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2010年2月の17件の投稿

2010年2月28日 (日)

ゲームの主体に悩む

Miyasaka20091昨年のミス・ユニバースがどうなったかをご存じだろうか? 日本代表の宮坂絵美理は80余名の参加者から15名に絞られる時点で残ることが出来ず、言ってみれば「予選落ち」ということになってしまった。

そのドキュメントを見ていたのは昨年の夏頃のTVでだったが、そこで発見したのはミス・ユニバースというのがゲームあるいは「興行ビジネス」であり、各国に割り当てられたダイレクターがそのゲームの主体であるという事だった。

つまり、宮坂でも知花でも森でも、日本代表は実は誰でもいいのだ。各国のダイレクター(日本ではイネス・リグロン女史)が彼らそれぞれの戦略にしたがって各国代表を選別し教育する、そしてそれらの「代表」を競わせるのがミス・ユニバースのビジネスモデルなのだ。

例えばベネズエラのダイレクターは整形手術に何のためらいも持たないので、選抜した代表に(ひょっとしたら選別する前の段階で、かも)整形手術を施す。ミス・ユニバースで小国ベネズエラがよく優勝するのはそういうことがあってのことらしいのだ。

だから、日本代表が日本人の美的観点からみてどうだこうだというのは全くのナンセンスだ。そういうビジネスじゃないからだ。ダイレクターは世界という舞台で「他のダイレクターに勝つために」戦略を練るので、そこに日本国民がどう思うかなんて観点は全くない。

しかし、ミス・ユニバース日本代表の選抜と振る舞いについて日本国民が文句をいうのは無意味ではない。ミス・ユニバースのビジネスに対して「なんだ、あれはそういうものなのか」「別世界の話だな」「ダイレクターの戦いかよ」という形で日本国民の興味が離れて行き、日本における「ミス・ユニバース」というブランド価値が下がって行けば、それは「興行ビジネス」としての旨みが減ることになるので、イネスも考えざるを得なくなるだろう。日本国民の好みを入れて世界での勝負に負けるか、自分の戦略をやり通して日本国民のココロを離させるのか。


この話をあまり深く追求する気はないのだった。

気になっているのは、浅田真央や安藤美姫、さらにはキムヨナのコーチたちがすべて外国人であるということだ。ここにも「ゲームの主体」の移行が起こっていないだろうか?

野球のゲームで、直接ぶつかり合うのはバットとボールだが、バットとボールがゲームの主体であると考えるのはスポーツ器具メーカーだけだろう。ゲームの主体は選手であるし、またあって欲しいと思う。強力なコーチあるいは監督が出現してゲームの主体が監督やコーチ、またはフロントになっても、ファンはついて来ると思う。実際、野村楽天はそういうチームだったし。

オリンピックの浅田真央vsキムヨナは、じつはコーチの間での戦いだったように思う。浅田真央のフリーでの曲が「ラフマニノフ」と紹介されたとき、「ああ、ロシアだものなぁ。あのおばさんだものなぁ。」と暗い気持ちになった。もっと軽快な、明るい曲に出来なかったのだろうか? 曲は誰が選択したのか? 振付に浅田の意見は反映されたのだろうか?

キムヨナの演技は文句の付け所がない立派なものだったが、浅田とキムヨナのコーチが元・師弟関係にあったということが、どうも頭の隅に残って仕方がない。


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2010年2月26日 (金)

キム・ヨナの圧勝に悩む

Kimyonaキム・ヨナの演技は完璧で鬼気迫るものさえあった。ダントツの得点もまぁしょうがないかな。

浅田真央もキム・ヨナの演技(と観衆の声援)に呑まれちゃったんだろうな。相手はスケート・サイボーグだから、それを考えれば浅田真央って、あまりにも日本人的と言えるかもしれない。ミスもあったようだけれども、その前になんだか元気がなかったし、何よりも笑顔がでてなかったから、ミスが無かったとしてもキム・ヨナを超える得点は得られなかっただろう。日本人としては、よくがんばりましたと言ってあげないといけない。

それより、安藤美姫をもっと褒めてあげないと。安藤美姫はなんとなく可愛げがなくて損をしている気がする。いや、容姿がどうのじゃなくて。

鈴木明子も演技の終りで泣いちゃうから、こちらも意味なくもらい泣きしたりして。

オリンピック前にマスコミが金メダルをいくつ取れるかとか言っていたけど、そんなに甘いモノじゃないと思っていたよ。日本国民ががっかりした原因は選手のせいではなくて、無駄に盛りあげようとしたマスコミのせいだ。それから、試合直後の浅田真央に無神経なインタビューはヤメロ。

それにしても、日本選手のコーチが鈴木選手を除いて軒並みに外国人というのは、もうすでに「日本に金」ということから外れている気がする。

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2010年2月25日 (木)

冬季オリンピックで悩む

当たり前かもしれないけれども、冬季オリンピックって雪や氷で滑るものばかりだ。

本当に「当たり前」だろうか? 「スベらない冬季オリンピック」を考えてみよう。

・氷の重量挙げ(氷が割れたら失格)
・寒中水泳(100m、500m、1500m)
・雪上100m走
・寒中我慢大会
・ワカサギ釣り
・カマクラの早作り(着衣に制限付き)
・寒中火おこし
・雪だるま早作り(タイムと芸術点を競う)
・雪合戦

雪合戦って、日本発祥じゃなかったかな?

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2010年2月22日 (月)

Loto6の流れで悩む

先週のLOTO6の結果を見て、「しまった。チッ。」と思った。つまり、これは読めた、買っていれば当てられたな、とおもったので。

その根拠がこの図だ。各週のあたり数を赤、ボーナス数字を紺色で表示してある。一番下の行が先週の結果だ。

Loto100222

昨年末あたりから、loto6については「流れを読む」ということを主眼に考えてきた。しかし、12月24日の異常な結果(グリーンの楕円で囲んだ)を見て、しばらくは様子を見ることにしていたのだ。

年が明けてもしばらくは「流れ」がみえてこなくて、様子を見ていたのだったが、先週やっとその「流れ」が見えたような気がするのだ(図中、グリーンの矢印)。

それではその「流れ」をもとに次回(2月25日抽選)を予想できるのではないか?

4~7の中からふたつ
11~12の中からひとつ
19とその周辺からひとつ
25~33から3つ

これで4つくらいは当たらないだろうか?

ただし、この予想は以下の条件を前提にしている。

1) LOTO6の当たり数字に本当に「流れ」というものがあって、
2) かつ、先週までの「流れ」が今週も続くとする。

え? 私ですか? いや、「流れ」があるとは全然信じておりません。

2月25日追記:

さて、以上のように予想したのだが結果はどうだったか?

Loto100225

4~7の中からふたつ   ハズレ
11~12の中からひとつ  ハズレ
19とその周辺からひとつ アタリ(ボーナスだけど)
25~33から3つ      アタリ

という結果でした。「流れ」はあったみたいだなぁ。

3月6日追記:

Loto100304

これが第486回(3月4日)の結果。いまは流れができている感じがする。

3月18日追記:

流れが乱れてきたが、しかしこの06とか、29と30とか34とかはどうなの?

Loto6100318


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2010年2月21日 (日)

英国歴史少年で悩む

Historyboys「ヒストリー・ボーイズ」という映画は、私がぜったいに選ばないような映画だ。知り合いから勧められて観たのだが、いろいろと驚くべき発見があった。ドカ~ン、ズキュ~ンばっかり観てちゃいけませんね。

「ヒストリー・ボーイズ」は歴史の勉強をする少年たちの話だ。日本では「歴女」とかいうのが流行りだが、英国ではそういうのじゃなくて、オクスフォードとかケンブリッジの史学科を受験する少年たちの話なのだ。

この受験勉強というのが、日本のそれとはぜんぜん違うという点でまず驚かされる。日本で歴史を勉強するというとまず記憶一点張りの詰め込みになるんだろうけど(私はそれが苦手だった)、ここでは各自の歴史観が問われることになる。「そんな論文ではオクスフォードは通らないぞ!」、「じゃぁ、君は第一次大戦の後始末が不十分だったから第二次大戦が起こった、とこう言うんだね?」、「ヒトラーがゲイだったということを証明してみようと思うんだ」というふうなのが受験勉強だというのだ。

で、それに対する「教養」の授業というのがまた授業中に突然演劇を初めたり、詩の朗読をやるは生徒が突然ピアノを弾き始めてみんなで歌を歌うとか。しかもその歌が「Be Witched」とか「Bye Bye Black Bird」などの私が米国製と思い込んでいたジャズのスタンダードだったから、これには驚いたね。

私のような工学部出身者にして見れば、だいたいまず「史学科を目指す」というのが分からない。史学科で歴史を勉強して、社会に出てからどうするの?という実利的なことをまず考えてしまうのだが、学問っていうのはそういうものじゃないんですね? 

もともと舞台でミュージカルとして上演されていたものを、同じキャストで映画化したということで、イギリス製男前高校生目当てで見るもよし、かの国の受験事情を覗き見るのも一興かと。


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Bossa Antiguaで悩む

BossaantiguaPaul Desmond(as)とJim Hall(g)が共演した、この「Bossa Antigua」は学生時代からの愛聴盤だ。

デズモンドのアルトサックスの音が好きで、デズモンドといえばデイブ・ブルーベックのグループで録音した「テイク・ファイブ」の方がはるかに有名なのだが、「Bossa Antigua」はLPでもCDでも持っているのに、「Take5」の方は未だに持っていない。

特にタイトル曲のBossa Antiguaはいい曲で好きなのだが、これの譜面がなかなか手に入らない。Hal Leonard社の「The Real Jazz Fake Book」とか同じくHal Leonard社の「Real Book Vol 3」に収録されているらしいのだが、どちらも私の手の届かないところにあるのだ。

耳コピしてみようかと何度も思ったが、最初の音がDbなので、どうも悪い予感がしてそこから先へ進めないでいた。

今回、採譜してみようと思ったのは、お友達のいるかさんがこの曲のデズモンドのソロをフルコピーしたと聞いたからだ。じゃぁ私はとりあえずイントロとテーマのコードを取って、自分でも演奏できるようにしよう、と。

「BossaAntigua.mp3」をダウンロードBossa Antigua(最初の45秒)

しかし、これが実際に採ってみると案外に素直で、こんな感じかと。

Antigua

コード進行はこんな感じ。

|| Bbm7|Eb7|Cm7|F7|
|Bbm7|Eb7|Cm7|F7||
|| Bbm7|Eb7|Cm7|F7|
|Bbm7|Eb7|Cm7|F7|
|Bbm7|Eb7|Cm7|F7|
|Bbm7|Dm7 G7|CM7|C6|
|Dm7|G7|Em7|A7|
|Dm7|G7|Cm7|F7 ||

最初の8小節がイントロで、続く24小節がテーマかと思ったのだが、各人のソロがそれそれに32小節なので、じゃぁあのイントロだと思ったのも実はテーマなのかな? でもソロの切り替えタイミングが頭8小節の終りの部分だったりするので、そういう取り決めになっているのかもしれない。

で、最後のテーマはこの頭8小節+2小節(Bbm7-Eb7)だけやって、あとはDbm7-Gb7の繰り返しでフェードアウト、と。
(譜面とコード進行については保証の限りではありません。)

「BossaAntigua.mp3」をダウンロード

2015年4月12日追記:

本屋でYAMAHAから出ているHAL-Davidの楽譜「ボサノバなんちゃら」という楽譜にBossa Antiguaが載っていた。それによると最初の部分は「Bbm7|Eb7|Cm7|Fm7」 となっていた。まぁ、当たらずといえども遠からずというところ。あとの部分は覚えていない。2000円の楽譜だったが他の曲はみんな持っている曲だったので買うのはもったいないと思ってそこだけ覚えてきた。CM7になるところはここに書いたとおりだったと思う。

2015年4月17日追記:

またちょっと覚えてきた。
Bbm7|Eb7|Cm7|Fm7
Bbm7|Eb7|Gb7#11|F7

あ~、後は忘れた。けれどもサビのDm7の直前にはA7-5だったような気がする。

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朝食バイキングで悩む

近所のファミレスで「朝食バイキング」なるものが始まっているのにはうすうす気がついていた。でもなかなかお試しするのに踏み切れなかったのは、ひょっとして閑散としていたら嫌だなぁ、とかお客が少ないと品揃えも少ないだろうし、とか。

で、今朝は恐る恐る行ってみた。

閑散とはしていなかった。バイキングの時間は朝7時から10時までで、8時半頃に行ってみたら50%くらいの着席率。早速料理を取りに行ってみると、いきなり素麺が置いてあってこれで調子が狂う。

だいたい朝食バイキングというのは仕事の出張ということが多くて、まずは洋食にするのか和食にするのかということを強くココロに刻んでおかなれればならない。海外出張でのバイキングだと、自分で決めているのはまずグレープフルーツジュース、シリアルにヨーグルトをかけたもの、スクランブルド・エッグとベーコンそれにトーストとコーヒーで一丁あがりというところ。

国内だと、やはり和食で納豆、味噌汁、鮭の焼いたのとご飯、最後にお茶をいただきましょうという感じ。

今回はなんとなく洋食でいこうと思っていたのに、いきなり素麺を取ってしまって、それでワケがわからなくなる。「シリアルにヨーグルト」というのがなかったのも敗因の一つ。スプーンとフォークを取ってきたつもりが、スプーンを二本取ってきたりしている。なにやってるんだか。

Viking1133料理を並べているところが狭いということもあるのだが、客が一列に並ぶようになっているので、後ろに並ばれるとなんだか落ち着いて料理を選べない。しかも「お盆」がないものだから、なんだかすごくいつもと違う感じだ。

何度も料理テーブルと自分のテーブルを往復すればよいのだろうけど、うろうろしたくないし。ということで、なんとも後悔の残る選択になってしまった。

しかたなくもう一度トライするのだが、こちらもなんとも不本意な出来で、写真を載せるのもためわられる。和食のほうにいま一歩踏み込めなかったのが敗因と言えば敗因だが、和食洋食の両方を取りに行ってしまうと2食分食べてしまいそうな気がするし、おそらく本当に2食分は軽く行ってしまうだろう。

というわけで、次回は和食に徹底しようと誓った次第(また行くのかよ)。

で、気がつくとこういう「間違い探し」的な構図が出来ていたりする(正解:バターナイフじゃなくてスプーンだろっ、なぜシロップを持ってきた?)。

Error11359時過ぎ頃からお客さんがどんどん増えてきて、9時半頃には空席待ちの列が出来ていたりするので、退散することにした。

これで650円というのは安い? う~ん、もうちょっと品揃えが良ければねぇ。

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2010年2月19日 (金)

ハードボイルド・ワンダーランドで悩む

村上春樹の「海辺のカフカ」を今更ながらに読んだのは先週のことだ。私はこういう人気作家の作品は避けて通ってしまう天邪鬼なのだが、よく考えてみると「ノルウェーの森」は文庫本にもならないうちからハードカバー本で買ってしまったことを思い出した。私もどうやら根っからの天邪鬼ではないようだ。

本屋で村上春樹の本を物色してみると、まぁいろいろあるもので、特に気になったのが「村上春樹論」みたいなのが結構あるってことだ。こういうメタな話題が出るってことは、インターナショナルに人気が出ていることとも関係がきっとあるのだろう。村上春樹の小説が各国でどんなふうに受け止められているかということがまた本になって出版されているというのはなかなかすごいことだと思う。

Hardboiledwlそういうメタな議論も興味あるのだけれども、私はまだこの作者に関しては初心者なので目についたものから読んでみようか、と「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」というのを買ってみた(上下巻)。

で、読み始めると、これ、二つの物語が交互に語られるのだ。海辺のカフカもそういう構成になっていて、途中でそれらの話の接続点が見えてくるという寸法だが、これってどうなんだろう? って、つまりそれは作者の戦略なのだが、読者はそれに従うしかないのか?

ということで、「世界の終わりハードボイルド・ワンダーランド」も二つの話が交互に提示される作りになっていて、ってことは世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランドってことなんじゃないの? ということで、まず「ハードボイルド・ワンダーランド」だけを読むことにする。つまり1章ずつ飛ばし飛ばしで読むわけです。

これは「賭け」です。ひょっとしたら、この小説は作者が提示する順番で読まないと意味をなさなくて、片方だけを読んだのでは何のことだかさっぱりわからないということになるかもしれない。あるいは、二つの話が終盤で一つにつながってしまうかもしれない。でもそうなったらまた最初から順序通りに読んで行けばいいだけの話で、賭けとは言ってもリスクは少ないのだ。

逆に普通はあんまりやらない「飛ばし読み」でなにか新しい発見があるかもしれないし、そのチャンスは一回しかないのだから、これはぜひやってみるべきだ。

ということで、今日「ハードボイルド・ワンダーランド」のほうを読み終わったわけなんです。

「ハードボイルド・ワンダーランド」はわりと初期の作品なんだろうか、表現に甘さっていうか気どりというか「氷山の裏のように静か」なんていう、作者さえもあとから読んで恥ずかしくなるんじゃないかというような表現があったりもするんだが、サスペンス小説、ちょっとハードボイルド風味としてはまぁまぁかな?

で。今「世界の終わり」のほうを読んでいるのだが、「ハードボイルド」を読んでいると既にタイトルでわかる通り、二つの話のあちらこちらに関連性のつながりを発見することができる。

こんなことをするのはきっと私が初めてじゃないだろうけど、私なりに楽しめております。

2月21日追記:

「ハードボイルド・ワンダーランド」を読了し、ついで「世界の終わり」も読了。

どちらかというと「世界の終わり」のほうが面白かった。で、こういう順序で読んで正解だったと思う。

「世界の終わり」を先に読んだら、「ハードボイルド・ワンダーランド」の読み方が変わってきただろうか? そうは思わないな。で。両方を作者が想定した順序で読んだらどうかというと、その効果は別にないと思う。それはもう一回その順番で読み直さないと正確なところはわからないのだが。

ちなみに、ページ数を数えてみると、「ハードボイルド・ワンダーランド」が529ページ、「世界の終わり」が235ページだった。「世界の終わり」のほうが短いのに読み応えがある。

では「海辺のカフカ」をナカタさんのストーリーを別によんだらどうかというと、これはよくないかもしれない。途中で話が同期するポイントがあるんじゃなかったかな?

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2010年2月16日 (火)

鳥山明のぬり絵で悩む

鮮明な夢をみたので記録。

高校の同級生で、今は外務省の官僚である友人と会って夜の街を歩いた。並木道を歩いていてふと気づいて見上げるとその並木はオリーブだった。いろんな種類のオリーブがめいめいに実を付けていることなどを話したが、話の主題は景気悪いねとかいうしょぼくれた話だった。

最後に書店に入って買い物をするというので付き合った。彼が何を買ったのかは覚えていないが、書店のなかで顔見知りの女性ピアニストと顔を合わせた。眼を合わせたのでお互いの存在には気づいたのだが、何となく話しかけるタイミングを失って挨拶もしなかった。彼女は音楽帳っていうのか、白紙の五線紙を綴じた大判のノートみたいなのを買っていた。

友人はレジへ続く長い列に並んでいて私からちょっと離れたところにいるのだが、私もなにか買いたくなって周りを見渡し、鳥山明のぬり絵を買うことにした。表紙にはガッチャンの顔が描いてあって10050円だった。高いとは思ったが、ハードカバーだし、中身の厚さが1cm程もあるものだったので、まぁいいか、と。

ぬり絵を友人に渡して一緒に買ってもらうつもりで体を伸ばして彼に渡す。友人の番が来て店長らしき眼鏡の男が包装することになるのだが、店長は私になにか聞いているようだ。

店長:「ナニベヤですか?」
私:「は?」
店長:「何部屋ですか? どういう部屋に置くんですか?」
私:「え? う~ん・・・マンガ部屋です(ウチにそんな部屋はないけど)。」
店長:「分かりました。10050円です。」

財布から1万円札を出したが、50円玉が見つからない。レジを打っている女性にまず1万円札を渡し、次に間違えて5円玉を渡してしまう。間違いに気づいて50円玉を出して5円玉を受け取るが、女性はまだ私を待っている。「え?10050円ですよね?」と言うと「あ、そうでしたね。勘違いしました。すみません。」と言ってレジを打ってくれる。

というところで目が覚めたのだが、なんだ?この夢?

Dream1

オリーブについては前日の新聞で「オリーブの実のオリーブオイル漬け」とか「オリーブの実を絞らずにオイルがしみ出してくるのを気長に待って抽出したオリーブオイルは、渋みがなくて美味しい」とか書いてあった記事が印象に残っていたのだろう。

で、高校時代にはオリーブと呼ばれていた女の子がいて、ガールフレンドというまでは行かなかったけれども仲が良かった。ユキコという色の白い子で、ピアノを弾く子だった。ピアノを弾くところを聞いたことはないのだが、本人が言うには上手だったらしい。

10050円というのは謎だ。なんで10500円ではないのだろう? ぬり絵は子どもが小さかった頃によく付き合わされたので、そのトラウマ(?)が残っているのかもしれない。

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2010年2月15日 (月)

隠れたビジネスに悩む

成功した暗殺というのは暗殺に見えない暗殺なんだが、成功するビジネスっていうのは実はビジネスに見えないのかもしれない。

暗殺なんていうのはそれ自体がネガティブなものだから、それ自体を隠すのはあたりまえだが、ビジネスを隠すことに意味があるだろうか? いや、あるかも知れないよ、ビジネスの中にも実はネガティブなものがあるかも知れないし。

なんの話かというと、温暖化に関連したCO2排出量取引の話だ。これは一見ビジネスには見えないけれども、よく分からない理由で大きな金が動いて、ということはきっと誰かがそれで得をするのだ。術に民主党の25%削減の話に絡んで「1世帯当たり22万から77万円の可処分所得の減少をはじめ、最低でも36万円程度の経済負担が必要だ。」という試算が公表されている。これらのお金は一体どこへいくのかな?

だから、温暖化とかCO2削減とかいう話が聞こえてきたら、お金の話を見逃しちゃダメだ。

温暖化懐疑派というと、「反エコ」、「企業の味方をしている」とか言われてまうのだが、エコの名のもとに大きなビジネスが動いているのかもしれないよ。

こういう「隠れたビッグビジネス」には前例もある。暗号をめぐる学問だったはずの暗号学が、いつの間にか特定企業の権益を守る仕掛けになってしまっていて、一般庶民の知らないところで大きなビジネスが動いているのだ。そこでは「セキュリティを守るためだから、仕方が無いよね。」という理由付けによってお金が吸い上げられているのだ。

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2010年2月14日 (日)

「海辺のカフカ」で悩む

Kafka1「海辺のカフカ」を今頃読むなんて、遅れてるってのは重々承知。人気作家の作品はついつい避けて通ってしまうのはココロがねじまき鳥なんです。

読んで行くとさすがに「しっかりしている」というのが第一印象。芯が通っているというのか、何かがほとばしるような感じでぐいぐいと引き込まれていく。ありえないような話もなんとなく納得させながら読者を組み伏せられるようにして話の流れに乗せていくような感じ。

でも中盤で「あれ?」と思うような不必要なくすぐりというか、無駄なものがちらほら見えて、終盤の八合目を過ぎたあたりからなんだかグダグダになっているように見える。

終盤のグダグダというのは私がちゃんと読めてないせいなのだろうか? そのあたりを確認する意味で村上春樹の他の作品も読んでみようと思う。


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BTヘッドフォンで悩む

BlueTooth(短距離無線通信)ヘッドフォンはPCとかmp3プレーヤとケーブルで繋がなくていいので便利なんだけど、意外に流行らないなぁ。流行らないことには種類も増えないし、もっと重要なことは値段が下がらない。

使う前にかならずペアリングという作業が必要だったり、BlueTooth接続の手順が今ひとつ定式化されていなかったりということが影響しているんだろうか。ペアリングなんてことをやらなくちゃいけないこと自体が、ユーザを遠ざけている気がする。

最初に使っていたMobileCastはたいへん調子よく使っていたのだが、雪の中でバスを降りるときに無くしてしまった。今使っているのは2代目のクリップ式なのだが、どうもクリップのバネの調子がおかしいと思っていたら、バネを止めているところが初めから弱くてバネの先が飛び出しており、バネがバッテリーを蹴り出したり悪さをしてどうにもならなくなったので、ついにバネを外してしまった、なのでクリップ式なのにクリップがバカという無意味な存在になってしまった。

加えて、40cm程のケーブルがなんだか固くて使いにくいし、使わない時にはまとまらない。それでもガマンして使ってきたのだが、最近どうにも電池の持ちが悪くなってきた。なので、いいのはないかと物色していたのだった。

以前使っていたMobileCastをもう一度あの値段(なんだかバーゲン価格だったらしい)で買えるといいのだが、何故か販売終了になっている。ケーブルも柔らかくてよかったのに。

他のをいろいろ物色するのだが、ハンズフリー通話用のBTヘッドセットはいろいろあるのに、ステレオのはなかなか種類が増えない。それに値段も高止まりで、8000円ほど出せばいろいろあるのだが、これまで4000円台で買ってきたのでそこまではなかなか出せない感じ。

で、やっと見つけたのがソフトバンクの付属品を売っているサイトでソフトバンクセレクトというところ。ここで、耳に引っ掛けるタイプの「SBS LBTHP01WH」を特価3980円で売っていた。こういう特売価格にはとっても弱いので、しばらく逡巡した後にポチっと購入してしまう。送料は630円だが、送料にも消費税がつくのにはなんとなく納得が行かない。

というわけで今日届いたのが写真右側の耳引っ掛け型BTヘッドフォンだ。左が今まで使っていたもの。耳引っ掛け型というのは初めて使うのでちょっと心配だが、古い方は4時間しか使えなかった使用時間が新しいのは10時間だというので楽しみだ。

Bt2


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2010年2月11日 (木)

スコしヘンなコードフォームで悩む

ギターをさわってきて長いから、もうたいていのコードフォームは押さえてきたと思っていたのだが、「スコット・ヘンダーソンのジャズ・ギター・コードシステム」という本には驚かされた。スコット・ヘンダーソンって、「スコしヘン(変)」って言われてた人じゃなかったっけ? スピードピッキングとかを始めた人だったかな?

Cm69sh例えば、彼はこれをC69だ、というふうに定義する。うむ、なるほど言われてみれば6thも9thもあるし3rdもある。rootもちゃんと入っている。5thがないだけだからこれをC69ということには異存はない。

異存はないけれども若干の異論はあって、なんとなくこれはDm9のように響くんじゃないかな? という気はする。D9でもいいけど、私のよく使う調性ではDm9になることが多いので。

C系として使うなら4弦の5フレットを押さえてG音(5th)を入れたのだったら使ったことがあると思う。

ところが彼のアプローチはここからが違う。彼はコードフォームのトップノートに注目し、その音をどういうテンションで使えるか、ということからこのフォームの応用というか別名を考えるのだ。

つまり、このフォームでのトップノート「C」をrootに使うとC69だが、9thとして使うとBbM7b5になるじゃないか、さらには5thとして使ってFM7add13とも言えるじゃないか、と。

359さらに彼はこんなものも持ち出してくるよ。これ、5フレットとするとFM7#11だな。あるいはAm9+5、Gsus13か。

574これは使ったことがある。トップノートを5thとして使ったM7として。しかし彼は「トップノートを9thにも使えるでしょ、b7thにも、4thにも。」というのだが、b7thって6thじゃないのか? とか突っ込みどころもいろいろ。嫌まだ理論的背景というところをちゃんと読んでないので、まだツッこめないのだが。

他にも「こんなの押さえられないでしょー」みたいなのもあるわけだが、まぁこういうのって理屈があるようでないようでっていうところもあるので、全部を試してみることはまだやってないのだけれども、こういうのは刺激になっていいなぁ。高校生の頃にもこういう事を一生懸命考えていたのだけれども、ここまでは考えが及ばなかった。

考えてみると、ギターで4音和音を押さえようとすると、6本の弦からまず4本を選ぶ時点で15通り、1本の弦の上であるポジションで3フレットの自由度があるとして3×3×3×3で81通り、あわせて1215通りの組み合わせがあることになる。指を大きく広げて自由度を4フレットにまで広げると、3840通りになる。部分セーハなどを使って5音6音まで使えるとすると(スコットヘンダーソンは右手で低音弦をタッピングしろとか言ってます)組み合わせはさらに増えるわけだ。これは考えがいがありますなぁ。

考えてみると、若手ジャズ・ギタリストというのをあんまりフォローできていなくて、ジョン・スコフィールドは気に入ったがジョン・アバクロンビーを好きになれなかったあたりから付いていけないなぁと思うようになって、フランク・ギャンバレのCDも買ってみたがよく分からなかったし、マイク・スターンとかスコット・ヘンダーソンなんかもよくわからない状態。パット・メセニーは好きでもあり嫌いでもある、という感じだ。

若手というのかどうだか知らないが、ジョン・トロペイのギターはいいなと思ったことがある、しかし、それがどのCDだったのだかよくわからないのでフォロー出来ていないのだなぁ。

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2010年2月 9日 (火)

ゼロ戦のドイツ派遣に悩む

第二次大戦でフランスを征服して英国をも支配下におこうとしたヒトラーを英国が航空機の戦いで凌ぎきったのが「バトル・オブ・ブリテン」なのだが、そのヒトラーと空軍相ゲーリングが当時開発を終えていた日本のゼロ戦の航続距離に目を付け、ゼロ戦を評価してその結果が良ければライセンス生産すればいい、ということを言ってたかも知れないよね? という仮定のもとに作られたフィンクションが「ベルリン飛行指令」。

「飛行指令」というくらいなので、つまりゼロ戦を空路で運びなさいという命令が出たわけで、空路としてはロシア回りルートとインド回りルートが考えられるが、独ソ相互不可侵条約があるとは言え、ドイツはロシアへの進軍を考えているのでロシアを通るわけにはいかない、かと言ってインドから中東方面は英国が制空権を握っており、しかも日独伊三国協定が成立したという抜群に悪いタイミングだ。

普通に考えればゼロ戦を分解して潜水艦で運ぶのが一番早くて安全なはずだが(実際、後で触れるように実例がある)、それではフィクションとして面白くないと考えたのか、ゼロ戦を空輸するということにこだわったのがこの物語だ。

ゼロ戦の航続距離は約2000kmと言われており、日本からベルリンまでの6000kmを飛べと命令されたのはアメリカ人を母に持ったという事になっている安藤啓一大尉なのだが、この昭和15年という時世にそんな混血軍人がいる訳ないと思ったら大間違いで、そういう人(ニチベイ混血軍人)は実際にいたのだ。

そのことを知ったのはいつかった本なのだったか、「未知の剣」という本で、これは日本陸軍のテストパイロットの記録を集めた貴重な資料である。その中で来栖良航技中尉という大正8年生まれの人が紹介されていて、この方のお父さんが来栖三郎特命全権大使という偉い外交官、お母さんがアリスさんという米国人だったという。この来栖中尉は悲しくてとてもここには書けない非業の死を遂げるのだが、どうもこの人が安藤大尉のモデルだったのではないかと私はにらんでいる。私がにらんでもなんてことはないんだけれどもね。

Zero_over_berlin

しかし、この本(ベルリン)が直木賞をとったわけじゃないんでしょ? 作者が直木賞をとったんだろうな。小説的にはそんなにレベルの高いものではないと思うし。

あ、そうそう、それで、この「未知の剣」のなかで、ドイツからFW190(フォッケウルフ)ヲ潜水艦で日本まで運んできて評価したという実話があって、なるほどろおもったり、日本でも終戦間際にはイ14号だったか、大型潜水艦がゼロ式水上機を搭載して、水上で発着艦させたりシていたのだから、潜水艦による戦闘機の運搬というのも不可能じゃなかったはずなのだ。

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2010年2月 2日 (火)

通信型フォトフレームで悩む

Photoframe1ソフトバンクがTVCMでさりげなく宣伝している通信機能付きデジタル・フォト・フレーム「PhotoVision」。メールで送られてきた写真を蓄積してスライドショーとして表示するというものだが、お年寄りに孫の写真を見せたりするのには良い考えだと思う。

基本的にはケータイみたいなものなので、電源を入れておけば勝手にメールを受信して次々に表示していく。お年寄りでも何も操作することなく孫の近況が見れたりするわけだ。

ソフトバンクのこの製品、製品自体はタダでもらえて、毎月の料金が490円で運用できる、パケット料金もかからないのだが、ソフトバンクのケータイからしかメールを受信できない。他社のケータイとかPCからも受信しようとすると毎月300円余計にかかるし、その場合にはソフトバンク・ケータイからのメールのパケット料金が送信側にかかってしまうらしい。このあたりは聞いた話なので聞き違いもあるだろうからあんまりアテにはしないで欲しい。

このパケット料金というのがなかなか馬鹿にできなくて、「1パケット0.084円」というのがまずピンと来ないわけだが、ちょっとした写真を送ろうとするとこれが例えば128kbyteくらいになって、あっという間に1000パケットだから84円だ。最近の気の利いたケータイだと、例えば私のちょっと古い私のでも写真は1600x1200ドットで撮るように設定しているので、200~300kbくらいになっているから1枚送ると200円前後かかることになる。

Photoframe2こちらはDocomoの同等製品で「お便りフォト」。購入するのに1.5万円ほどかかる。他の機種と一緒に買うと1万円を切るとか、よくわからないことを言っている。通信費は基本料210円プラス写真を一日2枚ほど送るとして月に980円が目安だが、どんどん写真を送り続けて放っておくと最高1万円近くまで行ってしまう。980円以上にはならないように受信制限することもできるらしい。

ソフトバンクのはどうだか知らないが、Docomoのは写真を受信したら自動的に表示するのではなくて、受信者がパネルをタッチすることによって初めて写真が見られるようにもすることができるらしい。そして、そのタッチがあったことを送信側にメールで返信するのだ。これはご老人が元気で活動していることを知らせることになる。一昔前のiPot(通信機能付き電気ポットで、お湯を使う度にネット越しに通知が飛んでいく)みたいな機能だ。

そうか、タッチパネルのために値段が高くなっているのかな?

ソフトバンクのもDocomoのも宣伝用写真がなんだかよく似ているのは偶然ではなくて、メーカーが同じだからなのだろう。中国のHuaweiという、新興だが強力なメーカーだ。Docomoはソフトバンクと同じメーカーを使うのが嫌いなはずなのだが、いろいろ事情があるのだろう。

Docomoのはメールがサーバに届いた時点で150kb程度に圧縮というかサイズダウンするらしいので、送信側は自分のパケット料金だけ心配していればいい。

さて、なんでこんなものをチェックしているかというと、独居老人の活性化を図らなくてはいけなくて、孫やら遠くに住んでいる曾孫の写真なんかを日々送ってあげて元気になってもらおうということなんだが、そこがソフトバンクの電波が届かないところなので、これが困ったところだ。ソフトバンクの電波が届いていれば、このために写真とメール専用にもう一台ソフトバンクケータイを導入してもいいくらいだと思っているのだが。

これはなかなか面白い装置で、いろいろな応用が考えられそうなのだが、もっと普及して安くならないものかね?月1000円くらいのコストだったら充分満足できるんだけどなぁ。

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2010年2月 1日 (月)

リトナーの楽譜で悩む

最近は車の中でもっぱらLee Ritenour(リー・リトナー)ばっかり聞いている。Bob Jamesをずっと聞いてFourplayでリトナーを再発見し、以前から何枚かCDも持っていたのをさらにさかのぼって買い足したりしているのだ。

そうやって聞いていると、面白いと思う曲もいろいろあったりして、譜面が欲しくなる。ところがリトナーの譜面がないんだなぁ。

Leerit2_2唯一持っているのが、いつ買ったのかわからないこの譜面。楽譜屋さんのワゴンセールみたいなところで買った記憶がかすかにある。価格がなんと1030円だから、消費税が3%だったころの買い物だ。それっていつのことだっけ?

この譜面にはリトナーの生い立ちみたいなことも書かれていて、セルジオ・メンデスのツアーに同行したとか(Brasil'77の頃らしい)、ブラジルにしばらく住んでいて、ブラジルを第二の故郷だと思っているとか書かれている。そうか、そういうバックグラウンドがあったのか。でも彼の作る曲はジョビンというよりはバーデン・パウエルっぽい感じのやや荒削りなコード進行が多いように思う。

同じ譜面がシンコーミュージックからも出ていたはずで、シンコーからはこの楽譜と、もう一冊が出ている。そのもう一冊がどこかの楽器屋の棚に眠っていないかと探しているのだが、これがないのだ。

1030yen_2これは今持っているリトナーの譜面の値段札。

探しているのは「SugarLoaf Express」という曲なのだが、これがそのもう一冊の方に収録されていることがわかっている。

「sgrloafexp.mp3」をダウンロード


島村楽器で検索してもらったら、リトナーの譜面は10冊以上出ていたらしいのだが、全て絶版となっているということだ。「もう過去の人ってことですかねぇ?」とカマかけてみたら「そうですねぇ」とか返されてしまった。国内の曲ならばシンコーでもバラ売りしてくれたりするらしいのだが、海外のはだめらしい。シンコーもいろいろいい曲の版権持っているハズなんだが、もったいないというか。

でも、海外のサイトで探してもないので、これはリトナー迫害の陰謀かもしれない。唯一手にはいるのはヤマハの電子キーボード用の曲データで、これは標準MIDIファイルのはずなのだが、「ヤマハの機器以外での再生は保証しない」とかいう話だし。だいたい、お目当ての曲が入ってないし。

昔はギター小僧のあこがれだったリトナーも、もう過去の人なのか。きっと今は中年となっている昔のギター小僧がリトナーの譜面を大事に持っているのだろうなぁ。

Leeritelecそれでは、というのでオークションサイトを探してみると、エレクトーン用の譜面があった。表紙にはなんとも微妙なリトナーの似顔絵が・・・。

このエレクトーンの譜面にはSugarLoaf Expressが収録されているのだが、全部で5曲しか入っていないし、内一k曲はすでに持っているし、他のには興味がない。それが1200円からのオークションで2000円ならば即決というのだが、これにはちょっと躊躇してしまう。

とか言っていると、目的の曲のMIDIファイルを発見。しかしこれもまずコードが書かれてないし、オクターブ指定がどうも変だ。

メロ譜がこんなのなので、おそらく手弾きしたものをキャプチャしたのだろう。

Sgrlfexprs

ベース譜にいたっては、こんな低音どうやって出すんだ?という超低音の記述。(で、この話が「ヘ音記号で悩む」に続く)

Sgrlfexprsb

しかたがないから、オークショの方は諦めて、しばらくこのMIDIを眺めてみようか。



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ティッシュ配りを見て悩む

ウチの最寄り駅のような田舎駅でも日曜日ともなると何人かティッシュ配りとかビラ配りの人々が仕事をしている。

「おねがいしま~す」と言われても、なにをお願いされているのかわからない。とりあえず何も考えずにティッシュを受け取ってくれというのだろうか? 「コンタクトレンズです」とか「ネット喫茶です」とか言ってくれれば何を配っているのかわかって、受け取ってもらえることも増えるとおもうのだが。

私もヨボヨボのじいさんになったら、一人ひとりに何を配っているのか聞いて回ってやろうと思う。
「なに配ってるんかね?」
「安くなるのかい?」
「店はどこだい?」
「Blogで紹介してやろうか?」

例えば、コンタクトレンズのティッシュを配っている人と、ネット喫茶のティッシュを配っている人が共同してお互いにお互いのティッシュを一緒に配るようにしたら仕事が早く終わるんじゃないだろうか? つまりどちらもティッシュを二つずつ配るわけだから半分の時間で仕事が終わるんじゃない?

もちろん、ビラ/ティッシュ配りの元締めはアルバイトにそんなこと許さないだろうし、チェックもしているんだろうけれども、組み合わせ方によっては相乗効果的なものが出てきたりしないのかな?

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