映画で泣いて悩む
レ・ミゼラブルは小学生のころに読んだ。なんだか重苦しい話だなぁ、と思って、なんでこんなのが「子供名作全集」みたいなのに入っているんだろうか、と思ったものだった。
でも、「ジャンバルジャン」という名前は「銀の燭台」という単語とともに記憶に刻み込まれたので、それなりの感動は得ていたんだろうとは思う。
その後、ロンドンで「レ・ミゼラブル公演中」なんていう劇場があって(確かピカデリー・サーカスあたりだった)、こんなポスターが町中に貼られていた。なんで女の子なんだろうか?と思ったが特に深入りすることもなく見過ごしていたのだった。
こんなふうに、子供の頃に「世界の名作」とやらを子供向けアレンジで読んでいるので、実を言うとそういった「世界の名作」に対する私の理解は「子供向けレベル」であったりするのだ。これはちょっと恥ずかしいかもしれない。
そんなわけなので、ミュージカル映画となった「レ・ミゼラブル」は「え、そういう話でしたっけ?」という形での再発見になった。あの女の子も「コゼット」という名前だったのか。子供向け版では全く記憶に無いのだが。
で、ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」を見て、図らずもジワンときてしまった、という話なんだけれども、なんで自分が泣いているのかがどうにもわからない。これは一体誰のために流している涙なのだろうか?
年をとったせいかな、と思ったりもするが、こういうのは初めてじゃなくて、思い起こせば「フォレスト・ガンプ」でも同じようなことがあった。あれは何年前になるのかなぁ?
おそらく、潜在意識のどこかに潜んでいるなにかがそういった映画の中のイベントに共鳴するのだろう。「琴線に触れる」ってやつですか。
思うに、積もり積もった「人生の残渣」みたいなものがそういったイベントに共鳴するのであれば、歳を重ねるとともにしこたま溜まっているはずで、そうだとすれば「歳をとると涙もろくなる」というのもうなずける気がする(あ~ぁ、認めちゃったよ)。
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