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2010年2月11日 (木)

スコしヘンなコードフォームで悩む

ギターをさわってきて長いから、もうたいていのコードフォームは押さえてきたと思っていたのだが、「スコット・ヘンダーソンのジャズ・ギター・コードシステム」という本には驚かされた。スコット・ヘンダーソンって、「スコしヘン(変)」って言われてた人じゃなかったっけ? スピードピッキングとかを始めた人だったかな?

Cm69sh例えば、彼はこれをC69だ、というふうに定義する。うむ、なるほど言われてみれば6thも9thもあるし3rdもある。rootもちゃんと入っている。5thがないだけだからこれをC69ということには異存はない。

異存はないけれども若干の異論はあって、なんとなくこれはDm9のように響くんじゃないかな? という気はする。D9でもいいけど、私のよく使う調性ではDm9になることが多いので。

C系として使うなら4弦の5フレットを押さえてG音(5th)を入れたのだったら使ったことがあると思う。

ところが彼のアプローチはここからが違う。彼はコードフォームのトップノートに注目し、その音をどういうテンションで使えるか、ということからこのフォームの応用というか別名を考えるのだ。

つまり、このフォームでのトップノート「C」をrootに使うとC69だが、9thとして使うとBbM7b5になるじゃないか、さらには5thとして使ってFM7add13とも言えるじゃないか、と。

359さらに彼はこんなものも持ち出してくるよ。これ、5フレットとするとFM7#11だな。あるいはAm9+5、Gsus13か。

574これは使ったことがある。トップノートを5thとして使ったM7として。しかし彼は「トップノートを9thにも使えるでしょ、b7thにも、4thにも。」というのだが、b7thって6thじゃないのか? とか突っ込みどころもいろいろ。嫌まだ理論的背景というところをちゃんと読んでないので、まだツッこめないのだが。

他にも「こんなの押さえられないでしょー」みたいなのもあるわけだが、まぁこういうのって理屈があるようでないようでっていうところもあるので、全部を試してみることはまだやってないのだけれども、こういうのは刺激になっていいなぁ。高校生の頃にもこういう事を一生懸命考えていたのだけれども、ここまでは考えが及ばなかった。

考えてみると、ギターで4音和音を押さえようとすると、6本の弦からまず4本を選ぶ時点で15通り、1本の弦の上であるポジションで3フレットの自由度があるとして3×3×3×3で81通り、あわせて1215通りの組み合わせがあることになる。指を大きく広げて自由度を4フレットにまで広げると、3840通りになる。部分セーハなどを使って5音6音まで使えるとすると(スコットヘンダーソンは右手で低音弦をタッピングしろとか言ってます)組み合わせはさらに増えるわけだ。これは考えがいがありますなぁ。

考えてみると、若手ジャズ・ギタリストというのをあんまりフォローできていなくて、ジョン・スコフィールドは気に入ったがジョン・アバクロンビーを好きになれなかったあたりから付いていけないなぁと思うようになって、フランク・ギャンバレのCDも買ってみたがよく分からなかったし、マイク・スターンとかスコット・ヘンダーソンなんかもよくわからない状態。パット・メセニーは好きでもあり嫌いでもある、という感じだ。

若手というのかどうだか知らないが、ジョン・トロペイのギターはいいなと思ったことがある、しかし、それがどのCDだったのだかよくわからないのでフォロー出来ていないのだなぁ。

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コメント

こういうの考えるの楽しいですよね。
私は音がぶつかる響きが好きで、たまに使いますよ。

私が昔習ってた先生も時々ヘンで、親指で1弦を押弦したりしてましたよ。これ自体のコードネームはわかりませんが、何かの通過点だと思います。

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投稿: はく | 2010年2月11日 (木) 14時53分

ん~、これはFM7では?

イパネマをFでやるときに、頭の部分を

FM7
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G7b9add13
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というふうに弾くというアレンジを見たことがありますが、これの(F音)オクターブ違いですね。

投稿: Picks Clicks | 2010年2月11日 (木) 18時53分

なるほど~。言われてみればそうですね。
一つ賢くなりました~^^
こういう響き好きですわ~。

投稿: はく | 2010年2月12日 (金) 00時56分

Rootをボトムに置くという意識があんまりないので、これは演奏上まずいこともあるのですが、その分自由度とか認識力があるんじゃないかと思っています。

コードフォームのパターンが何千もあるということを書いていますが、それらを一つ一つ試すということをやっていたのがナラ・レオンとカルロス・リラとかホベルト・メネスカルなどの仲間たちだったんじゃなかったのでしょうか。

そしてそこにジョアン・ジルベルトというスターが現れ、ジョビンがジャズ的にまとめ上げた、と。

ボサノバの起源を私はそんなふうに理解しているのですが、違ってますかね?


投稿: Picks-Clicks | 2010年2月12日 (金) 11時42分

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