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2009年4月の15件の投稿

2009年4月30日 (木)

恋愛サスペンスで悩む

米ソ冷戦時代にスパイとして、あるいはスパイの上官として活躍したアメリカの情報将校が、連戦終結に伴って解雇され帰郷した。

彼には愛し合っていた女性がいたのだが、彼女は地元の下衆な警察署長と結婚していて、精神的、肉体的DVを受けていた。

Spencerville というわけなので、彼女をめぐって正義の元情報将校対下衆な警察署長の戦いが始まるのがネルソン・デミルの「スペンサーヴィル」という小説だ。ところが、この情報将校が意外に軟弱というか、やることがすごく普通で、しかも大事な秘密を大麻常習者の友人にぺらぺらしゃべってしまったり、どうにも情けない。

最近までジャムズ・H・コッブのステルスものを沢山読んでいたので、もっと心理戦に持ち込んだり、無人偵察機で1万m上空から赤外線で監視して、車の温度分布からおおよその方向距離を推定したりとかいうことを期待したのだが、「尾行されていたら、車から降りたときにドアを開けたままにしておく」くらいのことしかやってくれない。電話盗聴を前提とした符丁くらい決めておけばいいのに。

そんな感じでいらいらと読んでいた上巻の終わりのほうで、なんというか、運命のいたずらのようなことが起こって、二人の計画が危うくなる。うむう、これはこのままメロドラマになってしまうのだろうか?

というわけなので、今下巻に入ったところなんだけれども、この先読むのをやめようかどうしようかと迷っているところ。なんだか韓国ドラマみたいなハラハラドキドキが立て続けに起こりそうでいやだ。それに、そういうのも案外嫌いじゃないので、のめりこみそうになるのもいやだ。

ネルソン・デミルって、ベストセラー作家みたいだけれども、サスペンス専門じゃないのかも。1960年代の話とか、アメリカの田舎の話とかで妙に盛り上がるわりにはサスペンスにつながらないのだ。

ところで、なんでこの本を読もうと思ったかというと、それはJazMysさんの「PaperBack Mysteryの本棚」で取り上げられていたからだ。JazMysさんとおっしゃるのは、実は学生時代の先輩であるA田さんのことだ。JazMysさんは学生時代からこういう小説を原語のペーパーバックで読破しておられるのだ。私も昔原書を借りたことがあるが、読み通すことは出来なかった。その後にも何度か自分で買ってトライしたりもしたが、なかなか読み通すことは出来ていない。

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2009年4月24日 (金)

頭のよくなるクスリで悩む

「馬鹿につける薬はない」ということらしいが、頭のよくなる薬というのはありそうだ。

 

では、頭のよくなるクスリを馬鹿にのませるとどうなるだろうか? 馬鹿にもいろいろあるだろうから、いびつに頭のいい人間になって・・・とこれくらいしか話を膨らませられないのが私の限界らしい。

 

Braindrugで、「ブレイン・ドラッグ」というのはそんな薬があったとしたら?という話なのだが、主人公のエディがそのクスリで知力向上しているときの描写が、なるほど頭のいい人というのはこういうふうに世界を見ているのか、というふうに思えて興味深い。

 

いやまてよ、頭のいい人の見ている世界を描写できるという事は、この著者もそれくらい頭がいいということなのか? そういえば、私がのめりこむ小説というのはそんなふうに著者の頭のよさが散見されるものが多いように思う。日本で言えば、桐野夏生とか昔の筒井康隆とか。

 

MDT-48と呼ばれるこのクスリは効き目が約一日しか続かなくて、一錠が500ドルだから、約5万円(仮のヤミ流通価格)。副作用は、さぁ、どうかな?

 

アメリカン・ドリームというのか無名の人間が薬で活性化した知性をフルに使ってのし上がっていくのはある意味痛快だ。

 

反面、クスリが切れたときのエディの行動がなんとなく自分に似ているようで、ううむやっぱり私もこのクスリが欲しい、と思う。

 

昨年あたり「Dark Fields」というタイトルで映画化されているはずなんだが、まだ完成していないのかな?2010年完成予定なのかもしれない。クスリでハイになっているエディがどんなふうに表現されるのか興味あるなぁ。

2023年2月28日追記:

2011年に「Limitless」というタイトルで映画化されていた。フル・ムービーも投稿されているが、ここでは短いものを紹介する。


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テレビが面白くなくて悩む

テレビが面白くない。特に昨年の暮れくらいから番組の質がドンドン落ちている。広告が減っているのだろう、やたらと番組宣伝が増えたし、通販番組もMXTVとかTVKだけでなく一般の全国ネット局でも増えている。

新しい番組が出来たと思ったら、「ぶさいく犬コンテスト」とかいうほんとにつまらないものだったり、安いタレントにもともと不得意なことをさせてそれを笑いものにするとか、志も低いものばかりだ。

Enta 先週の「エンタの神様」もひどかった。元々この番組は嫌いだったのだが、神戸への日帰りでの疲れを癒そうかと思って見たのが間違い。テキトーなことをリズミカルに繰り返せば笑いを取れると思っているフシがあるし、笑い声は全てあとから付け足した人工的なもので全く共感できない。

調べてみると、五味一男プロデューサーというのが、自分のネタを無名の芸人にやらせたりしていることもあるという。そりゃおもしろくないわけだ。

アンチエンタの神様同盟というのもあるらしい。

それでも視聴者多数派の笑いが取れているからいいのか? そうやって番組の質が落ちていくのだから、テレビ局の自業自得で、もう地上波デジタルを機会にテレビみるのやめようかしらん? (たぶん、それは無理)

そういえば、テレビだけじゃなくて、録画装置もデジタルにしないといけないわけだ。まさかビデオテープにもう逆戻りは出来ないから、大容量のハードディスク・レコーダ買わないといけない。使えなくなるアナログのレコーダをどうしてくれるんだ?

「アンテナよし、TVよし、俺つよし」とか言ってる場合じゃないだろうと思ったら、わいせつ物陳列とかで逮捕されちゃうし。真夜中の公園でも「陳列」になっちゃうのか。騒いだから? ほんとにマジメだけが取り得だったのにねぇ。

そういえば、「2011年7月まででアナログ放送が終わるんですよ」というCMに「なんでなの?」というツッコミがなぜか聞えてこない。なぜデジタルにするのか?という質問にちゃんと答えられるひとはいるのだろうか?

公式見解を知りたくて、0570-07-0101に電話して聞いてみた。

質:「どうしてデジタルにしないといけないんですか?」
答:「アナログの電波が足りないからです。」
質:「デジタルになって空いた周波数帯(電波)はどう使うのですか?」
答:「それはまだ決まっていません。」
質:「決まっていないのに、なぜ足りないということになったのですか?」
答:「非常時通信や救急に使うという方針は決まっています。」
質:「そんなのは通常放送をストップしてやればいいんじゃないですか?」
答:「他にも、地域情報のための放送に使うことになっています。」
質:「テレビの放送はもともと地域性を無理やり持たせているんじゃないんですか?」
答:「・・・」

注)テレビ放送は「地域性」の名のもとに地方TV局の権益が保護されていて、この権益保護のために、TV放送のインターネット化が阻害されている。

4/24 追記:

草彅容疑者は「公然わいせつ罪」なんだそうだ。深夜であっても公園などの公共の場で裸になると自動的に「公然」となるらしい。

草彅は男女二人と合計三人で酒を飲み、男は先に帰って女性と二人で公園へ来たらしい。この女性がヨッパライに手を焼いて放って帰ったんだろうな。

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2009年4月19日 (日)

神戸の未知に悩む

母の三回忌で神戸まで行ってきた。またまた久しぶりの神戸だったので、今まであんまり知らなかったところへ行ってみた。実際のところ、実家が大阪だったので帰省してもなかなか神戸までは行けなかったりしたので、新名所みたいなところも案外知らなかったりするので。

まずは、新幹線の中で先月から使用可能となった無線LANの話から。

Wirelesslanbulet 東京から新大阪までの区間でyahooの無線LANが使用可能となっている。login画面を通過した画面がいつものと違ってJRのもので、logout画面がない。logout画面をブックマークしておくと使えるのかもしれない。まぁこれはだいたい10分くらいでタイムアウトするようなのでほうっておいていいのだが。

N700mobilepoint

無線の接続速度を測定してみると下り500kbps上り280kbpsというところ。利用者も多いだろうからこんなものか。利用者一人一人に対して帯域制限がかかっているのかもしれない。

Speedn700

帰りの新幹線でも無線LANを使っていたのだが、一度だけ接続が切れたことがあった。無線LANはつながったままでその先が切れたという状態。すぐに回復したが、そんなこともあるのだなぁ。

Cablecar 新神戸で下車してホームを歩いていくと、空にケーブルカーが見える。なんだあれは? 神戸のケーブルカーというと、子供のころに摩耶山のケーブルカーに乗ったことがあったのだが、その地理的な位置が全く分かっていない。摩耶山というのは新神戸のそばだったのか? 法事が終わったらこのあたりを散策してみようというのは、このときに決めた。

法事が終わり、三宮まで戻って目に付いたのが「ポートライナー」だった。東京で言えばゆりかもめみたいなものか。これが神戸空港まで行くというので、では乗ってみようか、と。

Mountainsea_2 ポートライナーからは神戸の山が見える。今回は新幹線で新神戸まで来たので、電車の中から神戸の山が見えなかった(新幹線は山の下をトンネルで通っている)。子供のころ、神戸で山を見て育ったせいか、山が見えるとなんとなく安心する。

ポートライナーの反対側の窓を見ると、遠くに橋と陸地が見える。ひょっとしてあれは淡路島?ということはあの橋は明石大橋かな? (地図で確認したらそれが正解;本当の正解は明石海峡大橋!)

Akashibridge

神戸空港はその存在意義を問われたりして逆風状態と聞いているが、たしかに飛行機も少なく、見えた限りではセスナが一機と、767だろうか、旅客機が1機いるだけだった。Dc10

Dc10takeoff そのDC10が飛ぶまで見ていたが、その後旅客機が到着するでもなく、別の機が離陸するわけでもないようなので早々に引き上げた。

しかし、駐車場には車が沢山停まっているのはなぜなんだろう?空港には観光客ふうな人達(私もだ)がそこそこいたが、この駐車場の車ほどはいなかったぞ。

Kobeparking

三宮から新神戸へ移動して、朝から気になっていたケーブルカーに乗ってみる。これは新神戸ロープウエイというもので、摩耶山のロープウエイトは違うものだ。終点には布引ハーブ園というのがあるらしく、そこの入場券を含めて往復1200円。これは行ってみるしかない。

11月16日追記: 神戸空港の駐車場が満杯になっている謎が解けた。 神戸空港と関西空港との間にはベイ・シャトルという水上バスが通っており、この水上バスを利用すると神戸空港の駐車場料金が無料になるのだ。ベイ:シャトルは往復で2000円だから、これはお得である。そりゃ駐車場も満杯になるわな。 追記ここまで。

Kobecablescars

調べてみると、摩耶のケーブルカーというのは意外なことに三宮よりも東なのだった。私はもっと西のほう、垂水とかあっちのほうだと思っていた。それ以上に驚いたのは、摩耶山の位置で、これって、私が学生時代によく移動していたあたりの近くではないか。なのに、学生時代に摩耶山へ行こうとかいう話になった記憶が全くない。こんなに近くだったのになぁ。

Nunobikifall しかし、このケーブルカーはなかなかのものだ。よくこんなの作ったなぁ。採算取れているんだろうかと心配になる。途中東側にで布引の瀧が見えたりして、いい感じだ。さらには西側にダムが見える。これはあとで調べたら布引貯水池の五本松ダムと知れる。

Gohonmatsudam

と、こんな感じで、アホのように写真を撮りまくる。山の景色をみたのでハイになったらしい。悔しいからあとで沢山貼り付けてやろう。

さぁ、貼り付けたぞ。取捨選択してないので、撮りっ放しの貼りっぱなしだ。

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重くなったLinuxで悩む

LinuxがWindowsを全て置き換えるだろう、とか言われてもう10年以上になるが、まだそんな様子は見えない。もちろんWEBサーバなどにはよく使われているのだが、普通の人が普通に使うPCはやはりWindowsか、あるいはMacだ。

2世代、あるいは3世代前のPCで当世のWindowsXpを走らせるのはまず無理だが、Linuxだとそんな古いPCの上でもすいすい走る、というふうなことを今でも信じている人は多いようだが、それはある条件のもとであって、Windowsみたいにマウスでグラフィックぐりぐりというふうなことが出来るわけではない。

ではどういう条件下ではすいすいなのかというと、

[picks@LL500 yacc]$ ll *.lxi
-rw-rw-r-- 1 picks picks 242 2009-01-14 21:15 table.lxi
[picks@LL500 yacc]$ flex table.lxi
[picks@LL500 yacc]$ grep main *.c
lex.yy.c:/* The state buf must be large enough to hold one state per character in the main buffer.
lex.yy.c:/** The main scanner function which does all the work.
lex.yy.c:/* Defined in main.c */
ytab.c:main(){
[picks@LL500 yacc]$ gcc ytab.c y.tab.c -o ytab
[picks@LL500 yacc]$ yacc -d table.y
yacc: 1 shift/reduce conflict.
[picks@LL500 yacc]$ gcc ytab.c y.tab.c -o ytab
[picks@LL500 yacc]$

こんなふうにコマンドを文字列として打ち込むようなインタフェース(CUI:Character User Interface;上記の例では青字で示したのがコマンドとして入力した部分)だと、10年前のPCでもわりとすいすい走る。これに対してWindowsやMacなどのような、マウスを使って視覚的に操作するものをGUI:Graphic User Interfaceというが、Linuxでも同じようにGUIを使おうとすると、Windowsと同じように重くなってしまう。

いや、実はGUIを軽く、高速に動かす技術はWindowsのほうが優れているので、同じPCの上でGUIを動かすと、Windowsのほうが高速に動作する。

それでもやはりLinuxが使われるのは、そのセキュリティの強固さと、何よりも「無料で使える」というアドバンテージによってだろう。ネットワーク機能がふんだんに盛り込まれていることから、linuxはしぶとく生き残っているのだ。

しかし、ここ1、2年になってlinuxもそろそろ肥大化というのか、Windowsと同じような壁に突き当たっているような気がする。

ごく趣味的に、Linuxを古いPCにいろいろインストールしたりしているのだが、例えば最近のFedora9というバージョンでは、メモリ256MのPCにインストールできなかった。Linuxは256Mでも走るのかもしれないのだが、インストーラが256Mでは走らないのだ。なんてこった。

数年前にFreeBSDというまぁLinuxのお兄さんに当たるようなちょっと硬派なunix系OSをPCに組み込もうとしていた。最初に試したversionは4.11だったが、これをインストールするのは難しかった。割込みの設定や、I/Oポートアドレスまで設定してインストールは成功したものの、ネットワークカードを認識しないのでネットワークにつなげられない。ネットワークにつなげられないUnixというのはタイヤのない自動車のようなもので、何の役にも立たない。車で言えばガソリンを入れに行くこともできないわけだから、バッテリもそのうちに死んでしまって、あとは犬小屋にでもするしかない、ということになる。

FreeBSDもversion6.1になって、ずいぶんインストールが楽になった。インストール用のフロッピーディスクを作って、あとはネットワークからインストールするということも出来た。つまり初めからネットワークカードを認識しているわけだ。このPCはなんとCPUが166MHz、メモリが96M、HDDは6Gだった。このPCは今でも動作しているが、主役ではなくなっている。HDDが6Gというのがネックで、これを大きくしようとするともう一度最初からやり直しになるので、これはしんどい。

FreeBSDも今ではversion7になっているが、硬派なところがやはりとっつきにくくて、もう一度やってみようという気にはならないなぁ。

その後、FreeBSDはちょっと諦めてLinuxのCentOS4.3というのでしばらく遊んだ。これはメモリ256Mでもインストールできたし、重くはあるがGUIも動作していた。私はネットワークサーバとして使いたかったので、GUIはすぐに殺してしまうのだが。

CentOSのほかには、前にも出てきたFedoraというものを使っている。この両者はどちらもRedHat系と呼ばれていて、有償でサポートの付いているRedHatに対して、その先駆的なパイロット版(半年ごとにversionが上がる)がFedora、十分に使われて枯れたものがCentOSという位置付けになっている。Fedoraでは無線LANが使えたり、USBでいろいろなデバイスが使えたりするということなのだが、私はWEBサーバを管理できればいいので、そのあたりは追求していない。このサーバがWindowsのプリンタサーバになってくれればいいんだけどなぁ。

というわけでCentOSが枯れててつまらなくなってFedoraへ浮気しているという状態ではあるのだが、それがなんだかずいぶん重くなってきたなぁ、という印象なのだ。

インストールが楽かどうかって言うのは、要するに各種のドライバをいかに事前に用意できているかというところがあって、思えばWindows3.0とかWindows3.1のころは大変だった。OSがダイヤルアップ機能さえ持っていなかったから、TrunpetとかいうフリーソフトをCDROMベースで手に入れて組み込んだりしていた。

米国ではWindows3.11というバージョンがNetwork対応OSとしてリリースされたが、日本ではLAN-Managerだったか、関連製品と競合するためにリリースされなかったと聞いている。

Windows95になって一番驚いたのはこのインストーラの充実で、インストーラがPCの構成をいろいろと探りまくって装着している装置を検出し、それに適合したドライバを次々に組み込んでいくのに驚嘆したものだった。その機能があってこそのインターネット接続機能だったのだ。

Linuxもようやくそのレベルに達してきたようで、そのぶんインストーラが重くなってきているのだろう。あとは各種のドライバを供給するメーカとの力関係でマイクロソフトと並ぶことができるかどうか、ということなのだろうか。

それにしてもメモリが足りなくてインストーラが動けないというのはショックだったなぁ。これはVistaのお試し版でも経験したのだが(512M以上ないと動いてやらないというメッセージが表示された)、Vistaはメモリが実質1Gないと本番でも動作しないという超ド級OSだから仕方ないかもしれないが、Linuxはきっと本番ではインストーラより少ないメモリで動くんじゃないかと思う。試すつもりもないけど。

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2009年4月17日 (金)

Google Earthの3D化に悩む

Googleのフライトシミュレータで飛んでいてつまらないのは、建物が全てぺちゃんこであることだ。

Gijido

これは最初に国会議事堂付近を飛んだときにがっかりしたのだが、つまりGoogleは宇宙からの航空写真と地勢図から景色を作っているので、建物は全て真上から見たビューしかもっておらず、建物は上の写真のよう(これが国会議事堂なのだ!)にすべてペシャンコになるという道理なのだ。

しかし、Googleはその問題に対する回答を出してきた。

この動画では、「ほら、GoogleEarthでこんなふうに3D表示が出来るんですよ~。どうするかっていうと、ほら、つまりあなたが作るのよ!」というふうなことを言っていて、つまりgoogleが提供するツールを使って建物の3Dデータを作り、写真を貼り付けましょうよ、ということなのだ。

これは以前にも書いたけれども、いにしえのマイクロソフト・フライトシミュレータでのシーナリを連想させるものがある。マイクロソフト・フライトシミュレータでも、ボランティアの作ったシーナリ(風景データ)がプログラムによってサポートされ、流通することによって、ユーザが利用できるようになっていたのだ。

さて、このGoogleの戦略は当たるかな? 「とっても面白いわよ!」とこのおねえさんは言うが、確かにそれは面白いだろう。積み木で家を作るように、自分の知っている建物を作り上げ、それに写真をレンダリングしてGoogleにuploadすれば世界中の人々が自分の作品を見てくれる。これはヲタクゴコロをかなりくすぐるし、ヲタクでなくてもやりたいと思ったりするんじゃないだろうか?

でも私はたぶんやらないけどね。

5月10日追記:
GoogleEarthには「建物を3D表示する」というオプションがあって、それをオンにすると限定された地域だけではあるが建物が3Dで表示されるということを知りました。

国会議事堂も、こんなふうに表示されます。

Gijido3d

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かつての初舞台で悩む

First Stageというのは六本木にあるセッション・ハウスで、これをライブ・ハウスと呼ばないのは来る客のほとんどが演奏するために来るからだ。

店に入ると注文をとるより早く、まず「パート(楽器)は?」と聞かれる。楽器を持っていないひとには「歌いますか?」と尋ねる。こういうことを聞いてくる人がホンダさんという人で、たぶん店主なんだろう。昔はトランペットを吹いていたと聞いたことがある。

入場料は2000円で、飲み物は勝手に冷蔵庫から出して、200円を置いていく。以前来ていたころには各テーブルの上に雑然とおつまみというか、あられなどの小袋があったのだが、今回はなかった。不景気だからかな?

ここに初めて来たのはいつだったか、多分21世紀になった前後だと思う。要さんという人に連れてられて来たのだった。要さんという人は当時私が属していた社会人バンドのギタリストで、私はそのバンドのベーシストだった。本名はY本要さんというのだが、バンドの連中は要さんと呼んでいた。

私はそのとき手ぶらで来ていたのだったが、この店には置きギターが3本あって、それは今でも変わらないようだ。3本ともにGibsonのES-175だった。細かいモデル型番の差があるのかもしれないが、私にはよくわからない。ただ、ブリッジは3本ともメタルだったと思う。

店には備え付けの譜面があって、まぁカラオケ屋の歌本のようなもので、「じゃぁ、曲はXX、2本線の52番」みたいな符丁でその譜面を見ながらセッションするわけだ。

要さんとご一緒したときは、「いいから弾きなよ」という要さんのそそのかしに乗ったんだったか固辞したのだったか、当時の実力から考えると固辞してしかるべきなのだが、蛮勇を奮って参加して撃沈したかも知れず、で、「不愉快な記憶は抹消される」の法則で忘れてしまったのかもしれない。

なんにしてもこの店は私の首都圏における客前ギタリストとしてのFirstStage(初舞台)であることには間違いないのだ。

そのあと、この店には何度か足を運んでいて、そのたびに蛮勇を奮って175でがんばってみたりしていたのだった。たいていは一人で行ったのだが、時には友人を連れて行ったりした。先に触れたバンドのテナーサックス奏者G近氏とか、職場の同僚のラリー(仮名)とか某ギタリスト兼ボーカリストとか。

ところがこの某ギタリスト兼ボーカリストが、こともあろうに店主のホンダさんと喧嘩してしまって、それからなんとなく足が遠のいていたのだ。これが3年位前だったかな?

今回はそのテナーサックスのG近氏から連絡があって、「Body and Soul」をやりたいからFirstStageへ行こう、と。キーはこれこれで、ちょっと試したいソロフレーズがある、ということなので久々のFirstStageとなったわけだ。ああ、前置きが長い。

セッションは水曜、木曜、金曜の夜19:30から始まる。他の曜日はどうなっているのか分からない。火曜日はK應大学のOBが遊びに来るとか言っていたから多分ホンダさんもK應なのだろう。

G近氏と現地に着いたのは20:00だった。もうせションは始まっている。テーブルに空き席を探していると、なんと先週渋谷のシーバードに出演されていたvocalのI雲井さんが座って出番を待っている。お話してみると、週に一度は来ているとのこと。ひょっとして昔この店で「じゃぁ、あなた間奏お願いね」と私におっしゃったのはI雲井さんだったか?

Sanovib 置きギターがあるくらいで、やはりこの店にはギター奏者が多い。ボーカルも多いが週末に集中している、と勝手に思っていたのだが、今回は私のほかにギターが3人、ボーカルが3人、ピアノが二人、ベースが3人、ドラムも二人、ボントロが二人そしてヴィブラフォンが二人という大盛況。この店にはヴィブラフォンがあるのだ。

しばらくすると呼ばれたので持参のHistory製エレガットHEG-120NTでステージへ。ここの175はなんとなく気が合わないのでギターは自前だ。トロンボーンの人が「I can't give you anything but love」をやろうというので喜んで参加。私はいつもEbでやっているのだが、今回はキーFで、まぁ問題ない。この店も首都圏のジャズ店の例に漏れず青本ベースなのか。ギターの音質を気にしつつtrebleを絞ってエレガットらしい音を探す。

ギターは人数が多いので2曲ずつ、ということになっているらしいが、2曲目にはI雲井さんが現れて先日Seabirdでやっていた「Corasao Leviano」をやるというので恐れながら参加。でもボサノバ風のバッキングをやっただけで終わってしまう。初めから「2コーラスだけ、ソロ(間奏)はこの部分」と決まっているのだ。

テーブルに戻ってヴィブラフォンの人と話などしていると、ステージでは「scrap from the apple」なんてのをやっている。そういえばこの店はこういう古い曲が多いのだった。こういうのに当たらなくてよかった、と胸をなでおろす。

ええい、また細かいことまでだらだらと。まぁこれだけ書きたいことがあるってことは、楽しかったということなのだろうけど、それを表現できるとは限らないので割愛すると、つまりはいろんな曲をやって、うまくいったのもありいかなかったものもあり、持ち込んだ「Have you met Miss Jones」とか、もう一曲のボサノバとかはうまくいったものの、チュニジアとステラ(Bb)はうまくいかなかった。しかし、曲を始めるときにはちゃんとエンディングまで考えないといかんね。

Goukon で、肝心のBody and Soulだが、ギタリスト制限のおかげで私は競演できず、せっかくの練習成果を出すことはできなかったのだった。

最後のブルースセッションまでいたものだから、店を出たら11時で、これはやばい。品川の駅で最終電車がどうのこうのというアナウンスで乗客が一斉に走り出したので、私もギターを担いで走る走る。ぜいぜいと息を切らしてホームに駆け込んだが、電車は5分ほど遅れて入ってきた。なんだそりゃ~。

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2009年4月14日 (火)

新しい空力理論に悩む

まず、この模型を見ていただきたい。これはグローバル・エナジーという日本の会社が作った模型飛行機なのだが、これがつまり主翼が異常に小さいのだ。全く新しい航空力学の理論を実践しているのだという。

Bellsionflyboat_2 

実際に飛んでいる様子がYoutubeにuploadされている。この主翼面積では考えられないような機動性だ。低速飛行からホバリングまでやってのけるのはどういうことだ!? この動画では音が出ていないのだが別の動画(このページの二つ目の動画:水陸両用)では音が出ていて電動機だということがわかる。

しかし、プッシャーだもんなぁ。プロペラ後流が主翼に当たっていないので、ファンフライ風に飛ぶのも難しいはずなのだが。

この機体が全長160cm、重量4.5kgということなので、電動機としては超大型ということになる。この重さでファンフライみたいな飛び方をするのはよほど強力なモーターとバッテリーを積んでいるのだろうか? モーターと電池の仕様が明記されていないのだが、別の資料では小型の模型で全長780mm670gの機重で400クラス(80W)のモーターを積んだモデルが紹介されている。電池は11.1V/1350mAHということだ。何だその電圧は?

こちらでは飛行艇という名に恥じず、水上から飛び上がっているのだが、常識はずれなことに川上に向けて滑走して飛び上がっている。

この飛行艇については4月16日にNHKの国際放送で放映されるということになっているという。16日以降にはこちらのリンクで情報が得られるらしい。

http://www.nhk.or.jp/nhkworld/

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2009年4月12日 (日)

大先輩セッションで悩む

高校と大学の先輩であるA田さん(piano)が毎月第二金曜日にバンドを率いてライブを行っているS谷のSバードへちょっと胸を借りに。

このバンドはもともとA田さんのさらに先輩であって私にとっては大先輩にあたるI井さん(tp)がバンマスだったのだが、5年ほど大阪に勤務されていたのでその間はA田さんがバンマスをされていたということだ。このたび、転職というのか、大学教授となって東京の大学に勤務ということでまたこちらへ戻ってこられたので、これはちょっと挨拶しておかないといけないかな、と。

しかしここのバンドはいろいろ難しいことをやるのでおいそれと参加はできない。ギターを持っていっても出番なくてそのまま帰ってくることも考えられるとあって、今回はモバイルギターを持っていってみた。つまりヘッドレスでチューニング機構がボディに内蔵されているというものだ。つまり(あんまり軽くはないんだけれども)、小さくて持ち歩くにはそれほど負担にならないのだ。

Iwaisan I井さん復帰というニュースが広まっているのか、お客さんが多い。客席の写真は撮らなかったが、よく埋まっていて演奏者の休む席がないくらいだった。

I井さんとは大学教授としてどういう仕事をするのか、とかいろいろお話したかったのだが、その前にまず、大昔の話(マンモスプリン事件)をして私を思い出していただくところから話を始めなくてはならず、そこまで話が届かなかった。

A田さんはこのblogを見ていただいているので、例の四連符について「ソロのときにもあの部分は3拍4連をキープしないとダメ」という指導を受けたが、できないものはできないんだもんね。

第2金曜バンドはきっちりリハーサルをやっているので曲順も予め決まっていて、セッションのように誰でも参加というわけにはいかない。遠慮がちに「ギター持ってきてます」と言っておいたものの、できる曲があるかどうかは分からない。しかしA田さんが「じゃぁSweet Love of Mineに入ってもらおうか」ということで、何とか出番を確保する。でもどういう曲だろう?

MCなどを聴いていくうちに「今日はI井さん復帰なので懐かしい曲など入れて」というところでSweet Love of Mineのことを思い出す。そういえば学生時代に先輩達がよくやっていた曲だ。私はあんまりやった記憶がないが、Am-G-F-E7みたいな進行を直感的につけるようなメロディだったことだけ思い出す。

Speedster_red_2 出番近くなって、ギターを組み立てたり、チューニングを確かめたりしていると、近くの席の人たちの奇異な目を感じるが、まぁ何とかそれには耐えて上着を脱いでバンドのほうへ。最初ギターアンプがなくてどうしようかと思ったがお店の奥さんにお願いして出してもらった。

コード進行を見せてもらうと、鉛筆書きをコピーした見にくいものだったので、AABAでBの部分のコードを頭に入れて、Aの部分はCm-Bb-Ab-G7プラスごちゃごちゃなんだろうと見当をつけてそれなりのバッキングなどやりつつソロのチャンスをうかがう。何しろ管が4人ほどいらっしゃるのでなかなかソロ順が回ってこないのだ。

サウンドチェックする時間もなかったので、バッキングしながらアンプとギターで調整する。アンプのほうではなにかエフェクタがいろいろとアクティブになっていたので変な音になってしまっているのをクリーンにして、ギターのほうではトーンコントロールでなんとか追い込む。このギターはつないだアンプでいろいろ音が変わるので、時にはとてもはしたない音になったりして扱いに困ったりするのだが、今回はまずまずの音だった。

ソロ順が回ってきて、こりゃアガるかな?と思ったものの意外と平静にソロを2コーラスほどやることができたのだが、出来はあんまりよくなかったなぁ。今回は平常心をキープすることが出来たくらいで、まぁこれくらいにしておいていただこうか、という感じ。あんまり冒険も出来なかった。

なので、特に冷や汗をかくわけでもなく(実はコード進行を誤解していたかもしれないなぁ、とあとで冷や汗)、1曲だけの参加で引っ込む。実は何枚か楽譜も持って行っていたのだが、管系用にそれぞれのキーで用意はしていなかったし、セッション向きの曲でもなかったので、カバンの肥やしになって当然というところ。

休憩時間にはA田さんとお話などして、「最近あちこちセッションに行ってるらしいな」とか採譜用ツール「Transcribe!」の話などでやや盛り上がる。I井さんともお話がしたかったのだが、何しろ人気者で私にまで回ってこないうちに第二部突入。

というわけで、第二部が終わったところで早々に退散したのでI井さんとはお話ができずじまいで残念でした。

しかし、今回みたいな演奏をしてしまうとバンマスに復帰されるのであろうI井さんからは「あいつは今後出入り禁止にしろ」というふうな指令が出るのではないかと心配な春の夜でありました。

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2009年4月10日 (金)

FivePeaceBandで悩む

John McLaughlinが来日するというのは知っていたのだが、う~ん最近インド音楽寄りだしなぁ、と思って日程の確認も切符の手配もしていなかったのだったが、池袋のHMVでチックコリアとインストア・ライブをやったらしいとか聞くと、それを聞き逃したのはすごく残念だったりして。なんで横浜でやってくれなかったんだ!?と思ったりして。

John McLaughlinとChick Coreaの競演はマイルスバンドにおけるBitches Brew以来だ。同じアルバムにクレジットされていたことは何度かあったのだが(SpacesとかCollageとか)、一緒に演奏することはなくて、その都度残念に思っていたのだった。

で、今回はJohn McLaughlin&Chick Corea Five Peace BandというCDも発売されている。これは買わねばなるまい。

5peaceband

で、買った。聴いた。う~ん。でも期待したのはこういうんじゃないんだなぁ。2枚組なので通して聴くのも一苦労なのだが、それを何度か聴き通した結果がやはり「う~ん」なのだ。

McLaughlinがあんなふうにディストーション効かしたギターでチョーキングするんだったらElektric Bandと変わらないじゃないか。いや、確かにElectric Bandとは違うんだけど、う~ん。

なんだかどちらも相手に対して気を使っているというか、「おまえ、確かこういうのが好きだったよねぇ」「in a silent wayはやっぱりこうやらないとね」「ウケ狙いで王子様やるけど、これはちょっと羽目を外して」というふうな会話でもあったのだろうか?

よく聴いてみると、二人が丁々発止とやっている部分もあるにはあるんだけど、なんだか今ひとつ突き抜けるものがないのはライブだから?

私としてはMcLaughlinがVitousのPurpleみたいなソロをChick Coreaとからみつつやってくれることを期待していたのだが、まぁジャズマンというのは変化していくものだからねぇ。

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胸のつかえで悩む

胸が苦しい、と思うことが何度かあって、1ヶ月ほど前だったか病院に行ってみた。場所的にはちょうど食道の真ん中あたりだ。なんというか、痛いというんじゃないんだけれども、圧迫感がある。

実の父が食道がんで亡くなっているので、こういうことは見過ごせないのだ。

総合病院に行って、とりあえず内科に行ってみたら、なんたらかんたらで、まず循環器のほうで診てもらえとか言う。循環器科からレントゲンへ行って、また循環器へ戻って、こんどはCTスキャンだ。

で、結局なにも問題がないということで、あとは食道の中を内視鏡で見るくらいかな?と。つまり、胃カメラですね。

胃カメラは何度か経験があって、最初のときは「こんなの100万円貰ってもいやだ」と思ったものだったが、2度目のときはなんだか楽だったので、これなら10万円でもいいかな、と思うようになった。

だから、今回も胃カメラはそんなにいやじゃなかったので後日の検査を予約してきたわけだ。

ところが今回の胃カメラはなんともキツかった。なぜか緊張していたらしく、「首の力抜いて」「肩の力抜いて」とか言われつつ、看護士さんに背中をさすってもらいつつ「うえ゛っ」「お゛え゛っ」「うげげげっ」とえづきつつカメラを突っ込まれていたのだった。こんどから胃カメラは20万円に値上げだ。

胃カメラの診断結果はその場で「癌らしきものはありませんね」「ただ、噴門(食道と胃の接合部)がちょっと緩いので、そこから胃液が逆流していたのかもしれません。」というとりあえずの診断だった。

で、今日改めて検査結果を聞きに行ったら、要するに癌はない、と。その代わり胃に萎縮性胃炎というのがある、と。「これはつまり歳のせいです」「でもお年のわりには綺麗ですよ」と。

胃カメラの写真を見せてもらったが、その萎縮性胃炎というのは素人が見ても分からないらしい。カルテに貼ってあった写真をケータイで撮らせてもらったのでここにも貼ってみよう。
Icamera

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2009年4月 4日 (土)

公衆無線LANで悩む

無線LAN共有システムの「FON」がどうにも使い勝手悪くて、しかもLiveDoorのアクセスポイントが無料で使えるというキャンペーンが終了してしまったので、うまみもなくなった。

外出先で無線LANを使うことはそれほどあるわけではないが、それでも使えるとありがたい。他にはないだろうか?

すると、Yahooの無線LANが使えることが分かった。私はオークションのためにYahooのプレミアム会員になっているので、月に210円の追加料金を払うことによってYahooの公衆無線LANを使うことができる。

ここで重要なことは、無線LAN使用の開始/解約が無料で行えることだ。だから、数ヶ月に1回程度使うような場合でも、210円で最長1ヶ月使うことができ、そのあと解約すれば以降の料金はかからない。一月の中で使用開始と解約を何度か繰り返すとどうなるか? これはまだ試していないが、多分210円で済むのではないだろうか? そんなことをしなくても。月末に解約する習慣をつけておけば、無駄な料金を払い続ける必要はなくなる。

また、使えるスポットも十分とはいえないがなかなかいいところを突いている。東京駅付近のYahoo無線LANスポットをFONスポットと比べてみたのが以下の図だ。TokyofonまずはFONのスポット。

数としてはFONのほうが多いのだが、場所がよくわからない。これはFONのシステム的な欠陥だと思うのだが、スポットに「喫茶店XX2階」とか「YYビル6FZZサロン」とかいう詳細な場所を示す情報を表示できないのだ。これがあるとずいぶん使えるんじゃないかと思うのだが。

しかし東京駅で使えないってのはどういうこと? 東京駅だけじゃなくて、以前に調べて愕然としたのだが、なんと成田国際飛行場でもつかえないし、ホノルル空港でも使えない。インターナショナルな会社なのに、こんなのでいいのか? 社長とか営業部長が身銭を切ってでも設営しないといけないんじゃないの?

こちらは同じく東京駅付近のYahoo公衆無線スポット。

Tokyoyahoo

対してYahooのほうはスポットの数は少ないのだけれども、なんと言っても東京駅構内で使えるのが大きなメリットだ。調べてみると、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川、横浜の各駅構内にスポットがある。横浜から先だと大船にある。全部チェックしたわけではないので、上記にないからといって使えないわけではないことに注意。

Yahooのスポットを探すのなら、こちらの地図からどうぞ。

ただし、これらは駅構内のどこでも使えるという意味ではなく、「北改札付近」とか、「BECKS付近」というレベルのものなので、電車に乗ったまま使えるというものではない。実際に大船駅に停車した電車の中から簡易的に測定してみたが、-90dB付近の電波強度で、これは検出はできたものの通信はできないというレベルだった。

で、4月からとりあえずYahooのを使えるように登録してみた。登録すると、ステルスモードのSSIDとWEPのキーが与えられる。で、近場のマクドナルドで試してみたのだが、ちょっと面白いことが分かった。

というのは、ひとつのユーザアカウントでは1接続しかできないということ。2台の通信装置を持っていても、同時に両方でアクセスすることはできないのだ。

私の実験では、最初にPDAで無線アクセスし、そのままPCでアクセスするとWEB認証ではじかれてしまう。WEB認証のIDはYahooのIDに「@yahoo」をつけたもので、パスワードはYahoo無線LAN申し込み時に設定したものだ。それが同じIDで他の機器からアクセスしているとそちらでlogoutしないと別の機器でアクセスできないのだ。

なので、loginした画面で「このWindowを閉じると、Logoutできなくなるよ!」というメッセージが表示される。「このWindowを小さくしておくといいよ」とも。PCならそれでいいのだが、PDAだとそうはいかない。同時に複数のWindowを複数開けなかったりするわけだから。

そういうときにはどうするのかと思って、YahooのQ&Aとか見てみると、「ブラウザの履歴をたどって『ようこそ画面(=Logout画面)』を表示する」と。なるほど。

Logoutしなくても、接続を切ってしばらくするとタイムアウトして他の機器から接続できるようだったが、そのあたりは詳しく試していない。また時間があったらやってみよう。

で、気になる接続速度だが、RBB-Todayで測定してみるとこんな速度だった。光ファイバ接続かと思ったのだが、これは明らかにADSLだな。最低のコストでサービスを提供していると見える。ご立派。

Yahoorbb

4月15日追記:

出先でスポットを探してみたら、FON_Livedoorというスポットがあったので、(登録してある)メールアドレスでLoginしてみたら使えました。なんだ、このキャンペーンまだやってるの? FONのサイトにはどこにも書いてないので、終わったのかと思ってました。

では、そのFON_Livedoorのスポットはどこにあったんだろうと思って調べてみると、これがFONのマップでは見つからない。このあたりにはLiveDoorのアクセスポイントすらないことになっている(もう少しはなれたところにはLiveDoorのスポットが林立している)。これも謎だな。

Fon_livedoor

しかも、FONのアカウントを調べてみると、私のアカウントで当日アクセスした記録がない。FONじゃなくてLiveDoorだから?それにしてもFONのアカウントで認証しているのだから記録がのこってしかるべきなんだけどなぁ。

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モテない色を着て悩む

茶色を着るともてないんだそうだ。茶色が流行色になったことはないし、そもそも茶色はあわせるのが難しい色なんだと。

Inbrownそういえばこのときも、シャツ以外全部茶色だ。靴も茶色、見えないがこのときは靴下まで茶色系統だったなぁ。なるほど、そうか、そういうことか(そうなのか?)。

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ソフトせんべいで悩む

Yukinoyado 三幸製菓の「雪の宿」というソフトせんべいにハマっている。軽い煎餅だ。これは旨い。甘くてうす塩が効いている

Yukinoyado1pack 14枚(7パック)98円、24枚(12パック)158円くらいで買える。

Potapota 亀田製菓の「ぽたぽた焼き」というのも旨い。こちらも同じようなソフト煎餅だが醤油味になっている。

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集客力のあるライブで悩む

4月29日の日記を書こうとしていたわけですが、いつまでたっても書き終わらないので、他のトピックを忘れてしまいそうです。なので、ここはひとつ書いたところまでuploadしておいて、あとから書き足そうか、と。写真もまだいいのが手に入らないし。

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Sheryl090329 ジャズ・ボーカルをやっている人から2ヶ月ほどまえに「ライブやるから来てね」とは言われていたのだ。「セッションもあるからギター持ってきてね。」とも。ボーカルのスクールへ通っているということは聞いていたので、その発表会だろうと思っていた。

しかし、その後全く連絡がなかった。でも、なくなったわけでもあるまいと思って、29日の日曜日にその場所に行ってみた。横浜駅西口近くのエルスウェーニョという難しい名前の店だ。「エルスゥェーニョ」だとgoogle様でも探せない。「エルスゥエーニョ」だとやっと1件引っかかる。

14時開始と聞いていたのだが、10分ほど前に行ってみるとなんかもうなにか始まってる感じ。演奏をよく聞いてみると、今日の主役がピアノトリオをバックにBlueMoonを歌っている。入ってすぐのカウンターに受付があって、「S-さんお誕生会ライブ」とか書いてあった。ああ、お誕生会だったのか。プレゼントも何も持ってきてないや。

受付で名前を書いていたりすると、バーテンダーの人が「あ、Picksさん!」と、なんとまさに文字通りそのままで呼びかけてくるのでびっくりして二度見する。「N原です」といわれてそういえば思い出した、新宿のスタジオ・セッションでキーボード弾いてた人だ。「ああ、そういえば」としばらく話したりするが、まさかまた会うとは思っていなかったので、全然ノーチェックだったのだった。

他にもYahooでの知り合いだったWRさんとか、なんと大塚espetoでの知り合いのJohnnyさんも来ていてびっくり。こういうのってつながっているものなんだなぁ。

しかし、14時に向けてお客さんが来るわ来るわ。店を貸しきっているということもあるんだろうけれども、ボーカルスクールのお友達に加えて、日本舞踊のお友達もいるとか、さらには私とかN原さんのようなYahoo系のお友達もいるらしく、総計20数名を集客していた。これはなかなかすごいことである。ボーカルスクールのお友達なのだろうか、「男の人にも知り合いが多いのね~」とか言っていたのが印象的。

主役がMCながらに語ったことによれば、このお誕生日ライブは準備に1年半かけたということで、それなら集客にも力が入るのは当然かも。店を借り切っているわりには会費は安く設定されていて、たぶん足が出ているだろうけれども、それも想定内なのだろう。

ライブは第一部主役のライブ、第二部がセッションということで、私は第二部でいろいろやらせてもらった。とは言っても自分で持っていった曲はEcarohしかできなくて、何曲やるのかも決まらないうちにこの曲で始めてしまったのだった。ボーカリストが多いのだから、こんなインストの曲じゃなくて皆さんがご存知のような選曲をすればよかったのだが、Ecarohが終わった時点で「一人一曲ね、Picksさんはそのままのこって」ということになったので、そこで知らない曲とかあんまり知らない曲をやることに。

セッションになるとまぁいろんな人がいろんな曲をやるもので、ええと、ひょっとしてドラ声で歌ってますか?みたいなひととか

(つづく・・・・・はず)

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