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2011年4月 9日 (土)

指板のRに悩む

10cmほどの棒切れを使ってガットギターのネック保護のために弦の張力を逃がすっていうか、逸らすようにすることをやっている。名前がまだないんだけど、キャンディバーでいいんじゃないだろうか、とか「弦押さえ」とかかな、とか。

アイスキャンディのバーをきれいに洗って乾かして端っこに穴を開けてゴムひもを通せば出来上がりなので、私のBLOGを見て作ってくださっている方もいらっしゃるようで。

で、そんな中「Rの付いているギター用のを作って欲しい」というオーダーをいただいてしまった。指板にRが付いているような(湾曲している)ギターはたいていネックに補強の鉄棒が入っているから、弦の張力をそらさなくてもいいと思うのだが、気になりだすと気になってしまうのだろうなぁ。

Rのついた指板に貼られた弦をまんべんなく押さえるには、弦押さえを凹させなければならないが、これがなかなかに難モノで、まずどれくらい凹ませるのか?と。調べてみると、ネックの付け根付近でのR(曲率半径)は400mm~750mmというところらしい。ES175DのRがどれくらいなのかわからないので、一応400mmを目標に作ってみることにする。

弦押さえの長さが焼く80mmなので、400mmのRなら、中央で約1mmほど凹ませなければならない。うまい形のヤスリがあればいいのだが、そういうのは持っていないのでナイフで削り出すことにする。

R300で、こういう形のものを削り出した。ちょっと削りすぎて400mmというよりは300mmに近くなってしまったので、裏面を700mm程度の緩いRにしてみる。

両側を使えるように、ゴムひもも両側で使えるようにしてある。

Neckholder私のギターに装着してみると、ちょっと長い。Rは私のギターにはぴったりなんだけどなぁ。

4月12日追記:

Guitar175d弦押さえは無事に依頼主のところへ届いて、175Dに装着された写真がメールで届きました。シングル・ピックアップなんだなぁ。ビンテージなんだろうか?ブリッジも木製のようだ。

で、肝心の「Rは合いましたか?」ってまだ聞いてないんだった。


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