ハーモニカのバルブ交換で悩む
前回はクロマティック・ハーモニカをアルコールで洗ったら、バルブが取れてしまったので接着したが、失敗だったかもという話だった。今回はその続きだ。
これが前回使った接着剤。「金属とプラスティックをつけるのに最適」みたいなことが書いてあったが、最適すぎてまずかった。よく見るとこれは瞬間接着剤的なもので、「硬く固まる」タイプだ。で、固まるときに押さえ方が悪かったか、バルブが浮いたまま固まってしまった。
しかも、接着力が強すぎて取れないのだ。これには困った。思い切り引っ張れば取れるだろうけれども、ソするとバルブが変形してしまう。変形すると貼り直すのに苦労するっていうか、もう使えないかもしれない。
なので「Hohner,バルブキット」というものを買ってみた。キットじゃないかセットか?3500円くらいだったと思う。なんだかいっぱい入っているぞ。そんなにたくさんいらないのに。番号の付けられた小さな紙袋たちの中にバルブが入っている。番号は08から22までだが09がない。なんでだ?この数字の意味は?08が短いバルブで22が一番長いバルブだ。今回必要なバルブは19で、19の袋の中にはバルブが44枚入っていた。10枚ずつでいいから1000円にしてくれ。こういうのは共同購入にすればいいんだな。
これでバルブは売るほどあるので、安心してひっぺがす。剥がしたあとにも接着剤が盛り上がっている。こりゃだめだ。ドライバの先でつつけば取れるかと思ったが、さすがは金属用、取れりゃしない。マイクロスコープで撮影してみた。ドライバで取ろうとしたときに着いた傷が痛々しい。
仕方が無いのでリューターで削る。削りカスがハーモニカの中に入っちゃマズイだろうと思うから、削る方向に気をつけて、削りかすが付いたままの状態で撮影してみる。なんだかよくわからんな。
さらに削って、綿棒で数りカスを払ってみる。なんだか削りすぎた感がないでもない。リベットの頭が落ちてしまっているようだ。
で、今回使う接着剤はなんとセメダインである。ビニル用ボンドがいいという話なのだが、いくら探してもなくて、他のはいろいろあるのにビニル用だけないという状況。セメダインだったら扱いやすいし、昔からよく使って金属とプラスティックの接着もそれほど強くないからいいんじゃないかと思って。
接着したあとの写真はあまりに普通なんで撮らなかった。撮ったほうが良かったかな?ならしてみるととりあえすはイイカンジだ。
で、ここで使った道具を紹介してみようと思う。
まずこれがリューター。長さ25cmくらいかな。歯医者さんが使うやつのもっとちゃちなやつ。でもチップ(先の削るところ)は30種類くらい付いてきてるかな? 必ずしも適材適所で使えているわけじゃないけど、いろいろと重宝しています。しかしなんでこんなに長いんだ? もっと小さく出来るだろうに。サイズはこのままでいいから、ボディにチップをたくさん入れられるようにしてほしいな。
これがUSBマイクロスコープ。3mm×4mm角くらいの平面を480×640ドットに撮影してくれる。レンズの周りには白色LEDが6個付いていて、対象を明るく照らしてくれる。
マイクロスコープを前から見るとこんな感じ。
今回、地味ながら役に立ったのがこの10倍ルーペ。
あ~、それから大事なことを書いてないんだなぁ。また写真を撮ってからにしよう。
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