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2009年5月 4日 (月)

東北の目線に悩む

Maxtoki 先々週につづき、先週も法事。今回は山形県鶴岡市だ。

朝も早くから上越新幹線でノンストップで新潟へ、そこで乗り換えて鶴岡まで行く。

東北新幹線には乗ったことがあるが、上越新幹線は初めてだ。まず、この「MAXとき」のでかさにびっくり。何しろ全車両が二階建てなので、うひょ~って感じ。ちょっと異様な風景で外国へ来たみたいだ。


Reclining 席は二階なので眺めもいい。さて座って背もたれを倒そうとしたが、ひじ掛けのボタンを押してもリクライニングしない。あれあれ?と思ってよく見てみるとボタンが二つあって、奥まったほうがリクライニング、先のほうは座面を前へ出すボタンだった。なるほど、それも一理あるんだけれども、こんな見にくい所に説明かかれてもなぁ。

上越新幹線は、大宮で東北新幹線から分かれて北西へ向かう。高崎あたりから真北へ向かって長岡あたりから北北東へ向かって新潟に到着。というふうなことを全く知らなかったので、路線図を見ながらの道行だったのだが、高崎から長岡あたりまではほとんどがトンネルの中で。なるほど、これは作るのが大変だったんだろうなぁ。

Houji0425法事では曹洞宗の作法なのか、般若心経を一緒に読むように言われて参加者一同で読経。お坊さんのキーが低くて、別に合わせなくてもよかったんだろうけど、別のキーにするのはなんだか悪いような気がして無理してそのキーで読もうとしてかなり苦しかった。で、「念彼観音力」と言う言葉を覚えた。

法事のことはまぁこれくらいにしてホテルに投宿。日帰りでもよかったのだが、老人の連れがいるものだから大事をとっての一泊二日だ。で、法事の行われた鶴岡というところは賑々しくもアカデミー賞外国語映画賞に輝いた「おくりびと」の主なシーンが撮影された所なのだ。なので、土産物屋なんかにいくと、「おくりびとロケ地マップ」なんてのが置いてあったりするが、これが実はWEBページを印刷したものだったりする。

事前に鶴岡駅あたりにはレンタサイクルがあることを調べていたので、そんなロケ地(と言ったって、風呂屋とか商店街とか地味なものだけど)めぐりでもしてみようかと思っていたのだが、あいにくの大雨でそれは断念。土産物屋めぐりと親戚の方々と世間話で夜を迎えた。

Pariporiwakameで、夜は夜とて自分用のお土産に買った干しわかめなどつまみながらの地元のTV鑑賞なんだが、このTVがなかなか言うことを聞いてくれない。つまりリモコンが不調というのか、TV反応してくれないんだな。でもたまに反応するから不思議。

Tvstand ひょっとしてこれ、リモコンの電池が切れてるんじゃないの? と思ってフロントへ電話してみる。すると、「TVの台の四角いところにリモコンの受光器がありますからそこを狙って」とか言う。え?四角いところ? 丸い窓じゃないの?四角いところにはそれらしきものはありませんけど?

でも、そういうんなら、その四角いところを狙ってリモコンを連射だ。ピコピコ。でもやっぱり動かないよ。電池切れてるんじゃないの? と言ったら、フロントの人が「では伺いますので」。

「ピンポ~ン」とフロントの人が来てくれたので、ドアを開けにいき、ほらあのTVがね、と振り返ったところで「TVの台の四角いところ」が目に入った。

Squaretv

なるほどね。つまりこのリモコンはベッドに寝転んでTVを見ることを前提にしているのだ。だから私みたいにお行儀よく机に座って本を読みながらTVを見ることは考えてないのか(そうなのか?)。

この受光器、座ったところからはちょうど見えないところになるのだ。まぁ考えてみれば液晶モニタにリモコンの受光器があると思うほうがおかしいのだが。

そのうちにわかめがおなかの中で膨らんで眠くなったが、枕が合わないのか今ひとつよく眠れない、ネルソン・デミルの小説も先行きが気になって読んでみたりするが、やっぱり眠れないなぁ、と思ったとたんに電話で起こされている。いつ寝たんだ?記憶にないぞ。

Nihonkai 帰りの電車もやはり雨だ。雨が降っても日本海は静かだなぁ。昔、若狭湾で遊んだことを思い出す。湾の中ということもあって、プールよりも平らな水面を泳いだ記憶がある。平泳ぎで前に出した手の波しかあたりにはないのだ。

とかいう北紀行なんだけれども、タイトルに困ったので自分の頭の固さを棚に上げて目線にこだわってみました。

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コメント

上越新幹線というと一度だけ、新潟日帰り出張というので乗ったことがあります。
往路は飛行機で行ったのですが、アポが夕方なので帰りは上越新幹線で東京まで出てそれから東海道新幹線で大阪まできて山陽新幹線に乗り換えて西明石まで、と帰ったことがあります。実に6時間以上、三つの新幹線を乗り継いだのでした。何とかその日のうちにぎりぎりで帰宅できました。
その日の仕事は得意先での商品説明だったのですが、後がつかえているからさっさとしてくれといわれ、正味30分くらいでした。
似たような仕事で、札幌日帰り、小樽日帰り、帯広日帰り、盛岡日帰りなども経験しました。北が多いな。

投稿: taki | 2009年5月 4日 (月) 18時45分

30分の商品説明だったら、録画したものをYoutubeにuploadして見てもらうってわけにはいかないんでしょうか?

ま、現物を肉眼で見てもらうことが必要だったりするんでしょうが、40%くらいはYoutubeで済むのではないか、と他人事なので横着なことを言ってみる。

投稿: PICKS CLICKS | 2009年5月 4日 (月) 20時57分

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