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2011年7月の10件の投稿

2011年7月31日 (日)

謎の物体に悩む

以前から何だろうか?と不思議に思っている物体Xがあるんです。その物体Xとは:

1)黒い長方形である。長さ1mくらい、幅15cm、厚さ7cmくらい。色はたいてい黒だ。
2)たいてい女性が持っている。あえていうと、中年以上の女性かもしれない。
3)同じものを持っている人が群れていることがある。
4)私がよく見たのは横浜駅のコンコースとか、そう言えば駅で見ることが多いかな?
5)たいてい、ケースに付いたストラップで肩から掛けている。

さてこれは何でしょう? 楽器かな?と思ったこともあったのだが、ひょっとすると大正琴?それにしちゃ長いな。で、なんとなく最初のイメージで「ブラザー編み機?」と口走って失笑をくらう。

で、今日、これを持った何人かを電車で発見したので、こっそり撮影してみた。ブレブレなのは仕方がない。この人が持っているのは高級なのか、黒地に金色の模様が付いている。

さてこれは一体なんでしょう? ご存じの方は教えていただけるとありがたい。

Nazo


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2011年7月26日 (火)

中国の高速鉄道事故で悩む

7月23日20時に起こった事故だから、もうたいていのことはわかっていて当然だと思うのだが、何しろ竹のカーテンの向こう側なので漏れ聞こえてくる声もくぐもってよくわからない。

とりあえず亡くなられた方々のご冥福を祈ろうではないか。

まず、事故がどこで起こったのか? これがよくわからない。(写真はクリックするとかなりでかくなります)
Chinacollisionlocation

浙江省温州市鹿城区ということなのだが、GoogleMapで探しても写真のように線路が2本並走している場所が見当たらない。事故のあった路線は2007年から営業していたはずなので、新しすぎてGoogleMapに載っていないということはないと思うんだけどなぁ。

この写真で見ると、撤去しやすい車両はすでに撤去されたあとだが、手前の線路はレールが撤去されている。車両を撤去するのにはレールが必要だと思うので、車両を撤去してから痛んだレールを交換するために撤去したのだろうか?

写真の一番手前に見える車両が乗り上げているように見えるので、追突したD301は手前から奥のほうへ向けて走っていたのだろう。中国の線路は左側通行なのだろうか?自動車は右側通行なのに? フランスもそうなっているからありえない話ではないが、なんだかよくわからない。

Chinacollisiond3115

この写真は危うく転落を免れた車両の反対側から撮られたもので、転落を免れた車両が画面の左上に見える。ということは最初の写真と比べると、この「ZY104600」という車両は落雷で停止していたD3115の最後尾の車両なのだろう。もう一枚の写真を見ると最後尾らしいことがはっきりわかる。

Chinacollisioncollision

しかしこのD3115はなんでこんなに汚いんだろう?燃えたのか? それにどうやらバーナーで溶断しようとしたらしい跡があるのだが、実際には穴をあけられていない。

事故が起こったのは23日の午後8時ごろとされている。まずD3115が落雷に伴う障害で停止し、25分後に広報からやってきたD301に追突された。

不思議の1)本来のダイヤでは追突したD301は実はD3115よりも先行しているはずだった。だから、D3115が落雷で停止しているという情報が存在していたとしても、D301は自分より後ろにいるはずの車両のことなんか気にしなかった、のかもしれない。
不思議の2)同じころ、もう一台の高速列車D3121が近辺で同じく落雷のために停車していた。幸い、こちらは反対車線であったし、後続の車両がいなかったので事故にはならなかった。もしもこのD3212が落雷のために停止することなく事故現場を事故後に通過しようとしたら三重事故になったかもしれないが、時刻表が読めなくてその当たりことはよくわからない。
不思議の3)この3本の列車の時刻表を重ねてみると何かわかるかもしれないと思ってやってみたのだが、まず駅名がわからないのと、上下線(おそらく上りとか下りという概念はないんだろうけど)で駅の名前が変わるのか、D301/3115とD3212とで停車駅の対応が取れない。D3115は各駅停車らしくて、D301が止まらない駅にも止まってるらしいことはわかるのだが、結局どの駅の近くで事故が起こったのかもよくわからない。ちなみに英文時刻表はここで見ることができる(D301D3115D3212)。中国名も併記してくれればいいのになぁ。路線図をたどればわかるのかもしれないけれども、ややこしくて手に負えなかったのだ。

事故当初、死傷者は死者11名、負傷者89名と報じられたが、その数はやがて増えていって死者43名までになったのだが、その後なぜか減って今では死者38名ということになっているらしい。
不思議の4)死者は35名ということで落ち着くはずだったという説がある。というのは、死者が36名以上になると党の幹部の首が飛ぶとかで、中国では「死者35名」というのが多いということなのだそうだ(本当かな?)。今回も35名という確定発表したあとで車両を解体しようとしたら子供の泣き声がして「幼児発見」ということになった。それだけなら不幸中の幸いということでめでたい話だったのだが、同時に遺体が何体か発見されたので死者数も増えてしまったということだ。
Chinacollisionchild2この子が「奇跡の生還」といわれた2歳8ヶ月の幼児。この写真は旅行の往路で撮られた写真で、父親のblogに掲載されたもの。この一家は旅行の帰りにこの事故にあい、両親はともに亡くなった。

幼児が発見されたのは車体を解体しようとしたときだった。車体はすでに「生体反応がない」ということで解体されようとしていたのだが、なぜこの幼児が生体反応検査で発見されなかったのか、という問いに対して鉄道当局は「生命の奇跡だ」と言い放った。

幼児は左足切断の可能性があると報じられたが、診断の結果その必要はないとされた。

不思議の5)中国の高速鉄道はチケットを買うときに実名制をとっている、切符を買うにも実名を名乗らねばならず、身分証明書が必要だというのだ。だから鉄道当局は乗車人数だけでなく、その氏名まで把握しているはずなのだが、いまだに死者名が公表されない。事故からもう3日経つというのに、行方不明者(数)というのも公表されないのだ。
不思議の6)事故が起こって1日も経たないうちに、追突したD301の先頭車両は埋められてしまった。すでにブラックボックス相当のものは回収済みだったということだが、要するに「邪魔だったから埋めた」というふうな理由付けで、これには中国人民の多くが疑問を呈している。当局も「国家機密だから埋めた」というふうなことをおっしゃるので「犬みたいな発想だな」という声もある。

落ちるのを免れた車両を「処理」するのにロープを使って引きずり落としたりするのを見ていると、この国は科学とか技術とかいうものをまったく信じていないんじゃないかという気がする。そんな国が核ミサイルを持っているんだから恐ろしい話だ。最近ロシアから建造中の空母を購入したらしいが、あのジャンプ台空母はどうなんだろうなぁ?アメリカの空母は蒸気式のカタパルトで艦載機を弾き飛ばすのだが、元がロシア製のこの空母は飛行機をジャンプさせるらしいぞ。

Chinacarieer

同日追記:
中国当局はいったん埋めた残骸をまた掘り起こしたそうだ。近くの駅まで運んで「調査」するのだそうだ。遺体が出てきたら大変なことになると思うが、まぁ何しろ竹のカーテンの向こうの話なので。

翌日追記:
昨日夜に死者名簿が発表されたが、28名だそうで。で、今日更に7名が発表された。やっぱり35名にこだわるのか?

翌々日追記:
D3115(追突されたほう)の運転士が「停止の指示を受けて停止していた」と乗客に発言していたとの報道。事情聴取の結果ではないらしい。そう言えば事故当日に「俺は何もしていない、俺は悪くない」とか言っているという報道があって、何言ってるんだろうと思ったがそういう裏があったか。

公式発表として「信号システムの誤動作」ということが言われているが、その前に2台が前後入れ替わったのはどうしてなんだ? ソッチの方が謎が深いと思うのだが。

さらに、「死者39名というのは少ないのではないか?」という声もあるようだ。乗客数がD3115に558名、D301に1072名(逆という説もあるが)ということなので、ともに16両編成だからD301の一両あたりには平均67名ほど乗っていることになる。その車両が2両落下、1両宙吊りなので、約200名が死傷というのは計算が合う、のかもしれない。追突されたD3115の最後尾車両にも死傷者は出ているだろうし。

7月29日追記:
「信号制御プログラムに重大な欠陥があった」とか。しかもそれは事故当日にわかっていたことだったらしい。

この件に関して、中国政府は「(御用新聞である)新華社の報道をコピーして報道しろ。独自取材は許さん。」という姓名を出していたのだが、さすがに今回は地方各社の新聞はその生命を無視して独自取材をどんどん発表した。これは政府の思惑とずいぶん違うことになって、ひょっとしたら中国政府の性格が変わるのかもしれない。

でも、まだ真相は闇の中。

8月23日追記:

その後、中国政府は言論弾圧を強めて、新聞各社に記事の削除を要請した。鉄道部の悪口はいいが、政府の悪口は許さん、ということだったようだ。記者たちは泣く泣く記事を削除したが、その鬱憤をツイッターで暴露した。

「調査は鏡張りにする」ということだったが、調査結果は9月になるんだそうで。今までのところ、信号システムに血管があったということだけがわかっているのだが、22日だったか、信号システムを開発した会社の会長が立会い試験だかなんだかの最中に心臓発作で亡くなってしまった。心臓に持病はなかったということだから、ストレスによる急性の心臓疾患ということなのだろうか。

8月に入って、中国鉄道部は以下のような手を打った。

・全体的に車両の速度を減速した。300km/hを250km/hに、250km/hを200km/hに。ただし、北京-上海間は300km/hのまま。
・ダイヤを見直し、高速で走る列車を減らした。
・北京-上海間を走っていたCRH380B(ドイツ系)をリコールし、川崎系のCRH380Aを展開した。

信号システムはてないしサれたはずだが、未だに手動で動いていたり、トラブルがこったりしているので、まだ根本的な改修がなされたというわけではなさそうだ。

9月25日追記:

9月中旬には事故調査報告を出すという話だったのだが、22日に以下のような発表があった。

「 これまでに調査チームは、分析会議、論証会議、検討会議などを200回あまり開き、1300部近くにのぼる資料を閲読し、300人近くの関係者から聞き取り調査を行い、専門的な調査報告をまとめ、200万字近くの文字資料を集めた。事故によって明らかになった問題を解決するために、鉄道部門は速やかに改善措置を講じ潜在的な危険要因を取り除いた。」

「これまでに多くの基礎的な仕事を進め、重要な基礎データと実験データを集めているが、技術や管理に関する多くの問題についてさらなる分析と検証を行わなければならない。そのため、最終報告をまとめるまでには、まだ時間がかかる。」

要するにヤル気がないというか、有耶無耶にしようとしているのか。とにかく当座のいいのがれとしか聞こえない。何がわかって何がわからないとか、もっと誠意のある報告を期待しているわけだが、これは期待する方が間違いなのか?列車が前後した理由くらい分かりそうなものだが。

11月23日追記:

以下引用。

>浙江省温州市内で7月23日発生し、死者40人を出した高速鉄道の追突・脱線事故で、事故調査専門家チームは9月末までに「事故調査報告」を提出していたことが分かった。王夢恕副チーム長が、最終提出期限とされていた11月20日になり明らかにした。事故原因について「人員と管理の問題だった」と説明した。

>これまで、事故の最大の原因は信号システムの問題とされていた。王副チーム長は、「信号技術や施設には問題なかったと言える。最大の問題は人員と管理の問題だった」と述べ、原因についての見方を完全に覆した。

>規則では、「死者30人以上/負傷者100人以上/経済損失1億元(約12億日本円)以上」のいずれかに該当する特別重大事故が発生すれば、60日以内に事故原因などについての「報告書」を作成せねばならない。「特殊な状況」があればさらに60日の延長が認められる。11月20日は、報告書提出の最終期限である120日目だった。

>規則によると、特別重大事故について、政府は報告書の提出を受けてから30日後に、意見表明をおこなわねばならない。「特殊な状況」の場合には30日の延長が認められている。王副チーム長が説明した「報告書は9月末までに提出」を基準にすれば、政府は11月29日までに意見表明をせねばならない。

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2011年7月24日 (日)

スマホ遊びで悩む

一日に何度も地図を見て客先を訪ねるような仕事ならば、スマホも大いに役に立つのだろうが、幸か不幸か私はそういう仕事ではないので、スマホは基本的に遊びにしか使っていない。最初から分かっていたことだが、私にとってはおもちゃなのである。

では、そのおもちゃ(Desire:X06HT-II)でどうやって遊んでいるのか? ということを尋ねられたので、それでは私のスマホライフをご紹介してみようか、と。

いちいち画面をお見せできるといいのだが、まぁできるだけ、ということでご紹介。

■有料アプリケーション
有料で購入したアプリを記録しておくことは、私にとっても意味があることなので、まずはそこから。値段は覚えていないものが多い。

・iRealBook
まず最初に買ったアプリがこれだった。900円で600曲だったか600円で900曲だったか。スタンダード・ジャズのコード進行が登録されていて、しかも瞬時に転調できるので、セッションには欠かせないのであった。もともとiPhone用のアプリで、iPhoneバージョンではマイナスワンとしてバッキングを演奏してくれるのだが、Android版ではその機能はない。自分で曲を追加出来ればいいのだが、専用のWEBがあるにもかかわらず、なんだかうまくいかないのであった。

・加速度センサービュー
iRealBook以外に有料アプリを買うことはないと思っていたのだが、これは面白くて買ってしまった。これがなにかというと、その名のとおり加速度センサで、スマホが装備している加速度センサから読み出した値を数値化してグラフのように実時間で表示する。有料版では記録したデータをCSV形式で保存することができる。
Acceralate
ではこれで何をするのか、というと、バスに乗って3軸の加速度と方向の変化を記録し、それを積分計算することによって行動の軌跡を再現することができる。ついでに、というか、期待していなかったのだが、このアプリはGSPからの座標情報もCSVに1分ごとに落としてくれるので、役に立つといえば役に立つ。

本当は、車に積んで峠を攻めたりレース場を走ったりして操縦を記録して、どこで最大Gを出しているか、とかタイヤがグリップを失うのはどれくらいGがかかった時なのか、とかいうことを探ってみたいのであった。ま、そういう乱暴運転はやらないので、妄想みたいなものだが。

地震警報が鳴ったら、これを動かして地震を記録しようと思っているのだが、未だに成功していない。

・WiFi File Explorer Pro
これはWiFiでLANに接続したAndroidをWEBサーバーにして、Android内にあるファイルをPCへダウンロードするためのものである。有料版ではさらにPCからAndroidスマホへファイルをアップロードすることができる。なので買ってしまったが、いらなかったかもしれない。

・SpectralPro
これはスマホのマイクで拾った音を実時間でフーリエ解析して、周波数成分を時間軸に展開して表示するのだ。有料版では周波数軸を対数表示にできたり、周波数範囲を広くできたりするので買ってしまった。

これを使うと、例えばハーモニカの音が綺麗に倍音を出しているとか(周波数軸をリニア表示)、
Spectramlinear

複数の音階をその音程間隔のとおりに表示したり(周波数軸を対数表示)ということができる。
Spectramlog

興味ない人にはなんてことないのだろうが、私にはとても面白い。

・SECuRET LiveStream
これはまだ購入していないのだが、購入は時間の問題と思われる。これもWEBサーバとして働き、カメラから取り込んだ動画をPC上で見ることができる。つまりスマホをWEBカメラにするわけだ。無料版では白黒なので、それでいいといえばそれでもいいので、有料版にするのを少しだけためらっている。

・Band-In-A-Box
Band-In-A-Boxをリモートから使うためのソフトだが、99円だったから買ったという、あんまり思い入れのないアプリ。

□無料アプリ
なにしろ組み込んだアプリが全部で100近くあって、そのほとんどが無料バージョンだ。だいたい、こんなふうに無料のソフトを組み込んじゃ削除していることが、そもそも遊びなのだと思うくらいだ。

なので、ここでは無料アプリをいくつかのグループに分けて紹介する。

・音楽関係
メトロノームとか、自動採譜ソフトとか、チューナーとか、キーボードとか、ギター・シミュレータとかテルミンとかボイスレコーダーとか。音系としては周波数を指定しての音の発生。

・ゲーム
ゲームやるなら飛行機系か潜水艦系と決めている。飛行機ではAirAttackという、飛んでくる飛行機をバンバン撃ち落とすヤツ。うまくグレードアップできると気持よくたくさんの敵機を撃ち落せて気持ちいい。もうひとつはまったのがAirCOんtろlという、空港の管制官となって飛行機を滑走路に誘導するもの。潜水艦モノはあんまり面白いものがなくて、ソナー(音響探知機)で敵を探ってどうのこうのっていうゲームはないものだろうか。

他には落ち物系っていうのか、バブルポッパーとかJewelsとか。不定形の紙を等面積に切り分けるSliceItというのも面白い。数独やフリーセル、麻雀も入れてあるがあんまり遊ばないな。

・ユーティリティ
先般ちょこっと紹介したことがある無線LANの電波をモニタするものとか、本体メモリのアプリケーションをSDメモリに移動するものとか、FTPクライアント(AndFTP)とかFTPサーバ(SwiFTP)とかTelnetとか圧縮用のAndroZIPとか。

・画像系
お絵かき系のソフトを4種類ほど。さらにカメラを使って書類をスキャンしたかのように撮影するもの。つまり斜めから撮影して台形になったものを長方形に修正するわけだ。

・その他のツール
定規と分度器、立った位置からカメラで覗くと距離がわかる距離計。紙飛行機の作り方、Skypeも入れているが使ったことはない。DropBoxもPhotoShopExpressもあるが、あそうだそうだ、方程式を解ける電卓「handyCalc」ってのもあるぞ。ああ、最近ではあんまり見なくなったが手元にプラネタリウムということでGoogleSkyってのも。

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2011年7月23日 (土)

大韓航空機の着陸で悩む

Koreanair
7月21日午前中のことだが、大韓航空のA380機が成田空港に上の写真のようなかたちで着陸した。これを報道した日本のマスコミに対して、韓国のマスコミが「ちょっとこすっただけなのに大げさに報道した」と文句を付けている。大韓航空曰く「着陸時に風が激しく吹いたため、操縦士も気づかない間に機体が揺れ、(滑走路に)ややかすったようだ」と。

これだけ傾いて気がつかないかな?特に着陸の時って機体を水平に保つことを真剣に考えているはずだと思うのだが。

こういう姿勢で着陸すると、こすったエンジンも心配だが、右の主脚にも過大な荷重がかかったりしてないだろうか?

で、朝日新聞によると、この機体が仁川へ帰るために機体の点検をしているときに右エンジンにこすったあとを見つけ、詳細に点検したために1時間10分遅れた、ということだ。だからやっぱり、操縦士は気がついていなかったのか、あるいは気づいていても報告をしなかったのだ。

擦過痕があったのは一番右の第4エンジンの下に付いている「ドレインマスト」と呼ばれる部品。ちょっと擦ったくらいなら気が付かなくても問題ないし、報告しなくてもお咎めなしなのか。大韓航空は恐くて乗れないな。

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2011年7月20日 (水)

繁殖と進化で悩む

チャールズ・ダーウィンの進化論では「適者生存」ということが言われていて、これはつまりキリンの首が長いのは、高い場所にある樹の葉を食べられるようになった首の長い個体が環境に適応して生き残った、ということになる。

しかし、進化というものは何世代にもわたって実現されるものだから、単にある個体の首が短くて生き残れなかったとかいう話ではなくて、繁殖するときの配偶者の選び方によって進化の方向が変わるのではないのだろうか?

つまり、キリンのメスがオスを選ぶ判断基準が「首の長い人がいいわ」というものであれば話は整合するのだが、必ずしもそうでは無いようで、ちなみにキリンのオスは首を使って殴り合っての喧嘩の結果でメスを獲得する。首がポイントである、という点では整合しているのかもしれないが、なんだかすっきりしないな。

いきなり出したキリンの例があんまりよくなかったんだけど、動物の世界では求愛行動というのがごく普通に行われているのは皆様ご存知のとおりで、その求愛行動が進化に果たす役割というのが、はたして整合しているのだろうか?というのが今回の「お悩み」である。

つまり、鳥類で顕著なんだけれども、ダンスを踊ったり鳴き声を競ったりして、天敵に見つかったりしなんだろうか、と見ているこちらが心配になるくらい熱心に競いあうわけだが、鳥類には鳥類に都合があるようだ。

鳥類の繁殖行動は「交尾」というくらいで、文字通り尾を交わすわけだが、実際にそういう場面を見たことがなくてどういうものなんだろうなぁ? と思っていた。調べてみると、ほとんどの鳥類は他の類とは違って、え~とその、つまり凹凸の関係にはなっていなんだそうで、オスメスともに「交接孔」という孔を持っているだけなので、オスの意思だけで強引にどうこうすることができない。なので必ず両者の合意のもとに交接するのだそうだ。


Spiralpenisところが何事にも例外があるもので、鴨の一種ではこういう螺旋状のペニスをもっているのだそうで、これを受け止めるメスの膣はこの螺旋とは逆方向の螺旋となっていて、やはり両者の合意がないとスムーズな交接は行えないのだそうで、自分のDNAを残すのは厳しいものなのであります。

で、翻って我々人類ではどうなのか? つまり繁殖のための求愛行動とその選択肢はいったい人類をどういう方向に進化させるように出来ているのだろうか? 女性が男性を選ぶ方法、あるいは逆かもしれないけれども、それが次世代の資質を決めるのだとすると、例えば終戦直後の選択基準と、高度成長後の選択基準は変わってきただろうし、なんだかそのあたりが今の日本の不調の原因になっているような気がしてならない。

まぁそんな不調も、ひょっとしたらまたハングリーな次世代を生むやもしれず、(女子サッカーのナデシコみたいに)諦めることなく夢を持って前進していきましょうか。

翌日追記:

自分の書いたものを読んでみると、ちゃんとツッコミどころがあって、これhが「お悩み手帳」のご利益である。

考えてみると適者生存と配偶者を選ぶこととは関係がないように思う。配偶者を選ぶときに大事なことは子孫のバリエーションを増やすことであって、環境に沿った「適者生存」に整合した子孫を残すことはかえって良くない。

適者生存のために、環境に適合するような子孫を残すことは、環境の変化についていけなくなることを意味する。環境の変化に追従していくためには、子孫にバリエーションを作って、現在の環境には適合しないかもしれないけれども、環境が変化したときにはそこへ適合していけるような子孫を残さなくてはならない。

バリエーションのある子孫の中から、「適者生存」の原理に従って環境に適合した個体が生き残って次の世代を創りだしていくのだろう。

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2011年7月15日 (金)

コベントガーデンで悩む

10年ほど前は仕事でロンドンによく行った。仕事の合間に役得としていろいろ見て回ったり写真撮ったりしたのだが、ベーカー街10番地のシャーロック・ホームズの下宿も、アビーロードのビートルズの横断歩道もカムデンタウンもそれぞれに思い出深いところだったのだが、一番印象に残ったのはコベントガーデンだった。

というのは、オードリー・ヘプバーンの「マイ・フェア・レディ」でヘプバーンが最初に現れるシーンがコベントガーデンだ、というのがずっと頭にあって、ここにはぜひとも行ってみたいものだと思っていたからだ。

実は「マイ・フェア・レディ」を映画館で見たことはない。この物語に出会ったのは大学の英語の授業でだった。不思議なことに一般教養の英語の授業を音楽室で行うというので、なんだろーなー?と思いつつ出席してみると、この先生が「マイ・フェア・レディ」大好きで、そのサウンドトラックを英語の教材にしていた、という今から考えれば大変楽しい授業だったわけだが、その授業を私はサボり倒してしまったわけで、で、単位を取るには物語の感想文を書かないといけないということになって、あわててテキストを読んで「あああっ、こんなに面白い話だったのかっ」と思ってもあとの祭りで、単位はとれたものの、手元にはそのテキストだけが残ったわけだ。今でもどこかにあると思うんだけどなぁ。

で、初めてのDVDプレーヤーを買ったときにまっさきに買ったDVDがこの「マイ・フェア・レディ」だった。映画のDVDなんてそう何度も見るもんじゃないと思うけど、これはなんども見た。そのおかげで「コベントガーデン」というのが頭の何処かに黒々と焼き付いているのだと思う。

この写真は映画「マイ・フェア・レディ」から、なんだか暗い画調だが、まぁ当時はこんなものだったんだろうなぁ。
Coventgarden

で、10年前に行ってみたコベントガーデンはもうちょっと明るい感じではあったが、元々ロンドンって曇り空の多い、暗い街だし、まぁだいたいこんなものだったが、丸い柱なんかを見て、ああここがコベントガーデンなんだなぁ、と感慨にふけったりした。

当時でもコベントガーデンの周辺(建物の周りが広場のようになっている)ではアマチュアらしき人たちがストリートライブみたいなことをやっていてギター弾きながら歌ったり、ギターだけのインストだったり、中国人らしい人が胡弓を弾いていたりしていて、その中国人とは話をしてみたりしたのだった。何の話をしたのかはわすれたが、CDを売っていたので、おそらくそれで生計を立てているのだろうと思った。

で、今年のGWにロンドンへ行ったときにも、またしてもこのコベントガーデンヘ行ってみたわけだが、建物の周りを降るりと回ると、ちょうど建物の四隅にに当たるところでそれぞれお互いのじゃまにならないようにアンプを持ち込んでライブをやっていたりする。どういう取り決めになっているのかは知らないが、順序が決まっているのだろうか? そこで食事をしていると、なんと胡弓が聞こえてきた。10年前の胡弓のメロディは覚えていないが、レストランのウェイターが胡弓のメロディに合わせてハミングしていたので、けっこう定期的に演奏しているようだ。10年前と同じ人だったのかもしれない。確かめはしなかったけれども。

話としてはここでやめとけばいいんだけれども、色々と思い出したりしたので脱線すると、オードリー・ヘプバーンはその後もご存知のとおり映画界で大活躍するのだが、最後に出演した映画がスピルバーグのプロデュース(監督じゃなかったと思うんだが)による「ALWAYS」というホームドラマ的なものだったと思うが、これはまだ発見していないのだった。

で、映画としては「ALWAYS」が最後なのだが、ヘプバーンはその後「The Garden of The World」という企画物のDVDに出演していて、なんとたまたまそのDVDがうちにあるのだなぁ。世界各地の庭をヘプバーンが歩いて、味わって、解説したりとかいうDVDなのだが、日本でも京都のいくつかのお寺などを回って撮影したらしい。

ここでは苔寺でのヘプバーンを見ていただこう。
Hepburnkoredera

「マイ・フェア・レディ」についても、いろいろと脱線したいことはあるのだが、ひとつだけ。

これは映画の最後のほうでヒギンズ教授が「I've too accustomed to her face」のメロディをバックに、イライザが去ってしまった事を悲しむ、というシーンなのだが、このシーンで画面の左下で影が動くのがなんとも納得できない。この映画は映画会社ワーナー・ブラザーズのワーナーしが直接制作にあたったということで、「影のひとつにさえも気を配った」とメイキングえいぞうで語られているのに、この不信な影はいったい何であろうか?

Higins


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2011年7月 8日 (金)

無線LANをダブルにして悩む

家の中で、無線LANの電波が届きにくいところがあって、困っていたわけです。アンテナを同行するのは電波法違反になるので、放物面状の反射器をつけて電波感度を上げたりなんかしていたわけですが、これがいまいち決まらない。紙で作ったものだから、湿気を吸って変形したりとか、なんとか抜本的なことをやらないと利用者の不興をかってしまう。これはまずい。なんとかしなくちゃ。

なので、無線LANアクセスポイントをもう一つ増設してはどうだろうかと考えた。問題の部屋までケーブルを引くのは嫌だというが、途中までならなんとか隠しながら敷設できるので、その先あたりに新しいアクセスポイントを増設しようという魂胆だ。

で、こういう増設は中古に限る(のか?)ので、足繁く通うHardOffで物色してみると、Baffalloのがいろいろある中でCoregaのが一段と安かったのでそれに決定。2005年の製品だが、まぁ問題無いだろう。

で、普通の無線LANなら、ルータ接続で何の問題もないんだろうが、うちの場合は事情があってルータ接続ではまずい。ブリッジ接続にしないといけない。そういう設定を色々としなくちゃいけないのだが、なんだか「簡単設定」とかいうので何でもやらせようとするもんだから、さっぱりわからない。いきなりCDROMをつっこんで立ち上がってくるアプリケーションでああしろこうしろとかいうんだが、それは初めて無線LANを触る人にはいいんだろうが、ウチみたいな使われ方は想定外のようだ。

マニュアルをあちこち探って、結局192.168.1.1へブラウザでアクセスすればいいようだったので、常用していないPCを有線で接続してしまう。この時点でPCをもアクセスポイントも内のネットワークからは切り離してある。え?LAN側につなぐのか?それともWAN側でもいいのか?なんだかどっちでも動くなぁ。ルータが働いているからだな。

で、ルータ機能をオフにして、DHCPも殺して、既存のルータとアドレスがかぶらないようにアクセス用のアドレスを192.168.2.1にしたのだが、これが間違いのもとだった。ということにリセットしてから気がつく。

ルータなら当然IPアドレスを持っているわけだが、ブリッジだとIアドレス持っていないもんな。じゃぁどうやって設定を変えるんだ? さきほど設定した192.168.2.1にアクセスすればいいと思うんだがうまくいかない。DHCPは殺してあるからアクセス用のPCは当然アドレスを192.168.2.5あたりにして、サブネットはそのまま、でいいはずだろうと思うんだけどアクセス出来ない。PING打っても反応がない。

装置の初期化か? と思って装置裏面のリセット穴をつついてみるが、再起動はするものの、工場出荷時にまではいかないようだ。なので諦めて寝る。

で、Coregaのサポートに電話してみる。10数分待たされたあと担当者と話してみると、

・まず「その機種はサポートを終了しております。」が~ん。でも、一般論としてブリッジ接続のことを教えてもらうことにする。
・「初期化はリセットボタンの長押しです。ランプが点滅するまで長押ししてください。」ふむふむ。
・で、ブリッジ接続にするには?「DHCPとuPnPを殺してください。」ふむふむ。
・「この設定をやったあとは、WAN側のポートは使えなくなります。」ふむふむ。
・「この機種はルータ機能を完全には殺せないので、できれば既存のルータのアドレスを変えていただきたいのですが。」いやそれはできません。でもなんだか、WAN側を接続に使わなければいいみたいだった。
・「うまくいかなかったら・・・・・・・・、新しいのを買ってください。」正直やな。

で、家に帰って実践してみる。まず初期化はうまく行った。で、アドレスは192.168.1.111にした。ちなみにこのアドレスは既存のDHCPとはかぶらない。で、DHCPとuPnPを殺して、と。う~む。

PCをとこのアクセうポイントだけをつないでいて、PCをから192.168.1.1にpingを打ち続けているのだが、アドレスを192.168.1.111に変えたにも関わらず、192.168.1.1にpingが通っている。これはまずい、これでは既存のルータと同居できないではないか。こりゃHardOffに返品かな? 

しかし、まてよ、Coregaのサイトにファームウエアのupdateがあったなぁ。あれを試してみようか。

というわけで、PCをウチのネットワークにつないでファームウエアをダウンロードし、再度アクセスポイントにつないでファームウエアアップデート。そうすると、おお、192.168.1.1が消えた。これでネット内に同居できるぞ。

Wifiwaveというわけで、既存の無線LANルータから8mほど先にこのアクセスポイントを置き、ケーブルでつないでテストだテスト。ああ、そういえば無線LANのチャネルも変えたんだった。ファームウエアをアップデートしたら無線LANのチャネルも変えられるようになったので、6ch→8chとした。既存の方のルータは何故かchが変えられなかったので6chのままだ。

さて、そうすると問題の死角にあるPCをには俄然電波の入りが良くなった。よくなったのだが、うむう、なぜかIアドレスが取れなくてタイムアウトしてしまう。おかしいなぁ、ブリッジモードなのにDHCPさーばからIPがもらえないのだろうか?

ならば、DHCPの範囲外である192.168.1.63を手動にしてかつ固定アドレスで振ってしまう。よしよしこれでIPは設定できたぞ(電源再投入後)。MSのネットワークも見えるようになった。

しかし、いきなりGoogleヘアクセス失敗する。調べるとやはりDNSも貰っていない。何だこのブリッジは?仕方が無いので、プロバイダのDNSを直接設定してしまう。そのとkどフォルトゲートウエイを設定し忘れていたことにも気がつく。これがあったらDNSは設定しなくても良かったかもしれないな。

というわけで、インターネットも快適につながるし、これで当分文句は出ないだろう。お悩み解決!めでたしめでたし。

7月12日追記:絵がないと寂しいので、スマホでWifiの電波強度を表示させたものを掲載。緑のが以前からあるアクセスポイント、水色が新しいアクセスポイント。14dB位の差があるので、この差は大きい。

その他、中の文章も多少手直しした。

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Bob Jamesと話して悩む

Bobjamesmixiのコミュには入っておくもんだなぁ、と思った。たまたま入っていたBob Jamesのコミュで「Bobが明日横浜に」という書き込みがあったので、早速行ってみたわけだ。モーションブルー横浜、7月7日だ。

Bob Jamesのことは以前にも書いたことがあるのだが、ジャズという形式の音楽をちゃんとした商品として提供することができるミュージシャンだ。ジャズという音楽はともすれば自己満足的なものになりがちだが、そういう陥穽に陥ることなく、しかもジャズとしての質を落とすことなくちゃんとした作品あるいは商品としてまとめ上げるのだ。

そういうBob Jamesの音楽は、スタジオで録音したものしか知らなかったので、ライブで鑑賞できるのは得難い経験だ。

今回のユニットはピアノトリオで、ドラムはCDでも共演していた、ええと今ちょっとわからないのだが中近東の人、ベースは6弦エレベを弾く若いアジア人。演奏はやはりセッションのような自由奔放なものではなく、全部ではないのだろうが少なくとも部分的にはスコアがあるのだろうと思わせる構成だ。自由な部分は思い切り自由にやっているようにも見えるが、決め所はきちっと決める感じ。メロディのこの部分はベースに任せた、というジェスチャーでピアノは2小節ほどお休みしたりもする。

曲目は、覚えている限りでは

・ホレス・シルバーのブルース(名前は聞き逃した)
・Down Town
・Nardis
・The night has a thousand eyes
・マイルス・アヘッド?
・I'm glad to be with you
・Joy Ride
・アンコールは曲名分からず。

という感じ。「The night has a thousand eyes」の曲目紹介で「The night has a thousand days」と言ってしまうなどのお茶目もあり、MCは短めだったが分かりやすい英語だった。Nardisの紹介の時に「私(Bob)の最初のアルバム:Bald Consceptionにもいれた曲で・・・」というくだりがあって、ちょうど前の晩にこのLPを探していたのだが見つからなくて持っていくのを断念したのだった。

その代わりに、公式には彼の最初のアルバムということになっている「ONE」を持っていってそのジャケットにサインしてもらった。WIKIには先述のBald Conceptionは記載されていないのだ。

Bobautograph

「日付もいれてくださいね」と頼むと「July, 7 2011」と書いて隣に「Tanabata」と書いてくれた。「日本ではこう言うんだろ?」とおっしゃるので「Yes! You know Well!」などあったりして。

で、この「ONE」の中には大変気になる曲があって、これも以前に紹介したが「Feel Like Making Love」である。このイントロは素晴らしいので、ここでももう一度聞いていただこう。

このイントロのコード進行を採譜したことも以前に書いた。今回はその採譜したものをなんとご本人に添削していただこうという趣向である。

「ONE」はダブルのジャケットなので、そのジャケットをひらくとハラリと譜面が落ちるという仕掛けだ。その譜面を見てBobは「ちょっと修正させてもらっていいかな」「どーぞどーぞ」という結果がこれだ。

Feellikecorrected

「40年も前のアレンジをよく覚えていますね?」と聞いてみたら、「このイントロのことはあちこちで聞かれるんだよ」とおっしゃっておられました。う~ん、二つ目のコードはDb7b5なのか。なんでDbだと分からなかったんだろう?

 

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2011年7月 4日 (月)

ボーカロイドで悩む

ボーカロイドはつまりボーカル・アンドロイドで、ってことは歌うロボットなのだ。

ロボットと言ってもパソコンの中に棲むロボットだから、つまりはパソコンのソフトウェアなわけで、MIDIは符号化された譜面をインストメンタルな音楽という形で再生できるのだが、ボーカロイドはそれに加えて符号化された歌詞とメロディを「歌」という形で再生することができる。

だから、ボーカロイドはお店で買ってきてちょいちょいと歌わせるというわけには行かない。MDIなら音符を音程と強さと長さで入力してやればいいのだが、歌はそれに加えて歌詞の音節ごとに強さと音程とタイミングを設定してやらないといけない。これはなかなか大変な作業だが、「ヲタク」と言われる人たちはこういうのの果敢に挑戦するわけだ。

私もオタクの端くれなので、ボーカロイドの第一弾「初音ミク」が出たときにはおおいに心が動いたのだが、これはいくら時間があっても足りなさそうだと思ってぐっと我慢した。

そもそもボーカロイドは基盤となるMIDI系のソフトウェアの上にプラグインとしてインストールしなければならないので、操作性はそれぞれの基盤ソフトに依存するから、なかなか簡単にはいかないのだ。私の知り合いでも初音ミクに挑戦したものの志半ばで心折れて「弱音ハク」になってしまった人がいる。そうと知っていたらその初音ミクを引き取ったのだが、残念ながらその初音ミクはどこかへ売られて行ったらしい。

初音ミクが発売されたのは確か2007年だから、そろそろ安く出まわってもよさそうなものだが、未だに1万5千円くらいの価格をキープしているのは、さすがの商品力なのだろうなぁ。

オークションで安く出ていないかと、昨日もちょっと見ていたのだが、なんだか怪しい人がほかの高価格音楽ソフトと組み合わせて4980円という怪しい価格でオークションに出していて、曰く「商品はマニュアルのみです。ソフトはダウンロード出来るようにしますが、ユーザー登録はできませんので神経質な方はお避け下さい。」ということだったので、神経質な私は避けてしまった。

まぁ、あったらあったで楽しいのだろうけれども、まぁ当分はいらないや。

で、最近では米国トヨタがCMに初音ミクを抜擢したりして、なんかまた盛り上がっているらしい。Youtubeでも最近行われたらしいライブ・コンサート(!?)の模様を見ることができる。初音ミクは音だけでなくビジュアルという店でも素人参加でいろいろと作れるので、その動画をステージ上の半透明スクリーンに等身大に映写してライブコンサートができるのだ。

まず最初は「あたし(ボーカロイド)を買ってくれてありがとう」という歌「VOC@ROID」。

> 私があなたのもとに来た日を
> どうかどうか忘れないでほしいよ
> 私のこと見つめるあなたが嬉しそうだから
> ちょっぴり恥ずかしいけれど歌をうたうよ
>
> 言葉をくれたのなら、メロディと追いかけっこ
> でもなにか、なにか違う
> うまく歌えてない Ah
>
> パラメータいじり過ぎないで
> でも手抜きもイヤだよ
> アタックとかもうちょっと気を配って欲しいの
>
> ビブラートで誤魔化さないでよ
> そんな高音苦しいわ
> もっとちゃんと輝きたいのよ
> あなたの力量ってそんなモノ?
>
> 響かせてキレイなレガート
> 心揺さぶるフォルテ
> 一つ一つ作り上げて
> 命吹きこむから
>
> いつまでも一緒にいるよね
> どんな歌でも歌うから
> ずっとずっと忘れないでよね
> これからもずっと よろしくね

この歌詞はなかなかのもので、ヲタクの琴線に触れるものがあります。ボーカロイドの分際を良くわきまえているあたりも健気というか、なにかこう、引き込まれるものがある。

客席も大盛り上がりで、ライトペンっていうのか、初音ミクと言えばお約束になっている「ネギ」の形に細工したライトペンが痛々しい。

次は個人的な好みなので飛ばしてもらって結構なのだが、これもボーカロイドの気持ちを歌っているあたりが健気な「Electric Angel」

最後はどういう経緯でできた曲なのだかわからないのだが、「The Disappearance of Hatsune Miku:初音ミクの消滅」。極限まで音節を詰め込んでいる部分があって、何を歌っているのだかわからないが、最後のほうでは泣きそうになってしまった。

で、今朝の新聞によるとこのライブ・コンサートをアメリがでもやったんだそうで(7月2日、ロサンジェルス)、日本語の歌だったにもかかわらず、6000人が総立ちだったんだそうだ。

技術的なことを言うと、音声合成部分はヤマハが作ってボーカロイドメーカーに使用許可を出しているらしい。だから、各社から色々なボーカロイドが出ているが、やはり初音ミクが一番有名なんだろうなぁ。

技術的、といえばこの動画もすごいと思う。踊る体の動きはモーション・キャプチャと言って人間のモデルが踊るのをデジタル・データにするのだろうと思うが、髪の毛やネクタイの揺れを実に自然二再現しているのが素晴らしいと思う。一体どうやっているんだろうか? 時には髪の毛に手が触れて揺れたりもしているんだけど、そういうのもきっちり計算しているんだろうなぁ。すごいなぁ。


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2011年7月 2日 (土)

朝鮮半島の中華思想に悩む

面白がっていちゃいけないんだろうけれども、北朝鮮という国はなかなか一筋縄ではいかないというか、常識では思いつかないことをする、とかねがね思っていた。それはつまり日本人の常識は通用しない、ということなんだけど。

昨年は韓国の巡視船「天安」を爆沈させ、延坪島と砲撃するなどの無茶をしつつ、各国に食料の無償支援を要請したりする。

北朝鮮軍のジェット戦闘機が中国に墜落したのも昨年だったか。これは「故障による墜落」と言うことになっているが、パイロットが戦闘機で亡命を図ったのを北朝鮮軍がおそらくは遠隔操作で燃料カットかなにかの妨害工作をしたために墜落したのだと私は思っている。

そんな北朝鮮がまた意外性を見せてくれたのが2月の漁民漂流事件だった。韓国領に近い北朝鮮沿岸で漁をしていた漁民が風と潮に流されて韓国領に漂着してしまった。韓国は今ではそんなに無茶はしないので、これら31名の漁民を救助し、北朝鮮に送り返すつもりだった。

しかし、その31名のうちの4名が韓国に残りたいと言い出したので話がややこしくなる。韓国としてはある意味歓迎したのだが、それに対して北朝鮮は「31名全員を返せ。そうでなければ受け取らない。」というわけだ。

これにはある意味感心してしまった。よくまぁそれだけの嫌がらせを考えつくなぁ、と。韓国ではすでに残留希望の4名の名前まで発表しているから、この4名が送還されたら厳罰は必須である。韓国がそんな4名を返せないのが分かっていて、「その4名を返さないなら、全員を受け入れない。」というのは本当に嫌がらせ以外の何者でもない。結局は4面を残して27名を受け入れたのだから、本当に嫌がらせだったのだろう。

6月にも北朝鮮は「らしさ」をだしてくる。韓国が北朝鮮に秘密会議を提案し、実行したことを暴露したのだ。

韓国側にも焦りはあって、李明博大統領の任期があと2年を切ったので、なんとか対北朝鮮関連の成果を出したいが、天安爆沈と延坪島砲撃の件で北が頭を下げてくれなければ国民が納得しないし、かといって対北援助を止め続けていると、中国がどんどん存在感を出してくる。実際、中国は無償援助はしないものの、食料を大量に輸出していて(それでも全然足りていないのだが)、韓国が支援を絞っている意味は割と薄れてきているのだ。

そんな状況の中での秘密会談だったのだが、北朝鮮は「韓国が会談を乞うてきた」、「会談で現金を渡しで懐柔しようとした」というふうなコメントを付けて出席者名指しで秘密会談を暴露。つまり、この階段で何も得ることがないとわかったので嫌がらせにでたのだろう。

Mergekoreaそんな北朝鮮の考え方を理解するヒントがこの本にあった。文春新書086「韓国併合への道」呉善花著。

この著者は韓国生まれの韓国人だが日本に長く住んでいるらしい。内容は現在の韓国人が読むにはちょっと刺激が強すぎる感じがする。たぶんこの本も韓国では出版できないと判断して日本で出したのだろう。

メインテーマは日韓併合で、そこにいたるまでの過程を検証しているので、これをNHKの大河ドラマでやったら面白いだろうなぁ、とか思うのだが、まぁそれはいいとして、この本の前半で日韓併合までの経緯が書かれていて、その頃の朝鮮半島に関する解説が非常に興味深いのだ。

当時の朝鮮(まだ南北に分かれていない)は中華思想を信奉していて、それはつまり、世界の中心としての中国がまずあって、その周辺国はその中国に倣って政治を行う。この政治というのは、さらに周辺の「遅れている」国家を指導し、かつ搾取することが含まれている。

中華思想は極端な中央集権主義であって、周辺国家の謀反を未然に防ぐための仕掛けがたくさんある。具体的ンは周辺国同士が結束することを極端に恐れるので、監視を厳しくし、周辺国家がお互いに信頼関係結べないように仕向けるわけだ。

朝鮮半島ではこの中央集権を基本とした中華思想を、そのまま小さな朝鮮半島の中で施行したので、極端の上にも極端な中央集権国家が出来上がった。つまり国内においても中央集権、分割統治、地方はお互いに信頼しあわないようにする、ということだ。

その結果、「家族以外は信用できない」というのが朝鮮半島の気風である。従って、朝鮮半島における政争は、誰が正しいとか政治的理念ではなくて、例えば李一族と閔一族との抗争、足の引っ張り合い、という形を取ることになる。

これを未だに忠実に実行しているのが現在の北朝鮮である、と言えば、感じが分かっていただけるだろうか?

で、そんな中華思想に凝り固まっていた朝鮮からみると、日本は中華思想も知らない野蛮な国で、中華思想に従って指導してやらねばならないのだが、日本には中華思想が入っていないものだから、日本にそんな気持ちは全然ない。「なんで日本は我々に頭を下げない?」という不満が朝鮮の人々の頭には常にあるのだろう。

韓国も軍政から民主制に移行してまだ20年くらいしかたってないのだから、まだまだその中華思想はあちこちに残っているようで、野蛮な国である日本に逆に統治されてしまった、という憤りは未だに熱く燃えているようだ。

翌日追記:

朝鮮における中華思想にはちゃんと名前があって、小中華思想というらしい。

引用すると、

「小中華思想(しょうちゅうかしそう)とは朝鮮で唱えられた中華思想(華夷思想)の一変種であり、自らを「中国王朝(大中華)と並び立つもしくは次する文明国で、中華の一役をなすもの(小中華)」と見なそうとする文化的優越主義思想である。」

「しかしこういう考えは朝鮮のみで、古代中国での朝鮮の位置づけは日本や琉球王国よりもはるかに下とされており、国家としての認知すらされていなかった。」

ということだ。

具体的な例、というと・・・、まぁいいか。

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