秋葉原DEEPに悩む
秋葉原行くなら普通はJRを使うだろう。新しくなったコンコースをキョロキョロと改札を探したりするんだろうな。
しかし私は違うのだ。JR新橋で地下鉄銀座線に乗り換え、末広町で降りる。ここは秋葉原の深部、秋葉原DEEPである。私はもともと電子工作系の真性ヲタクなので、電子パーツの店を回ってくるのが巡回ルートだったのだが、最近では地図で赤く囲んだエリアあたりで壊れかけのPCとかPCパーツ、周辺機器などを見てまわる。
以前はもっと広いエリアを徘徊して、古くは信越電気商会(今の秋月)とかトヨムラ(今のT-ZONE)とかを巡回するのだったのだが、フィギュア系とかアニメ系とかメイド系に侵食され、さらにドン・キホーテができてしまって、楽しく徘徊できる場所が狭くなってしまった。時間があれば秋葉原駅の東南あたりまで足を伸ばしてLaox音楽館に行ったりもするが、最近では音楽関係でそれほど欲しいものもないかな。
普通の人が行くような秋葉原ヨドバシは秋葉原では行かない。横浜で用が済むから。
で、この赤く囲んだあたりを自分では「秋葉原DEEP」とか「DEEP in 秋葉原」と呼んでいたのだが、先日本屋で「アキハバラ@DEEP」という小説を見つけた。2002~2004年頃に書かれたものらしい。ひょっとしてこの小説のタイトルをどこかで眼にして「秋葉原DEEP」と呼んだのかもしれない。う~ん、いやもっと前からそう呼んでいたような気もするんだけどなぁ。
で、気になったのでその「アキハバラ@DEEP」を読んでみた。石田衣良という人が書いた小説で、TVドラマにもなったらしいがそれは見ていない。200ページくらいまでは面白く読んだが、あとは安っぽいアクションドラマになってしまってあんまり面白くなかった。この作者はコンピュータの事をよくわかっていないようだ。
ファンタジーを書くなら、コンピュータのことを知らない方がいいのかも知れないが、コンピュータのことを知った上でコンピュータを超えた発想をしてくれた方が読んでいる側としては面白い。コンピュータのことを全く知らずにファンタジー的な展開の面白さで引き込んでくれるといいのだが、やはりそれでは限界があるのか。
コンピュータのことを知っていると、その限界が見えてしまってそれ以上の発想ができなくなる事があるのかも知れないなぁ、と思ったりするんだけど。
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