ギターのソフトケースで悩む
ジャズ・ギターのお友達セッションというのを毎月やっていて、いつもはガットギターを持っていくのだが(何しろ軽いし、アンプもいらないので)、昨日はフルアコを新しく買った人が来そうだということで対抗上久々にフルアコを持っていくことにした。
ところがこれが重いんだな。ケースだけで軽いギター2本分くらいの重さがあるんじゃないだろうか。今測ってみたらギターを入れた状態で7kgだった(ケーブルなし)。重いからめったに持ち歩かないし、軽くて便利なHistoryのエレガットを買っちゃったからそちらばっかり持ち歩くことになる。
考えてみると、フルアコを持ち歩かなくなっている原因はソフトケースがないからなのだ。フルアコは買った時からずっとハードケースに入れていて、さらに考えてみると学生時代にはこれを持って家と学校とを往復したりしてたのだった。それが全然苦にならなかったんだから、体力あったんだなぁ。
ハードケースにいれていたのは、ギター自体が重いのでソフトケースでは保護しきれないだろうと思っているからなのだ。軽いガットギターはペラペラのソフトケース(多少の内張り付き)に入れて平気で持ち運んでいる。でも、最近ではセミハードケースとか新しい素材のソフトケースなんかもあるみたいだから、いいのがあるかも。
と思って楽器屋で探してみたのだが、ソフトケースもいいのは高いし、いいのはまたかさ張る。ハードケースをッくりつけて背中に背負う「背負子」みたいなのもあったが、サイズが今ひとつ合わないし6000円もするというので買わなかった。
ソフトケースは家でギターを出している時には邪魔者なので、できるだけかさばらないのがいいのだが、へたをするとギター一本分以上のスペースを占領する。これには耐えられない。かさ張るのとギターの保護力とは相関関係があるだろうから、布団圧縮袋みたいに圧縮できればいいのだが。
いやまてよ、それは逆だな。使うときだけ膨らませればいいのだ。プールで遊ぶ浮き輪みたいなものだ。ギターを持ち歩くときだけ空気を吹き込んで緩衝部分を膨らませる。持ち歩いているうちに空気が抜けてくるかも知れないが、そういうのは取っ手とかに仕込んだポンプを握ってシュコシュコと空気を補充してやればいいのだ。
ギターを出したときには空気を抜いて、かさばらないようにできるので、現地でも困らない。こういうのを作って欲しいなぁ。
9月10日追記:
プロ・ギタリストの志賀さんのご紹介で、この「GEWA(と書いてゲヴァと読むからドイツ製とわかる)」のソフトケースを注文してみた。おしりが四角くて譜面入れの容量が大きいのが好感持てる。重量1.2Kgというのは仕方がないかな。お値段も安い(3000円弱)。
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コメント
これは目からウロコですね!!
ぜひ製作なさって
特許申請をされたらいかがでしょう?
特に混んだ電車の中では
ギターを保護したいあまり
つい空気をパンパンに膨らませたくなるでしょうけれど
やっぱりそんなことしたら
今以上に、迷惑がられるでしょうかねぇ、、、。
投稿: Mora | 2010年3月28日 (日) 23時50分
全体をパンパンに膨らませると、かえってギターを痛めるような気がします。
外側は硬く、内側は柔らかくなるシンプルかつスマートな解決方法があれば特許になるでしょうね。
投稿: Picks Clicks | 2010年3月29日 (月) 00時59分