喫煙者迫害に悩む
4月1日から神奈川県では条例が発効して、一定の規模以上の飲食店では禁煙もしくは分煙が必須となった。喫煙者を取り巻く環境はますます厳しくなってきている。
私は随分前に禁煙を済ませているので、禁煙環境が広がることにはまったく困らなくて、むしろ歓迎しているのだが、この一方的な禁煙の広がりにはなんだか奇妙なものを感じている。
「喫煙者が迫害されるのは世の流れだから」という暗黙の了解がいつの間にか出来ていて、喫煙者さえもがそれに黙従しているというのがなんだか不気味だ。
喫煙の害は科学的にもう議論の余地がないという点で「CO2を減らしましょう」とはレベルの違う話なのだが、こういった「なんとなく逆らえない空気」みたいなので物事が決まっていくのはどうかと思うなぁ。
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コメント
私も同じようには思っていた面もあるのですが、ネット知り合いのお医者さんのBlogを読んでからは、ちょっと恐くなりました。(下記の後半)
http://moonmadness.cocolog-nifty.com/uk/2010/03/2010-0178.html
(勝手に引用)
は: 日本におけるタバコ病による年間死亡者は約13万人だそうでございます。
ゆ: 恐ろしい数ですね、もっと恐ろしいのは受動喫煙による年間死亡者も少なく見積もっても1万2~3千人は存在する事です。喫煙者は国や企業によってニコチン依存にされた被害者であるとともに有害物質を撒き散らす加害者でもあるのです。
は: 1万人以上とは交通事故者より確実に多いんですね。
ゆ: 被害にあうのが多くは家族、職場の同僚である事も悲劇です。ホタル族のお父さん、家族に気遣っておられるんでしょうけどさにあらず、非喫煙家庭の子供の2倍のニコチンが屋外で吸っている家庭の子供さんの尿から検出されるんですよ。
投稿: taki | 2010年4月11日 (日) 20時59分
そもそも人はたばこを吸う必要がないにもかかわらず、
吸っている人の立場から物事を見るのはいかがなものかと思う。さらに言わせて頂ければ喫煙者は自ら毒物を摂取しており、それによって発病する確率は高くなるのは当然である。しかしながら病気で負担する金額は非喫煙者と同額である。なぜ体が悪くなることをしっていて毒物を摂取している者が非喫煙者の病気の負担額と同額であるのか理解できません。喫煙者はそれによって発病したとされる病気の治療についての負担額は非喫煙者のそれよりもっと負担すべきと思います。
投稿: 生活にたばこは不要 | 2010年4月27日 (火) 02時57分
>吸っている人の立場から物事を見るのはいかがなものかと思う。
「吸っている人の立場から物事を見る」?そんなこと書いてませんが。私はタバコもたばこの煙もタバコをやめられないとか言っている人も大嫌いです。だから世の中に禁煙地帯が増えていくこと自体にはなんの不満もない。
ただ、なんとなく「流れとして」じわじわと当たり前のように物事が予定調和的に決められていくのが気に入らないと言っているわけで。
戦時中の「おかわいそうに事件」というのを調べてみるのがいいと思います。
投稿: Picks-Clicks | 2010年4月27日 (火) 21時19分