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2011年12月21日 (水)

インドのおみやげに悩む

仕事で海外には何度も行ったけれども、中国とインドだけは行かずに済むかな?と思っていたら、降って湧いたようにインド出張だった。インドが確か13カ国目になるのかな。

 

仕事はさておき(置くのかよっ!)、インドではいくつか楽しみにしていたことがあった。

 

・映画館で、熱狂する観客を観察すること。
・民族楽器をなにか買うこと。

 

あ、2つだけか?まぁいいや。インドでは映画産業が大盛況ということで、映画館では観客が泣き笑い踊るということだったので、映画の内容はわからなくとも、とにかくそんな中でそういう空間を体験したいものだと思っていた。チケットを買うとか、お釣りをもらうとか、そんなことはなんとでもなると思ったので。

 

でも、残念ながらこれはかなわなかった。探せば映画館もあったはずだが、夕食が終わるとすでに現地時間で9時過ぎだったりするので、それから夜の街へ出て行くのはちょっと億劫だったりするし、夜の街はなんとなく怖いからねぇ。でも2kmほどの散歩を一度だけやってみたけど。

 

映画を観ることは出来なかったが、TVでは面白いものを見た。インド製のミュージック・ビデオというのか、つまりPV(Promotion Video)なのだが、これがとても面白いと言うか、カッコイイのだ。音楽はアメリカでの流行りっぽいドラムンベースみたいなやつで、それに合わせて踊る踊る。この踊りがすばらしい。

 

インドの踊りについては、「踊るマハラジャ」から一目置いていて、なんつーかあの狂ったように全力で踊るあのエネルギーは一体どこから来るんだろうか、とか、やはり伝統からほとばしりでるようなあの高揚感というのはぜひ生で体験したかったものだったのだが、そういう歓楽街には全く足を向けなかったのが惜しまれる。

 

伝統的な踊りというのは、その動きの一つ一つに何やら必然性があって、それは故事に由来していたりとか、何かの形を模していたりとか、形にそれぞれ意味があるゆえに踊り手がその形や動きに対して確信を持っていて、そのためにその背景を知らなくても説得力を持つのだと思う。これはアフリカンダンスなんかにも共通することで、最近の日本や韓国のミュージックシーンの奇をてらったようなダンスとは一線を引くものだと思う。

 

安室奈美恵が5人グループとしてデビューした頃(あとの4人はその後「MAX」となった)、彼女たちは空手の型を倣って、それを振り付けに生かしていたということだったが、そういうのは全く正解だっ、と強く同意する。私は今でもMAX好きだよ。もうあんまりTVに出なくて寂しいなぁ。

 

そんなわけなので、Bangaloreの空港でDVD売り場を見つけたときは嬉しかった。ひょっとしたらそんな音楽DVDを買えるかもしれないと思ったから。しかし、TVでみただけの楽曲を覚えているわけもなく、それよりもだいたい音楽DVDなんか売っていなかった。やはりそういう買い物は街なかでやらないといけなかったのだ。街なかにもちょっと行ってみたのだが、現地の人が連れていってくれたミュージックショップはあいにく閉まっていて何も買えなかったのだ。

 

でも、「踊るマハラジャ」みたいに、ミュージカル仕立てでダンスシーン満載の映画DVDもあるかもしれないと思って空港で映画DVDを何枚か買ってみた。DVDを買うにあたってはNTSC方式ということと、Regionコードが全世界ということを確認した。
Boliwood

 

黒っぽいパッケージのDVDが1枚なんと199ルピーである。1ルピーは1.67円なので日本円で300円強というところ。ピンクのは149ルピー、ちょっと小さいパッケージのはVIDEO-CD(2枚組)で、これは69ルピーだった。締めて815ルピーってことは1300円くらいか。

 

で、どんな映画なのかというと、恋愛物とか宗教っぽいものとか「母なるガンジス」みたいなものとか、内容はよくわからないんだけれども、とにかくDVDのメニューに「SONGS」というのがあるので、ここから見ていくと映画の中の劇中音楽をもれなく見ることができる。たいてい踊り付きだが、全部が全部期待通りの「踊り狂う」というものでもない。

 

動画をお見せしたいのだが、Youtubeでもまだこういうのは見つけられていないので静止画でみていただこう。

 

まずは欧米や日本では考えられない振り付けということで「首吊りダンス」。
Indiamovie

 

あとは儀式らしいのだが、よく分からない群舞。全力で踊るよ。ソロの踊りでもおもしろいものはあるのだが、こうやって団体でワッセワッセと踊るのは見ているだけでも楽しい。

 

Indiandance1

 

画像のブレ具合からそのエネルギーを感じ取っていただけたらなぁ、と思う。
Indiandance2

 

このシーンで流れる音楽はこんな感じだ。この高揚感は、ダンスを動画で見ていないと伝わらないかも。力強いリフレインにご注目。歌うのも全力という感じだ。
「IndianDancemusic.mp3」をダウンロード

 

インドの映画音楽というと、あの頭のてっぺんから声を出すような歌声を連想する方も多いと思うが、そういうのもちゃんとあって、こんなのが。

 

「IndiaSong.mp3」をダウンロード

 

映画の中で歌う女性がことごとくこんな声なので、なにか特別な訓練でもするのかと思ったが、調べてみると、こういう歌は専門の歌手がいらっしゃるんだそうで、その歌を予め録音しておき、映画のシーンではそれに口パクで合わせるんだとか。

 

メロディはなんだか沖縄メロディを思わせるものがあるのだが、音を拾ってみるとペンタトニックスケールに9thが入ったような感じで、Amペンタだとすると9thのB音やたまにF音も入っていたりするので、これは単にイオニアン?それともエオリアン?

 

さて、2曲ご紹介した中で「テケテンテケテン」と鳴っていたのがタブラという打楽器で、これを買えたら嬉しいかなと思っていて「100ドルくらいでないかな?」と現地の人に聞くとあるだろうということだったのだが、結局これも店をみつけられず、空港にも売店はなかったのだったが、道端で売りつけられそうになったりはした。買っても良かったのだが、値下げ交渉とか面倒だったし、見るからにいい加減な作りのタイコだったので断ってしまった。きっと安かっただろうなぁ、と思うと買えばよかったかもと思ってしまうので、そこは大人になってそんなものは不要なのだ、ということにしておこう。

 

で、自分へのお土産にはDVDなどを買ったわけだが、それだけでは済まないのが海外旅行なので、あ、旅行じゃないんだったが。まぁとにかくインドのおみやげとしてはこれはかなり受けが良かったのでご紹介。

 

モノはなにかというと、絹のマフラーというのかストールというのか(違いがわかってない)と、カシミヤのやはりストールというのか中尾彬のネジリンボウみたいなもの。それぞれ2000円から3000円相当なので、もっと買ってくればよかったかな。

 

Indiacloth

 

12月24日追記:

 

インドのダンス付き音楽と映画をYoutubeで探してみた。

 

まずは私がTVで見たような音楽PV。これそのものではないけれどもこんな感じってことで。

 

 

でもこういうのも好きです。

 

 

一方、私がこの投稿で紹介した映画は「Satyam Shivam Sundaram」というタイトルなのだが、このタイトルで検索すると幾つかの動画が引っかかってきて、その中には先に歌声だけ紹介した動画があった。ただし、踊り狂うほうじゃないんだなぁ。残念ながら。

 

 

この女の子はオルガン奏者の娘ということになっていて父親の窮地を救うのだが、しかしこの子の踊りは今一つで、あの有名な「井森美幸のオーディション映像」を思わせるものがある。父親の演技がクサイとか、カメラワークがクサイとかいろいろと突っ込みどころがあるのだが、このあと、この子を不幸が襲う。まぁ、その話はまた別の機会に。

 

12月25日追記:

 

また別のDVDなんだけど、Yutubeで群舞シーンがあったのでご紹介。DVDを並べた写真の一番右端にある「Bobby」という映画から。私は3:30あたりからの群舞が好きだなぁ。

 

 

2020年10月6日追記:

あるところでインド映画の話が出ていたので追記する。

お土産として買った「RAM TERI GANGA MAILI」というDVDがあるのだが、全編ほぼ3時間という映画で言語はヒンズー語、字幕が英語で出るのが表示時間か短く、読み取れないので一時停止を繰り返しながら半分くらいまでは見たのだがそこで挫折してしまっていた。歌とダンスだけはしっかり見ていたのだが。

私が把握した物語は次のようなものだった。

ガンジス川の河口近くのコルカタ(カルカッタのこと?)の裕福な家に生まれた若い男が軽い気持ちでガンジス川源流への旅に出る。そこで現地の若い娘(GANGA:ガンガとはインドではガンジス川のことだが、ここでは娘の名前らしい)と一夜を共にする。彼は必ず戻ってくると言い残して帰宅するのだが、彼にはすでに家が決めた許嫁がおり、田舎娘と結婚したいと思っていると祖母に打ち明けると、祖母は仰天して死んでしまう(死なんでもええのに)。なので、彼は他の家族にも打ち明けられなくなってしまう。

いつまでも帰ってこない彼を待ちながら月日は流れ、GANGAは子供を出産する。出産した子供を抱いてGANGAはコルカタで一人旅立つ。(ここまでは字幕を頼りに見たが、あとは推測)苦しい生活の末彼女は踊り子となるのだが、ある日宴席で踊ることになる。その宴席とはなんとGANGAが待っていた彼の結婚式だった。その結婚式でのわが目を疑う展開が、いまやYoutubeでご覧になれます(字幕なし)。



このシーンの直前10分くらいがいろいろと面白そうなのだが、まだ字幕を解読できていないので。

 

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コメント

踊るマハラジャの男性も首にストールしてましたよね。
あの主役の男性は、インドでは「かっこいい」のか「おもろい」なのか…と私も「お悩み」しましたよ。

ダンスをジムで踊る私は、あのインドの踊り、かなり憧れてます。
ほんとエネルギッシュですよねー
盆踊りかあの踊りかと言われたら、迷わずインドの踊りを選びます(*'▽'*)♪

投稿: MIKI | 2011年12月23日 (金) 08時16分

「踊るマハラジャ」の主役はラジニカーントという人で、元はバスの運転手をしていたという異色の経歴を持った人です。あの映画が日本で大受けした話はインドでもよく知られているらしく、特にラジニカーントがBangalore出身だということで現地の人と盛り上がりました。印象としては「かっこいい」よりは「おもしろい」ではないかと思います。日本でいうと西田敏行でしょうか。

インドの踊りはYoutubeで「boliwood dance」でいろいろ出てきますが、それでも私が現地のTVで見たようなのはありませんね。「India pop music」とかいろいろ探してみます。


投稿: Picks Clicks | 2011年12月24日 (土) 11時16分

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