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2009年10月27日 (火)

ジェイソン・ボーンで悩む

Bourne1ジェイソン・ボーンはある武闘派スパイに付けられたコードネームなのだが、その彼が記憶喪失という状態で怪我をして海から引き上げられたからさぁ大変。彼としては理解できない理由から追跡され、攻撃されるのだが、体は厳しい訓練のおかげでそれらの攻撃に対して本能的に対応してしまう。・・・というのが映画「ボーン・アイデンティティ;Bourne Identity」の導入部。

テンポのいいアクションが続いて、はらはらどきどき、うわっ、あわわわっとかの連続で、細かいことを突っ込む隙もない。よくできた映画だが、やたら強い男が記憶喪失、というところにちょっと引っかかっていた。以前に似たような本を読んだ記憶があったものだから。

で、本屋で「Bourne Identityの続編」という腰巻をつけた文庫本を見つけたので買ってみた。「殺戮のオデッセイ」というおっかないタイトルが付いていて上中下の3巻仕立てだ。

これを読み始めて、初めてああそうだったのか1980年代に読んだあの本がBourne Identityの原作だったのか、と気が付いた。当時ロバート・ラドラムの著作は気に入っていろいろ読んでいたのだった。

で、「殺戮・・・」を読み始めて、これは「Bourne Identity」の、じゃなくてボーン三部作(Identity, Supremacy, Ultimatum)の続編なのではないか?と思ったのだった。映画のボーン三部作は映画館ですでに見ているので、それと比較するとそういう感じなのだ。

ネタバレになるといけないので詳しくは書かないが、ボーンが自分の本名を知るタイミングとか、他の主要人物の扱いとかを考えると、どう考えても「殺戮」は三部作の後の話なのだ。それならそれでいいじゃないか、という向きもありましょうが、しかし「殺戮」の原題は「Bourne Supremacy」だしねぇ。

で、どうだったんだっけ?と思って、スプレマシーとアルティメイタムのDVDを借りて見てみたのだが、いやーやっぱりこれはすごいわ。・・・というのはですね、つい最近にTVで007シリーズの「カジノ・ロワイヤル」を見たもんで、それでボーンを比べてみようと思って見たりもしたわけで。

で、映画と小説の比較表を作ってみたらこんな感じ。

映画 小説
Title 公開 本名 邦題 読了 本名
Bourne Identity 2001年 未詳 暗殺者 1980's 判明
Boourne Supremacy 2004年 判明 殺戮のオデッセイ
(上・中・下巻)
2009
Bourne Ultimatum 2009年 最後の暗殺者
(上・中・下巻)
未読

主要人物(その1、およびその2)の扱いというのも書いてみたのだが、それを書くとネタバレしちゃうので削除した。

で、こういうDVDのお楽しみは「監督の解説付きで本編を見る」というやつで、これは楽しかった。監督のコメントにはもちろん字幕が付いているので、2倍速で見ながらコメントを読むと半分の時間で楽しめる。

Jason Bourneというのは少なからずJames Bondを意識しているようで、原作はどうか知らないけれども少なくとも映画を作るときにはかなり意識してるようだ。007ではいろいろと小道具に凝ったり、ウイットに富んだせりふがあったり、セクシーなシーンがあったりなのだが、そういううものは極力排してリアリティを追求した、とか、ハリウッド風の爆発シーンは抑えるとか。

映画の第一作である「Bourne Identity」は、制作と公開の間にちょうど9/11事件があったので、内容にはずいぶん気を使ったらしい。爆発シーンをもうひとつ増やすという話もあったらしいのだが、それも外したとか、導入部とエンディングに別バージョンを用意したのも9/11を考慮してのことだったとか(「Bourne Identity」ももう一回見たので知識満タン)。

というわけでなかなか見ごたえのある作品です。レンタルDVDでもいろいろ情報が入っているけれども、、DVD-BOXでもでたら買っちゃうかも。


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