粉末茶で悩む
3年ほど前、ひょんなことからこの「野口熊太郎茶園」の粉末茶を買った。45gで1050円だった。
こういうのは茶カスが出ないので、職場でお茶を飲むのに都合がいいのだ。45gを飲み切るのに2ヶ月ほどかかった。通販で4本買うと送料が無料になったりして。
で、その4本飲み切った頃に考えた。45gが1050円って高くないか? この入れ物はなかなかいい感じなので、詰替えすればもっと安く飲めるのではないか?
なので調べてみた。こういうのは粉茶というのだと思っていたのだが、粉茶というのはお茶ッパを作るときにできる破片を集めたものであって、私がほしいと思っているような、通常の茶葉を粉砕したものは粉末茶というらしい。そんなわけなので、通販で買える粉末茶を探してみた。
どんなのがいいんだかよくわからなかったのだが、水にでも溶けるという中尾園の粉末緑茶を選んでみた。80gで350円くらいだったかなぁ。容器に入れるのは一苦労だったが、メモ用紙を丸めて漏斗のようにして流し込んだ。
でも、実際に使ってみると、味はまぁこんなものだろうと思うが、なんというのか、粉が注ぎ辛いのだなぁ。熊太郎と比べると、粉の粒度のばらつきがあって、つまり熊太郎のは粉の粒のサイズが一定なのだが、中尾園のは粉が細かすぎたり荒かったりするので、ある時は荒い粉が口をふさぎ、ある時は細かい粉がパフっと出るだけだったりするのだ。
それを思うと、野口熊太郎の粉末茶というのはなかなかの品質だったのだなぁ、と思う。
その「パフっ」というのを写真に撮ろうとしたのだが、なかなかタイミングがうまく取れなくて、カップの内面の白さをバックに緑の煙を写しとったつもりなんだが。
というわけなので、やっぱり熊太郎をもう一度買ってみようか、それとも他の粉末茶をためしてみるのか悩み中。
2012年10月17日追記:たまたま通りかかったお茶屋さんで「粉末茶はありますか? 粉茶じゃなくて」と言って買ってみたのがこの「ほっと一息 いつでも茶」という横浜の「春芳茶園」というところの製品。
これがなかなか良い感じで、まず粉が細か過ぎないのでイイカンジでコップに注げる。味もまぁいいんじゃないでしょうか。
でもたしか値段が800円とちょっとお高いのだなぁ。
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コメント
自分ですり鉢でするのが一番です。
いろいと茶葉を選べますし。
投稿: Cello | 2012年8月29日 (水) 00時04分
緑茶が粉になってるのは,抹茶,粉茶,粉末茶と有るのですね,抹茶は製法が違うから別物か?Celloさんは自分で摺ると書いてるし,緑茶をすり鉢で摺ったら粉末茶?,臼で摺ったら抹茶?
投稿: ををつか(をたくな講師) | 2012年8月29日 (水) 08時17分
すり鉢っていうと、化学の実験で使うようなものでしょうね。それでもやはり均一に粉末化するのは難しそうです。
問題はおそらく保存容器で、今のところこの用途で熊太郎の容器に優るものはないんじゃないかと思います。しかしその反面粉末茶の均一性が求められるわけで、これは一度熊太郎を経験していただかないと納得していただけないだろうと思います。
一方、抹茶ですが、これは茶葉がそもそも違うのだそうです。摘み取る前の一月ほど太陽光を遮って育てるのだそうです。
投稿: PicksClicks | 2012年8月29日 (水) 18時19分
あの、不均一さが良いんですがねぇ・・・・・・
投稿: Cello | 2012年8月29日 (水) 21時03分
そりゃまぁ、ちゃんとした入れ物があって、ティースプーンや茶こしがあって、という環境ならば不均一さを味わうというのもアリなんでしょうけど、できるだけ洗い物をしたくない、容器から粉末茶を噴出させてお湯を注ぐだけでお茶を飲みたい、ってことなので。
投稿: Picks Clicks | 2012年8月30日 (木) 00時23分