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2011年11月19日 (土)

2011楽器フェアで悩む

2年おきに開催される楽器フェアに、確か3回連続で見に行っているような気がする。

今回の楽器フェアは規模縮小がやはり大きく感じられた。特に何で感じたかというと、前回楽しかったジャンク横丁みたいな一角が小さくなってしまったことかな。出展者の一覧とか調べれば何がどうとかもっとまともなことが言えるのだろうけれども、「なにか面白いことはないのか?」ということしか考えていない私みたいな人間にとっては、まぁそういう着眼点しかないわけで。

一般展示だけじゃなくて、小さな部屋とかステージではいろいろやっていたみたいだが、それらを事前に調べてチェックなんてするわけもなく、行き当たりいばったりにいろいろ見てきたわけだ。

そうそう、備忘録替わりに書いておくのだが、10数年ほど前の知り合いFK氏に偶然遭遇した。こちらは向こうを覚えていて、積もる話をしたかったのだが、向こうは私を忘れてしまったのか、それとも覚えていたが嫌がられたのか、ずいぶん冷たい対応だった。キーワードは「横浜VBN」というのだが、、ああ、もうこの話はどうでもいいや。

だから前回ほど写真はないと思うんだけど、どれから行こうかな。


まずはSUZUKIのブースで「BC」と刻印された12穴のずんぐりしたクロマティックが参考出品されていた。こっそり持ち上げてみると、重い振動感がある。年配の説明員の方に「これはバリトン・クロマティックのことですか?」と尋ねてみたら、「そんなところです。」とのこと。 写真が小さいとこの重厚さはわからないと思うので大きマの写真を載せてみた。
Suzukibc1
吹いてもいいよ、ということだったので吹かせてもらってびっくり。なんと16穴の製品よりもさらに1オクターブ低い音が出せる。おそらく最低音は65Hzだろう。覗き込むと低音部のリードに大きな重りがついている。リードの先半分以上が錘になっている感じだ。道理で持っただけで重低音を感じるわけだ。 写真も撮ってみたが、錘をうまく取れなかったので割愛。こんなのをちゃんと撮ろうと思ったら撮影助手が必要だ。

商品化の予定はないとのことだったが、低音好きの私としては大いに食指をそそられるものだった。

Voilafon1次はええと、なんだこりゃ?ベースか?

いやいや、これはViolafonといって、弓で弾くギターだ。考案したのは日本人で、ドイツの会社と一緒に開発して、企業化を模索しているらしい。おそらく私と話をしたのがその「堀慶史」さんだったのではないだろうか。

ネックのナット側に近い方にはフレットがあるが、ハイポジション側はフレットレスになっている。わざと奏しているというのだが、それだったらフレットレス部分はフレットと同じ高さまで高くしないといけないと思うのだが、その点を指摘すると「たしかにそうですね」とおっしゃっておられた。

こんなチャンスはまたとないので、順番待ちをして弾いてみた。調弦はギターと同じだから同じように、しかし単音あるいは複音(二音)でしか弾けないので、コードを引くのにもアルペジオっぽくなってしまう。弾く姿勢としては腰の部分の正面にビオラフォンを水平に持ち、弓で弾く部分を腰の右側に持ってきて、弓は足と平行に動かすような感じになる。でもそうすると、指板が下の方を向いてしまって指板が見えなくなるのと、指板と腕の位置関係
がなんだかしっくり来ない。

頑張って欲しいとは思うのだが、でもまぁ、自分で弾こうという気はいまいち。

音はここで聞けます→ http://violafon.com/

Foldedguitar1これはギタtリストの夢っていうか悪夢っていうか、「折りたためるギター」だ。

同じようなアイディアはこのblogでも昔紹介したことがあるが、今回は実用的と言うか本気で考えたフシがある。

どこいらへんが本気かというと、この接合部だ。接合部に鋼鉄ではなくて真鍮を使っているというのは、工作性と強度を天秤にかけて、上手いバランスがとれたということなんだと思う。

Foldedguitar2これがその接合部で、この写真は上下に開いたところ。一番上と下にロックピンがあって、ネックを伸ばしたときにはこのピンで止める。

いろいろなギターに取り付けられる、というのが売りのようで、アコースティックやエレキなどの色々なタイプのギターが展示されていた。

Silentguitar6こちらはサイレントギター。ギターの消音器である。カッコ悪いが、そんなことを言ってられない場合もあるだろうし、そんな時には役に立つのかもしれない。

ボディのボトムのあたりの丸いのが気になる所で、これで振動を逆位相で与えて音を小さくするのか? というとそうじゃなくて、これは単にアタッチメントで、消音してしまうと弾いている人にも聞こえないから、このアタッチメントで音を拾ってイヤフォンで聞きなさい、と。

Silentguitar3ブリッジあたりにある金属が気になるところだが、これは錘であって、サドルをがっちり咥えこんで弦の振動をボディに伝えないようにしている。ボディ一面に張られたゴムシートと相まって、ボディの鳴りは極限までに抑えこまれている。でも弦は自由なので、弦鳴りはやはり残るわけだ。

サドルを咥えこんでいるところの写真を撮ってみたが、うまく写ってない。でも悔しいから貼っておく。

Dualguitar1最後にもってきたこの妙ちくりんなギターはデュアル・ギター、というのかどうかは知らないのだが、2本のギターが一体になっており、それら2本が裏表の関係になっているのが目新しい。誰がこんな事考えたんだろう? で、どうやって弾くんだ? ストラップをつけることはできないようなので、きっと膝の上で弾いて、よっこらしょと裏返すんだと思う。

Dualguitar2ちなみに裏はナイロン弦ギターになっている。う~む、どう考えても欲しくないギターだなぁ。このギターは一般展示場じゃなくて、KORGが2階の部屋で行なっていたプライベート展示上で見つけたもの。ほかにもポジションマークがLEDで光るベースとかあって、写真も撮ったが全然面白くないので割愛。

11月30日追記:

こんなのがあるんだそうだ。「折りたためるウクレレ」

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コメント

楽器フェアってこんなマニアックなフェアだったんですね。とっても興味あります。

投稿: sonia | 2011年11月20日 (日) 16時42分

もちろん普通の楽器の展示が大多数なんですよ。マニアックな視点から見れば、何でもマニアックに見えるんです。

投稿: Picks-Clicks | 2011年11月20日 (日) 19時56分

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