裁判員裁判で悩む
裁判員のお声がかかったわけではないが、声がかかってしまってからでは守秘義務とやらで言いたいことも言えなくなってしまうかもしれないので、今のうちに言いたいことを言っておこうかと。
どんな事件にしろ、刑事事件の被告に聞いてみたいことは「何がどうなっていたら、この事件を起こさずにすんだだろうか?」ということだ。これはなかなか答えるに難しい質問だろう。
その答えが「自分のせい」なのか、「自分以外のほかの何かのせい」なのか?必要以上に自分の責任であるとしてしまう人もいるだろうし、逆に事実以上に責任を転嫁する人もいることだろう。「同じ状況ならば同じことをするのか?」という自問に対して正直に答えてもらわないといけない。
この質問への答えで本人の反省の強さがわかるのだが、本当に被告以外にも責任がある場合もあるだろうから、そこんとこを事実関係を含めて指摘しつつ自分の責任を認めて反省するということをきちんと答えてくれれば、量刑の算出もできるだろうし、なによりも同じ犯罪が再現されることを防ぐことができるんじゃないかと思う。
罪を犯した人に罰を与える目的は、なによりも本人と同様の状況に置かれた人に同じ犯罪を起こさせないことにある。もし裁判員に指名されたらそれを念頭において判断したいものだと思っている。
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