「海辺のカフカ」で悩む
「海辺のカフカ」を今頃読むなんて、遅れてるってのは重々承知。人気作家の作品はついつい避けて通ってしまうのはココロがねじまき鳥なんです。
読んで行くとさすがに「しっかりしている」というのが第一印象。芯が通っているというのか、何かがほとばしるような感じでぐいぐいと引き込まれていく。ありえないような話もなんとなく納得させながら読者を組み伏せられるようにして話の流れに乗せていくような感じ。
でも中盤で「あれ?」と思うような不必要なくすぐりというか、無駄なものがちらほら見えて、終盤の八合目を過ぎたあたりからなんだかグダグダになっているように見える。
終盤のグダグダというのは私がちゃんと読めてないせいなのだろうか? そのあたりを確認する意味で村上春樹の他の作品も読んでみようと思う。
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