほとんど弾かないので、そちらとの比較がちゃんと出来ていないということかもしれませんが。
投稿: PICKS CLICKS | 2009年3月23日 (月) 12時51分
TBありがとう、というか前にもいただいてますが、こちらからもTB送りました。
あの記事はWaveやCorcovadoのdimコードの話でしたが、Corcovadoについては赤松氏が色々と解説されているのでご参考まで。私も余計な口出ししてます。
http://sun.ap.teacup.com/vibstation/894.html
http://sun.ap.teacup.com/vibstation/899.html
http://sun.ap.teacup.com/vibstation/904.html
http://sun.ap.teacup.com/vibstation/909.html
それ以外にも左メニューのカテゴリー金曜をクリックするとコードやインプロなど色々と参考になる話があります。
http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/msgcate5/archive
投稿: taki | 2009年3月23日 (月) 23時54分
Bossa Novaって実はあんまりコードを気にしてないって言うか、コードよりもトーン・クラスターみたいなアプローチなんじゃないか、と思うんです。コードネームはむしろ後付なんじゃないか、と。
JobimなんかはかなりJazzの影響を受けていて、コード進行から発想しているような曲も多いのですが、大半はコードを後付けしているような気がします。
カルロス・リラなんかはほとんどコード後付けなんじゃないかなぁ。
まぁ、Bossa NovaをJazzの素材として扱うのなら、Jazzの流儀で分析すればいいのでしょうけど、それだけだと分析しきれない部分も出てくるんじゃないかな、と思いました。
投稿: PICKS CLICKS | 2009年3月24日 (火) 23時45分
トーンクラスターという概念というのか感覚と言うのか、これはユニークな考え方ですね。
確かにスケールあるいはモードがあって、そこに当てはまる和声があって、それを後からコードネームにこじつけると言うことはあるかもしれません。
クラシックとかエスニック音楽なんかは案外そういう具合に和音がついている場合があるでしょうね。
アルベニスの曲を赤松氏が演奏していて、その楽譜が出ているんですが、もともとがモーダルな曲にクラスターのような和声がついているので、それをやや無理にコードネーム化して解説していますが、まずスケールの理解が必要ということと、理論的に説明のつかないところもあると書いてあります。
まぁ、バンドでジャズにしようとすると、どうしてもコードという共通言語に集約しないとやりづらいと言うことはあるでしょうね。
投稿: taki | 2009年3月25日 (水) 23時15分
トーン・クラスターという言葉は、学生時代にマッコイ・タイナーの演奏を解説する記事で読んだのだと思います。ピアノでコルトレーンのバックを弾くにはそうするしかなかったのかもしれません。
こういう都合のいい概念を聞きかじってしまったので、学生時代の私のギターはめちゃくちゃなボイシングだったのではなかったかと思います。ルートを弾くなんて全く考えてなくて、アッパーストラクチャ・トライアドからの発想だったもので。
投稿: PICKS CLICKS | 2009年3月27日 (金) 20時33分
>ルートを弾くなんて全く考えてなくて、アッパーストラクチャ・トライアドからの発想だったもので。
私の最近のJazz情報はほぼ全て赤松氏のBlogなんですが、そこでのヴォイシングの解説では、やっぱりベースがいる限りはルート、五度は省くのが原則になってるから、それはそれで正解なんではないですか?
投稿: taki | 2009年3月27日 (金) 22時03分
書いたときから気になっていたんですが、四連譜じゃなくて四連符が正しいのだと思うので、タイトルとともに修正しました。
投稿: PICKS CLICKS | 2009年4月10日 (金) 23時36分