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2010年11月22日 (月)

モード奏法の教科書で悩む

本棚からこんなのが出てきた。

Phrydr1

学生のころ、アドリブをどうしていいかわからなくて、モード奏法っていうのがさらによくわからなくて、まぁその点については今でもわかったんだかなんだか、わかったつもりになっているんだからこれでいいことにしてくださいお願いしますよぅ、という感じなのだが。

Phrydri23これがその中身で、あんまりくっきり見えては著作権とかなんとかまずいことになるといけないので、ややこしいページをぼんやり見せるということにしてある。

とにかくこんなふうに1段4小節、1ページに6段、全部で114ページびっしりとモードフレーズが手書きで書いてあるのだが、だいたい譜面読むのが苦手なんだから全部やることもないだろうと思ってDドリアンくらいでお茶を濁していたわけだ(濁してたのか・・・)。

でも、当時はちっともわかってなくて、「Dドリアンを感じるフレーズ」と言われてもなぁ、という感じだったと思う。今なら少しは分かる、と思う。

で、久しぶりに出ていたこの楽譜を眺めてみると、なんとDドリアンであろうがEドリアンであろうがGドリアンであろうが、フレーズはみんなおんなじだ。つまりそれぞれ移調したものを延々と印刷してあるわけ。例えばDドリアンでは4ページだから24段のフレーズが調性記号なしで96小節にわたって書いてあるのだが、それがGドリアンではフラットひとつ(F調)で書いてあるといった具合。

なんだそれなら96小節をMDIで打ち込めばなんども聞いて著者の言わんとするところがすぐに分かるじゃないか、と思って打ち込んでみた。ふむふむなるほどね。つまりはこの96小節がこの本のキモであって、MIDIにしたわけだからあとは転調すればこの本の48ページと等価になる。

じゃぁついでにあんまり興味ないけどフリジアンモードのほうもMIDIにしてみるか、と思って、当時全然興味のなかった(当時はむしろロクリアンに興味があったはず)フリジアンのあたりを読んでみる(私の場合は「解読する」に近いのだが、それでも学生の頃よりはずいぶんと早く解読出来るようになっている)。すると、あれ?あれれれ?

なんと、フリジアンのフレーズもドリアンのフレーズを翻案したものが書いてあるんです。つまり、Dドリアンで「DEFD」というフレーズに対応して「EFGE」というフレーズがEフリジアンのフレーズとして提示されている。つまり、譜面上での音形「譜割りと何度上がる/下がるか」が全く同じものが並んでいるわけだ。譜面上ということだから、調性記号が違っているので、音程は違うし、フレーズとして聞いても別のものだということがわかる。いやむしろ同じフレーズが違うモードではこんなふうに聞こえるのか、という勉強にはなる。でもそれがこの本の趣旨だったのか?

だから、DドリアンのふれーずをMIDI化したものを全音上げて移調し、調性記号を全部取っ払うとEフリジアンのフレーズ集になってしまうわけだ。そうやっていけば全部できるな。

まぁ、チャーチモードというものにはあんまり興味ないのでそこまではやらないつもりだが、そのMIDI化したものをまたmp3にしてここにおいたら面白いかな、とも思うけれども、そうするとこの本の内容を全部さらけ出すことになってしまうので、どこからかお咎めがあっちゃ申開きができない。だから残念ながらそれはここには置かない。置かないが、私に会う機会がある人には聞かせてあげるので言ってください。

いやまぁしかし、学生の頃はいろいろとこういうことで悩んでいたんだなぁ、と。当時「お悩み手帳」なんて書いてたら大変だっただろうなぁ。そう言えばこんなことで悩んだりもしていたのだった。

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