イパネマの娘で悩む
このBlogに半年くらい前に書いた記事の中で、「これがイパネマの娘のモデル」と説明をつけて写真を貼ったことがあった。そしたらそれにコメントが付いて、「この写真を(Blogで)使わせてください。」と。
使ってもらうのは一向にかまわないが、出典を明らかにしておかないとなぁ、と思って探してみたのだが分からない。当時、私はブラジルで楽譜を探そうとしていてブラジルのYahooを基点にいろいろ探していたのだったが、今からまた同じことを繰り返すのはちょっと辛い。
なので、またちょいちょいと探してみたら、この「イパネマのモデルの娘」というのは「Heloisa Eneida Menezes Paes Pinto」という名前だと分かった。その後彼女はエンジニアと結婚して姓が変わり、「Heloisa Pinheiro」となる。ここまで分かるとWikipediaで、近影を見ることができる。
しかし、もともとの「若いころのHeloisa」の写真はなかなか見つからなかったのだ。
「イパネマの娘」という曲は、私がギターを弾きたいと思ったきっかけとなった曲だ。因縁があるのだ。関西弁で言うと「因縁があんねん。」となる。まぁいいんだけど。
だからもう一回ブラジルのYahooからでも探してみようと思った。
そしたら、案外簡単に見つかった。ここだ。
Heloisaには娘がいて、二代目を襲名したとかいう話も聞いたことがあったのだが、その二代目の写真も見つけた。
ついでに今は絶版となっているらしい書籍「ボサノバの歴史」も調べてみた。うむ、なるほど、Heloisaのお父さんは軍人だったのか、許婚もいて、ヒット曲の原因をなったことを公表することを嫌ったらしい。
でも本人はノリノリで、サンパウロに「Garota de Ipanema」という宝石店を開き、イパネマの歌詞をプリントしたTシャツを販売してジョビン/モラエスの遺族から訴えられたりしたらしい(「アタシがいなかったらこの曲はできなかったのよ!」というHeloisaの主張が通って、この訴えは退けられた)。
まずは若いころのモラエスとの写真。このころは黒髪だったのかな?
これは1987年にブラジル版Playboyの表紙を飾った写真。いつの間にか金髪になっている。
さらには娘と一緒に同じくブラジル版Playboyの表紙を飾ったもの(お母さん、あんた娘になんちゅう格好をさせるねん!?)。これは2003年の4月だという。娘はスーパーモデルだということなんだけど、まぁそりゃそうかも。
これが63歳になったイパネマの娘。1945年生まれということだから、2008年の写真ということになる。
もっと最近の写真らしいのが娘とのツーショットのこちらで、じゃぁこれは64歳かな?

| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- フルアコ・エレキギターで悩む(2022.10.03)
- 山崎まさよしの微分音で悩む(2021.08.01)
- ギターのミニチュアで悩む(2021.07.29)
- aikoの微分音に悩む(2021.07.28)
コメント