カンテナで悩む
カンテナというのは「Can-Tenna」のことだ。空き缶を使ったアンテナだ。和製英語かと思ったら海外でも使われているので「cantena」とか「cantenna」で検索するといろいろとひっかかってくる。みんな結構無線LANの到達距離とかで苦労しているのだなぁ。
ウチのお嬢様からは無線LANの電波の弱さで時々苦情をもらうのだが、「美観を損ねる」という理由から大型の反射器を却下してくれたりするので対応が難しい。で、カンテナだったらなんとかなるかな?と、まずは美観は置いといて性能的な点からの検証を行うことにした。
「缶」にはプリングルスのポテトチップのを使ってみることにする。海外では業務用トマトケチャップの缶くらいのを使うのが主力のようだが、まぁここは日本だし、世界征服の手はじめにまず幼稚園バスを乗っとることを考えるA型のやることだから最初はまず「はらたいらさんに500点!」なのだ。
プリングルスで感心するのは底面が金属製であることだ。こんなところにコストをかけて大丈夫なのか? 間違って買ってしまったチップスターは底面が紙なので余計な工作が必要になる。プリングルスは底面から約3cm(1/4波長)のあたりに「I」の字型に切込みを入れて無線LAN子機ユニットを突っ込んでみる。
子機の保持はいい加減だが、まぁ実験だからいいのだ。子機の位置をあちこち動かして、電波の強度をみるのだが、こんな工夫でも意外にゲインがあることがわかる、ただし、指向性が強いので、ちょっとツボを外すと電波はヨワヨワになる。筒先が1cmずれるともう電波を捉えられなくなるのだ。
子機と缶のの関係はこのくらいが良いようだ。やはりデバイスの先っちょにチップアンテナがついているのだろう。あとはこれを精密な位置で正確な方向へ向けて固定しなければいけない。
おっと、その前に美観チェックが入るから、その点も考慮すると実現はもうちょっと先かな。
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