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2012年5月24日 (木)

皆既日食で悩む

Nisshoku2012900年ぶりとかいう皆既日食らしいのだが、あんまり興味はなかった。

ピンホールカメラみたいなのを作ってデジカメで撮るのも面白いかと思ったが、天気が悪いって言うし、そんな写真を撮っても別に自慢になるじゃなし。皆既なんだから暗くなるのかなぁ、くらいに思っていた。

案の定天気は悪かったが、雨までにはならなかった。家を出てしばらく歩いていると曇り空の向こうに太陽が見える。あれ?金環食じゃないか(裸眼で見ている)。

曇り空のお陰で、肉眼で直接見えるくらいのいい感じになっていたのだ。じゃぁ、ついでにケータイで撮ってみようか、と思って4,、5枚撮った中の一枚がこの写真だ。何しろレンズが広角だし、そもそもやはり太陽に向けて写真を撮ると、真っ白に潰れてしまっている。コントラストを調整してもどうにもならなかった。でもまぁ記念ということで掲載。

なんでも月と太陽の距離が400倍、それぞれの直径の比がこれまた偶然に400倍なのでこういう現象が起こるんだそうだが、その「偶然」っていうのはほんとかな?

なにか自然の摂理が働いてちょうどピッタリ月と太陽の大きさと距離との関係がぴったりおんなじになったってことは考えられないのだろうか?

とりあえず思いついた「ケプラーの法則」を調べてみたが、これは関係無いようだ。ニュートンの万有引力の公式と、遠心力の公式をひねくり回してみるが、こちらもあんまりいい値が出てこない。要するに月がどんな大きさであっても、地球との距離はその大きさにかかわらずどんな値にでもなり得る。距離と周期で公転周期が変わるくらいのものなのだ。つまらんなぁ。

でも、400倍:400倍というのが偶然なんてことはないと思う。その内にきっと誰かがこの謎をとくことであろう。

5月26日追記:

私が失敗した曇り空日食撮影だが、見事に成功した方もおられるようで。

Totaleclips

日食関係の写真としてはこんなのもあった。

Totaleclips2


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コメント

太陽系を見回すと、地球の月ってのは、衛星としては
母星に対し異例に大きいんですよね。ちょっと特殊な
例ですね。

で、今の地球と月の距離は、これも「たまたま」なん
ですね。潮汐力による摩擦の影響で徐々に月は地球から
遠ざかっていきます、ですからいつの日か皆既食はなく
なり、金環食だけになり、そのうち「日面経過」と
呼ばれるようになりますね。
たまたまな事がいくつも重なり、あるときは金環食、
ある時は皆既食なんて面白いじゃありませんか。

投稿: ををつか | 2012年5月24日 (木) 09時54分

>潮汐力による摩擦の影響で徐々に月は地球から遠ざかっていきます

へ~。例えば10億年前には月と地球の距離はどれくらいだったんでしょうか?で、例えば月の見た目の直径が1割ほど小さくなるのは何年くらい先なのでしょうか?

投稿: Picks Clicks | 2012年5月24日 (木) 22時33分

http://www.ganshodo.co.jp/mag/moon/moon-a.html
に詳しい解説があります。
「月は1年に約3.8cmずつ遠ざかっている」そうです。

投稿: ををつか(をたくな講師) | 2012年5月24日 (木) 23時16分

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