歯石で悩む
昨年の秋、久しぶりに歯のトラブルで歯医者に行った。カルテによると14年ぶりの来院だということだった。
それがきっかけになったのかどうだかわからないが、最近またちょっとした不具合があって同じ歯医者に行った。いわゆる「かぶせ物」が取れちゃったわけです。接着剤でちょいちょいと付けてくれるんじゃないかと思って、取れたかぶせ物をしっかり持っていったのだが、「これはもう使えません」ということでまた作ることになりそうだ。
それはそれとして、「歯石が溜まってますね。最後に取ったのはいつですか?」と聞かれたので、少なくとも14年は取ってない、と正直に白状する。
その前にもそんなに頻繁に取るものとは思っていなくて、そういえば一度取ってもらったことがあったような気がしないでもない。そのときは「歯の磨き方が悪いんですか?」と聞いたのになんだかあいまいな返事しか返ってこなかったので、「歯石取り」というのは歯医者さんが患者をつなぎ止めるためにの営業上の話だと思っていたのだ。
それに、柳原可奈子がBlogで「歯石を取りに行ったら、ないと言われた。」というふうなことを言っていたので、スモーカーのヤナギハラに歯石がないんだから、丁寧に歯磨きしている私にあるはずがない、と思い込んでいたのだ。
だから、そんなに歯石が付いているというのは意外だった。「歯石なんかないと思ってますけど?」と言ってみると、鏡を持ってきて前歯の下の裏側を見せて「ほら、ここで色が変わっているのが歯石」と指摘される。上の歯には下の歯ほどではないがそれでもやはり歯石が付いているらしい。
あちゃー、これが歯石か? しかし、14年ほうっておいたわりには歯茎はしまっているということで、歯槽膿漏とかそういうヤバイことにはなっていないらしい。
で、歯石を取る衛生士の方のスケジュールを調整して「歯石取り」を行うことになったわけだ。
歯石を取るのには超音波で振動する道具を使う。チュイーンという音はしているが、歯医者さんが使うような、空気圧でリューターを回転させるものではないらしい。ごりごり歯石を取ってもらうと、歯が一回り細くなったような感じになって、歯の隙間を通る息の流れがスムーズだ。このスムーズな息の流れも、2日もすると元に戻ったりして、そんなに急にまた歯石がたまったりするのか?とか。
1回目は下の歯の歯石を取り、2回目は上の歯の裏側、そして3回目は下の歯の歯茎の中の歯石を取るという。今は2回目が終わって3回目を週末に取りに行くのだが、2回目に行ったときに「下の歯にまた歯垢が付いています」といわれたのには驚いた。「これをほうっておくと硬くなって歯石になります。」というのだが、1回目と2回目の間の2週間、それはそれは丁寧に歯を磨いていたのに。なんたるこっちゃ。
「丁寧に歯を磨いているのはわかりますよ、でも歯垢は付くんです。夜寝る前に磨くと効果的です。」そうかぁ。私は基本的に朝食後にしか磨かないのだ。フッ素系の歯磨きを使って、できるだけフッ素が歯にしみこむように時間をかけて磨いたりしているのだが、それでもだめか。
歯科衛生士さんの指導によると、歯の付け根あたりを磨くにはブラシをこういうふうに使うとよいらしい。図は歯の裏側を磨いているつもりの図だが、歯の外側を磨くときも、ブラシの角の部分を同じような形で当てるのがよいらしい。
しかし、14年ほうっておいても歯茎に別状ないのなら、歯石があってもいいんじゃないのかなぁ? とかいうふうなことを今度行ったらほざいてみよう。
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