スマホ買い増しに悩む(後編)
[前編のあらすじ]:一枚のUSIMを使いまわしてガラケー911SHとスマホX06HTで幸せなケータイ生活を送っていた私だったが、たまたま安くなっていた高機能アンドロイドスマホ「003SH」に気を惹かれどうやら古いUSIMでも使えそうだという目算のもとにオークションで003SHを手に入れてしまった。
003SHの主な機能はこんな具合である(クリックで拡大されます)。
さらに、ソフトバンクのページにはこんなことが書いてある(クリックで拡大されます)。
どうしてもUSIMを使えないときには、少なくともカメラと住所録くらいは使えるらしい、と。
さて、それで003SHがやってきたのは昨夜のことであった。疾る気持ちを抑えつつ911SHから取り出したUSIMを003SHに入れて電源を投入する。
いろいろ試してみたが、結局のところこうなってUSIMを認識しない。全く立ち上がらないのだ。ううむなんだこれは、話が(期待したのと)違うじゃないか。
日付が1月6日になっているが、これはオークションの出品者が購入したのが10月8日で、この写真を撮ったのが10月14日だということなのだろう。時刻は微妙に違っている。
ううむ、こりゃ参ったね。失敗か? 失敗しちゃったのか? 1万円余で文鎮買っちゃったか?転売できなくもないが、ううむのむ。
ソフトバクのサポートに電話して尋ねてみるが、とにかく公式には「0から始まる型番のスマホにはスマホ用のUSIMが必要です。」ということで、先述の+Dの記事からは古いUSIMでもパケット料金の上限が変わるだけで使えそうな雰囲気だったのだが、これは勝手読みしてしまったかな?
仕方が無いので、ショップへ持って行ってカメラと住所録だけでも使えるようにしてもらおうか。
…という時点で書いたのが「スマホ買い増しに悩む(前編)」だったわけだ。前編を書いたあと、セッションへ出かけるべくギターを担いでバッグに003SHを放り込んで駅前のソフトバンクショップへ出かけたわけだ。
都会のショップとは違って、田舎なので、iPhone4S目当ての客もそんなには多くなかった。まだ午前中だったので4人待ちという状況。それでも20分くらいは待ったかな。
順番が来たので、「オークションで買った003SHが古いUSIMで起動しない」と切りだすと「あ~、それはダメですね。我々も試しましたがダメでした。」とつれない返事。押しても引いてもダメ。なので最低限のお願いとして先述の「カメラと住所録だけでも使わせて」という話をしてみる。「ああ、その話は聞いたことがあります。」ということで、どこかへ電話してやり方を聞いている。
どうやらソフトバンクの端末管理システムらしいジニー(GINIE?)ヘアクセスしてどうこうとか言っているようだ。「その処理に20分くらいかかりますが大丈夫ですか?」 う~ん大丈夫じゃないけど、また並ぶの嫌だし、端末はあずかってくれないって言うし、時間を気にしつつお願いしてみる。
すると店の人は003SHの電池を外して個体番号のバーコードをスキャナで読み取り、「ああ、残債はゼロですね。」と確認したあとなにやらプリントアウトしている。個体番号と大きめのQRコードが印刷されている。そのQRコードを003SHで読み取らせて、何やら呪文を唱えるとあ~ら不思議、魔法が解けて003SHは美少女に、ではなくて使えるスマホになったらしい。
「使えるのはカメラと住所録だけですか?」と聞いてみると「いえ」とリストを見せてくれる。そこには「ワンセグ、Wifi、…など3G通信以外の機能」と書いてある。おお、じゃぁWifiでつないでブラウザとかマーケットとかirealBとかBAIBとか全部できるんじゃないか(3Gがダメだから屋内利用に限られるが)。これは嬉しい。一度ダメかと思っていただけに、ここまで回復してくれると大変に嬉しい。よく考えてみると嬉しさも中くらいなのだが、かなり気分が良くなった。
というわけで、セッションも事前の準備をなんにもしていなかった割にはまぁあんなものだろうという出来だったし、帰宅して003shで遊んでみる。おまけに付いている3D動画は昔のおもちゃによくあった縞状のプリズムで視角差から別の絵を見せるような、まぁそんなものかというくらいで、もともとそんなものに期待していなかったからいいのだ。自宅の無線LANにもサックりつながり、googleのアカウントも設定したので、マーケット購入済みのアプリケーションも問題なくインストールできる。
っていうか、ソフトウェアのアップデートをしなくちゃいけないんだよなぁ、と思ってアクセスしたシャープのサイトがこちらだ。ほらねちゃんと動いてるでしょ。
BlueToothもOKなので、ワンセグ見ながら、音はBlueToothで聞ける。これはいいぞ。
でも、電話ができないんだなぁ(大笑い)。Skypeでもいれとくか。
翌日追記:
Wifiでバリバリ使えるので、要するにAndroid版のiPod touchみたいなことになっているわけだが、OSをAndroid2.3へアップグレードしようとして壁に突き当たってしまった。Android2.3へのアップグレードはこの003SHをWifi経由でアップデートしないといけないのだが、Wifiアップデートができるのは003SHのBuild S1900からなのだ。私の入手した003SHはBuild S1400なのでそのままではダメで、S1900まで3G経由でアップデートしないといけない。
しかし、何度も書いているように私の003SHに限って3G通信ができないのだ。これは困った。
なので、再度ソフトバンクショップにお願いして見ることにする。仕事帰りに昨日も寄ったショップへ行き順番を待つと、幸いにも昨日003shを文鎮から救ってくれた店員さんが対応してくれることになったので、3Gでのアップデートをお願いしてみる。この機種の3Gアップデートにはパケット料金が発生しないことも確認済みである。すると快くOKして下さいまして、お店で持っているデモ用のスマホUSIMを貸していただけることになったわけだ。
S1400からS1900へのアップグレードはダウンロード→インストール→再立ち上げというサイクルを3回行わなければならない。1回のサイクルに15分弱かかるので、その間店員さんを束縛しては申し訳ないので、2回目からは一人でやらせてもらった。デモ用USIMを預っているので、店員さんの目の届く所で操作したが、やはりたっぷり30分かかった。Build番号はS1400→S1510→S1810→S1900というふうに上がっていった。
昨日の作業から今日のアップデートまで、私はショプに対してなんの身分証明もしていない。全くの匿名ユーザとしてここまでやらせてくれるのは、太っ腹というか、無防備と言うか。まぁ当たり前といえば当たり前なんだろうけど、某auなんかでは考えられないんじゃないだろうか。
で、帰宅してWifi経由でAndoid2.3へアップデート。これは1時間ほどかかるのだが、ちょうど先ほどそれが完了したところだ。Build番号はS4030になった。さて、またゼロから設定し直しなのかな? それはそれで楽しい。
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