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2009年8月20日 (木)

Bossa NovaのGrooveに悩む

「あんたのボサノバはノリが違うよ(意訳)」と言われて当惑していたのだが、さらに話を聞いてみて、なにがどう違うのかという点についてようやく合点がいったのでここに報告する次第。

結論から簡単に言うと、私の演奏は2拍4拍にアクセントがあるのに対して、伝統的なサンバやショーロを基盤としたボサノバは1拍3拍にアクセントがある、と。そういうことらしい。

ちょっとした実験をやってみたので聞いていただこうか。MIDIでバスドラムだけを打ち込んでそれに手で振ったシェーカーの音をかぶせてみる。私は2拍4拍アクセントに慣れているので、まずそれをやってみて、それからアクセントを逆にしてみるのだが、それはやはりどうもうまくいかない。

2拍4拍にアクセント

1拍3拍にアクセント

さらに実験してみることによって、ここでアクセントと言っているのはどうも単に強弱のことを言っているのではないらしいことがわかってきた。つまり、アクセントと言うのはその拍がキメどころになっているということのようだ。つまり、2拍4拍にアクセントがあるということは1拍3拍のタイミングには自由度があって、そのタイミングでのばらつきがグルーブを生んでいるのではないかと思うのだ。

だから、2拍4拍にアクセントを持つ演奏者と、1拍3拍にアクセントを持つ演奏者が一緒に演奏すると、同期すべき(キメるべき)タイミングが合わず、また自由に動かしたい拍がお互いに邪魔しあうことになって、そりゃやりにくいわなぁ、ということらしい。

結論として、私にはサンバ系のボサノバというのはどうもできないらしい、ということがわかった。できない理由もこれではっきりしたので、これはこれでいいんじゃないかと思う。

私の感覚では、ジャズやロックなどのポピュラー音楽では2拍4拍にアクセントがあるのが当たり前で、サンバでは1拍3拍というのはまったく考えたこともなかった。しかし、記憶をたどってみると、たとえばサンバでは正式な名前を知らないけれどもあの大太鼓は1拍3拍で鳴らされているから、おそらくそれがサンバのリズムを代表しているのだろう。

逆に、2拍4拍でハイハットを踏むような演奏はすべてこういうサンバとは合わないということになるのだろうな。

思えば、私はアメリカナイズされたボサノバとかセルジオ・メンデスなどを聞いて育ってきたので、2拍4拍にアクセントというのは本当に身に染み付いているのであった。

そういえばセルジオ・メンデスは当時「ボサ・ロック」とか言われていて、だから当然アクセントは2拍4拍にあるはずだが、同時にボサノバのエッセンスとして1拍3拍にもアクセントがあったりしないか? するとそれはサンバ系の1拍3拍を倍テンポで内包していたりするのかなぁ?と妄想してみたり。

ところで、MIDIで打ち込んだでーただが、どうもバスドラの八分音符が引っかかったような感じになっているのが気になる。タイミングを前後にずらしてみてもよくならなかったので、結局もとのjustのままにしてあるが、これは別の意味で興味あるなぁ。

Bassdrum

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